野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

冬の野鳥5

2018-02-20 10:19:00 | 散歩

 2月18日より節季は立春から雨水(うすい)に変わった。が、今年の寒気はしぶとく

春の陽気は当分拝めそうにない。去年はあれほど至る所で見かけたアトリは

今年はほとんどお目に架かれない。歳によっては群れでみられるマヒワやイカルも

街の公園では全く見られない。その代わり、今年はルリビタキやトラツグミを見かけ

ることが個人的には多いようだ。

 今日はそのトラツグミ。

 

 トラツグミは名前の通り、ツグミの仲間で体長30cmにもなり仲間では最大。鳩を

やや小ぶりにしたぐらいの大きさだ。

  黄褐色に黒の横斑の体色をしていて冬の枯草の多い地上では迷彩色となる。

 

 性格はとても用心深い。この個体は休む時は木の枝影を利用している。

 

 此方を見て警戒している

 

 警戒するときはガッガッと鳴くが、夜には口笛のような声でヒーヒョーと鳴く。その怪しげな

鳴き声はむかしは架空の生き物 鵺(ぬえ)の声とされていた。。

 

 数歩進んでは周囲の地面に虫を探し、その後は暫くじっと身動きしない。

 

 雌雄同色で区別はつかない

 

 この市街地の公園には番いでいるようだが、一緒にいる姿は見たことがない

 

 黒い円らな瞳には思わず惹かれる

 

 何か捕まえたのかな

 

 杭の後ろに隠れて

 

 すすっと登場。

 

 暫く撮っていたらシャッターの音を気にして、だいぶ警戒心が強くなってきた。

 そして睨みつけられた。

 ひとまず退散だ。

 

 別の日別の公園で。

この姿勢を低くして移動するのがトラツグミの習性。

 

 ミミズでも捕まえたのだろうか

 

 ちょっと柔軟体操

 

 見かけるのは殆ど地上で採餌しているとき。枝で休んでいるときは

なかなか見つからない。

 

 もう一種、ホオジロを。日本では留鳥で低地から山地まで生息し数は多い。

 

 大きな群れは作らず、番いや数羽の群れでいることが多い

 

 体長は16cmほど、スズメより一回り大きい。

 

 早春から囀り始める。その声は「一筆啓上仕り候」と聞きなされる。秋にも囀る。

 

 近くに来たモズを警戒したのか

 

 こちらがメス

 

 雪の窪みに潜り込んでいる。

 

 この辺で。


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