節季春分の第二候は「桜始開」-さくらはじめてひらくーなのだが、都心で開花宣言が
出たのは3月22日、それから寒い日が続き5日たってもうちの近くのソメイヨシノは
一向に咲こうとしない。例年なら一日ほどの遅れで咲きだすのに……。
久しぶりに板橋区赤塚にある赤塚植物園を訪ねた。
この日はやっと春が来たかと思わせる久しぶりの良い天気だった。
ハクモクレンが一斉に咲き出し春を謳っている。
路地ではカタクリも咲きだした。
これはトキワイカリソウ
最近は普通に見かけるようになったショカツサイ
余りに小さな花なのでほとんど気づかれないハコベの花も咲いている。
山道でよく見られるムラサキケマン。咲きたての今頃は意外と初々しい。
センボンヤリの花も咲きだしていた。
この独特な雰囲気の花はバイモ。ユリ科の花だ。
サトイモ科のムサシアブミもテンナンショウ属特有の危険な雰囲気を持つ花だ。
ナギイカダの花は図鑑で知ったのだが、小さな花なので初めは見つけるのに苦労した。
クサイチゴの花。実は大きく、食べてもうまい。
こちらもバラ科キイチゴ属のモミジイチゴで下向きに咲く。
サクラはまだ咲きだしていないが、木の花の数は随分と多くなってきた。
中国原産のリキュウバイ
キブシ
庭木でもよく見かけるユキヤナギ
春はタンポポに代表されるように黄色い花が多いように思う。これは
ダンコウバイ
こちらは似ているがクスノキ科クロモジ属のダンコウバイと違い、ミズキ科のサンシュユになる。
トサミズキやミツマタも黄色の花だ。
お終いは花ではないがコウヤボウキの果実。
この辺で。