梅で始まった春も、小下沢のハナネコノメ、城山のカタクリ、ソメイヨシノ、更には
野川の枝垂れ桜、奥多摩の一角に咲くイワウチワ、奥武蔵のアカヤシオ、そして
高尾山のタカオスミレとどんどんとステージが進んできた。
関東でもわずかに残されたギフチョウを訪ねたら、私的には今年の春の仕上げとなる。
この日は風もなく、晴れあがった絶好のギフチョウ日和の日。さっそく東京近郊の
里山の雰囲気の残る場所までやってきた。
ヒトリシズカが咲いている。
シュンランはやや終わり頃か
ヤブレガサも見られる
菫も数種咲いている。
これはキランソウ
木の花も少しずつ咲きだしていた。ウグイスカグラ
ミツバツツジ
ヤマツツジ
山に分け入ってすぐに、むき出しになった木の根に止まっているギフチョウを見つけた
ギフチョウの雌雄判別は私にとっては難しい。♂は毛深いとか、翅の先が
とがっているとかいうのだが、どうも見分けがつかない。
今年は春の進みが早いようで、4月上旬にしてはたくさんのギフチョウが飛び交っていた。
ほんとは飛んでいる写真や吸蜜している写真、交尾している写真などが
撮りたかったのだが……
この日はそんな幸運にはめぐり合うことが出来なかったが、
まぁ出会えたそれだけでもましというものだ。
数分飛び続け、縄張り争いを繰り広げ、疲れると枯葉の上で一休み
今年も元気に飛んでいる姿を見られたら、もう何も言うことがない。
短いがこの辺で。