野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

冬鳥9

2016-02-13 10:07:04 | 散歩

 今回は非常に近くまで寄ってくれたベニマシコの番。

 地面で何かごそごそしていると思ったらベニマシコだった。

 

 すでに警戒されている。

 この時はこれが精いっぱい。すぐに藪の中に入ってしまった。

 

 暫く行ったところで別の番に会った。身を潜めている積りだが透けて見えているのが、微笑ましい。

 

警戒はしているようだが、逃げずにいてくれた

 

 ベニマシコの♂。嘴の根元とお尻の部分が赤い。

 

こちらの仁王立ちしているのが♀のようだ。

 

 少し羽ばたいてもくれた。

 

上目づかいに

 

啄んでいるのは何かの新芽? それとも残された実なのか

 

 お尻も見せて貰った

 

それまで離れていた番が接近した。

 

右が♂、左が♀のようだ。

 

尾羽の外側が白く洒落ている。

 

 あまりじろじろ見るなよと言わんばかりの表情をされたので、今回はこの辺で。

 


冬鳥8

2016-02-10 06:00:51 | 散歩

  

  奥多摩の山では再び雪が降ったようで、ダム湖周辺には多くの冬鳥が訪れていた。

 

 ジョウビタキ♂。寒さの中、目いっぱい体を膨らませている。

 

少し離れたところにいたルリビタキ

 

 もう少し近寄ってくれるのを期待したのだが、森の奥へと入って行ってしまった。

 

 ウソも見かけた。

 

 若芽を頻りに啄んでいる。

 

 もう少し大きく撮ろうと近づいたら、たちまち警戒された。

 

アトリは今年初めて写真に撮れたのだが、地面から高い枝に飛び乗ったきりだった。

 

ちょっとすまし顔が可愛い。

 

 少し離れたところの仲間にジューイと呼びかけていた。

 

 今日は取り急ぎこの辺で。


多摩川上流部

2016-02-08 20:44:47 | ハイキング

 探鳥を兼ねたハイキングで多摩川の上流沿いを歩いた。

 

吊り橋の上から眺めた多摩川。この辺は惣岳渓谷という。川岸に残る雪と淵のエメラルドグリーンの対比がきれいだ。

 

 

 

 消え残った雪の中にジョウビタキ♂を見つけた。

 

 人の気配を察するとすぐに枝に飛び上がる。じっと待っていると地上に降り餌さがしを再び始めた。

 

 

 渓谷の終わりは東京の水瓶(なんとまあ古びた言い回しだ)小河内ダム。

 

 冠雪し水墨画のような佇まいの奥多摩の山々

 

 

  澄んだ冬空と周囲の雪景色を映しこんだ湖面が、ひっそりと煌めいている。

 

 ちょっとだけ冬鳥。湖を眺めながら昼食をとっているとき、近づいてきたヤマガラ。ずいぶんと人馴れしている奴だ。

 

杉の細い枝でバランスをとっている。

 

 

 木に嘴をこすり付けている

 

暫く餌を貰いたげに訴えていたが

 私は野生の生き物には餌を上げない主義なので、やがて諦めて飛んで行ってしまった。

 今日はこの辺で。

 


冬鳥7

2016-02-06 07:00:37 | 探鳥

 

 

 

    2月初め、標高400m位の奥多摩の山間地を歩いた。

 

日当たりのよい処では雪が消えているが、日陰ではまだ消えずに残っている。

 

 川沿いの急な斜面で、素早く動き回るカヤクグリの群れを見つけた。

 

 

 雀にも似るが頬の黒斑がない。それにしてもすばしっこい。今までも高山で見かけたことがあるが、写真で撮れたのは初めてで嬉しい。

 

 ポーズをとって羽ばたきまでしてくれた。

 

木の実を咥えて

 

小首を傾げて

 

 一見すると地味な鳥だが、よく見ると背中の羽の色も美しい

 

 

 雪を食べているのだろうか。

 

上を見上げて

 

軽くジャンプ

 

 おなかの色は灰褐色

 

見たときは数羽いたのだが、途中で番だけになり、最後はこの一羽だけ残った。

 カヤクグリ、こんなに近くで、じっくりと見られたのはとても幸運だった。

 今日はこの辺で。

 


払沢の滝

2016-02-04 18:39:22 | ハイキング

 新聞で結氷が報じられたので、払沢の滝を見に行ってきた。

滝は東京都檜原村にあり、日本の滝100選にも選ばれている。

 駐車場からは雪道を15分ほど歩く。係りの人が道の上に木くずや枯葉を置いてくれているので、そんなには滑らない。

 でも勿論うっかりは出来ない。

 

北秋川の支流の沢沿いに滝を目指す。対岸は冬景色そのものでなかなか風情がある。

 

 人も少なく思ったより早く着けた。滝口にいるのは10人ばかり。

 

 払沢の滝は4段の滝で合計で60mの落差をおちる。檜原村の観光協会では厳冬期

最大結氷の日を予想する「氷瀑クイズ」が行われる。

 

 

この日(一月末)は75%ぐらいで、2006年に全面結氷してから10年間もたっている。

一番近づいて撮ったのがこれ。

 

ついでにスローシャッターで流れの写真も。

 

 

この日の帰りはあきる野市の小峰公園にも寄った。

 

梅は咲き始めているが、寒さは厳しい。

 

 広場では幼稚園児たちが鬼ごっこ。

 

ウソに出会えればと思って寄ったのだがこの日は残念ながら外れ。

 代わりと言ってはなんだが、メジロさんに愛嬌を振りまいてもらおう。

 

 

 

 見ていると枝先で休んでは、何度も幹に取りついている。

 

どうやら幹を伝わる雪解け水をすすっているようだ。これは初めての光景だ。

 今日はこの辺で。