節季も巡り巡って、2月4日は立春。とはいうものの寒さは
相変わらず。同じように相も変わらず、私は鳥見の日々を送って
いるのだが、今年はどこへ行っても鳥の入りが少なく、鳥影が薄い。
近所の公園で見かけるのはシジュウカラとヒヨドリ、ムクドリたち
お馴染みの面々。ならばと今回は早起きをして埼玉県北本市にある
北本自然観察公園まで足を延ばしてきた。
先々月以来の北本はどうだろう、少しは冬鳥たちも増えてほしいものだが……。
なお前回の記事はここに。
入り口で迎えてくれたジョウビタキ♀
早朝、寒々とした風景が広がる。前回工事中だった八つ橋も出来上がっていた。
今年は極端に少ないツグミもぽつぽつとではあるが見られるようになってきた。
地上ではアオジが夢中になって餌探しをしている
人から餌をもらったのか一羽だけ、随分と人なれした個体もいた。望遠レンズが
使えなくなる2mまでも寄らせてくれた。
茂みの中では久しぶりにシロハラの番に会えた。
もう一羽は水浴びをしている。
シロハラにしては警戒心が薄く、結構近寄らせてもらった。金色の
アイリングが何とも言えず愛らしい。
シロハラは雄雌の見分けが難しいという。♀には頬や喉に白斑が見られ
頭部は淡褐色とされる、としたらこれはは♀なのだろうか?
枝先にはカシラダカ
頭上を大きな図体のアオサギが飛んで行った。
一部結氷した高尾の池ではセグロセキレイが滑りながらよちよちと歩いている。
ベニマシコやルリビタキ、アリスイ、マヒワの目撃情報がセンターの
白板に寄せられていたので、期待して回ったのだが、ことごとく空振り。
今年は冬鳥が少ないと嘆いているが、単に私が不運なだけなんじゃ
ないかとほとほと嘆きたくなった。
それでもジョウビタキのかわいい♂♀に会えたのでまぁ良しとしようか。
後ろ姿、よく見ると羽の模様が眼状紋のようだと発見。
日当たりのよい枝先でまったり
エサを求めて地面に下りたのだが、空振りだったようだ。
途方に暮れた表情がいい。
標柱番号を記した杭の上にとまった。
こちらは少し離れたところにいた♀。
小首を傾げたしぐさが可愛い。
柵の杭の上に止まった。ジョウビタキのメスはアイリングが白色。
一瞬風が吹きすぎ、胸の毛が風にそばだった。
その後素早く地上に降りて、こちらはうまくエサを手に入れた。
いや嘴に入れたようだ。
再び枝先に戻って日向ぼっこ。
今日はこの辺で。