朝早く起きてホテルの近くを散歩した。
すぐ近くには創建以来1300年余という温泉寺があった。
湯畑のある方まで木道を歩いていく。
すぐに特有の硫黄臭が立ち込めてくる
池の中にはカモやカイツブリなどが平気で泳いでいる。
蒸気の噴き出ているところまで行ってみる
たちまち 周囲は熱気と臭気に満たされた。
硫黄をたっぷり浴びた後は湯ノ湖畔へ
崩れかけた建物の隣にある鳥居は温泉神社のもの
少し下ると湯ノ湖のほとりに着く。
湯ノ湖の湖面は朝もやで覆われて、日の出直後のマジックタイムを演出していた。
空は昨夜の豪雨がまるでなかったかのように、風は凪いで朝もやが立ち込めている
靄の中一羽の鳥が湖畔の人々を睥睨しながら、ゆったりと飛んでいった。
空はやがて静かに晴れ渡り、靄も次第に消えていった。
アキアカネが頻りに飛び交う湿原の中を歩く
湖畔では早起きした人々が釣りを楽しんでいた。
ガスは晴れたかと思うと何時知れず濃さを増していく
再び濃くなった朝もやの中、陽が登っていく
帰りは奥日光休暇村のホテルの建物を見ながら帰った。道すがら聞く野鳥の啼き声は
満ち足りて無言になった我々を、祝福してくれているようだった。
この辺で。