ヒトリ言。と、回顧録

些細な独り言。音楽と海外ドラマ好き。映画は時間があれば見たい。ブログは最近失速気味。

2014-07-16 01:29:58

2014年07月16日 01時29分58秒 | Music/Movie
◆グランドブタペストホテル
(The Grand Budapest Hotel)

レイフ・ファインズさんは可愛かった(笑)
映像も展開もマンガちっくで「映像」として面白かった。
出演陣も豪華で、その豪華さと彼らの漫画っぽい作り?(笑)も面白かった。

とりあえず・・・・
深いこと考えずに、この世界観を楽しめば良いんだよね????




パークランド(PARKLAND) *ストーリーに触れています。

個人的には好みの作りの映画だった。
ドキュメンタリーっぽく作られていた事と、この「損失」にどんな人が関わり、その人々がどんな事をしたのかを想像できる映画だった。

前半はその「渦中」にいるような撮り方で、目の前で起きているこの出来事を自分が撮影しているかのような感覚になる映像だった。
事件直後のシークレットサービスとFBIの方々の動き。
病院での場面・・・・
現場はこういう感じだったのだろう。と・・・・


普段の仕事でも、人には多かれ少なかれ「思い入れ」というものがあるのだろうと思う。
なるべく差別なく・・・と思ってはいても、ちょっとだけでも興味のある仕事。人間関係。などの微妙な気持ちで自分の中での仕事の向き合い方が違ってくる。
(それはあんたの人間性の問題。と言われてしまえばその通りかもしれないけど・・・(苦笑))
なので・・・制作サイドの「想い」が強く反映されているのかもしれない。ということも考えられる。
でも、とりあえずそういう部分は敢えて差し引いての感想。

この映画を観ていて感じたこと。
ケネディ氏の近いところにいたシークレット・サービスの方々が「任務としての大きな失敗」であることよりも、彼らにとって「大切な人を失った」という「喪失感」を感じたこと。
ケネディ氏の司法解剖を拒否し、少しでも早くワシントンに帰したい。
ケネディ氏から離れない。失いたくない。とでもいうかのように「棺」から離れなかった彼らの姿は、彼らシークレット・サービスが、「仕事」以前にジョン・F・ケネディという人を信頼し、いかに慕っていたのかがうかがえた場面だったように思う。
反対に・・・ジャクリーンさんの顔をあまり見せることなく、ほとんどが「俯いている」か「後ろ姿」を映し出している演出だったのが印象的だった。
気丈であったと同時に彼女の大きな悲しみを表現する為だったのか、その銃弾で彼女が「何者でもない一般人」になった。ということだったのか・・・


ケネディ氏のドキュメンタリーには高い割合で使用されている「その瞬間」を収めたフィルム。
そのフィルムをたまたま撮ってしまった方の衝撃と苦悩。

容疑者であるオズワルドさんの葬儀・・・・(大統領と同じ葬儀の日・・・)
葬儀を引き受けてくれる教会もなく・・・
霊柩車から棺を運ぶ者もなく、取材に来ていた数少ない記者たちに手伝いを頼んだ時のオズワルドさんのお兄さんの心境・・・
棺に1人で土をかけている姿・・・
その姿を見るにみかねて手伝った墓地のスタッフであろう黒人の方々・・・
人種差別撤廃に積極的だったケネディ氏を殺害したとされる容疑者の埋葬の手伝いをする。ということが彼らにとってどんな出来事だったのか。。
その中で、唯一葬儀を引き受けてくれた神父さんの言葉は印象に残るものだった。。


エンディングで主な方々のその後がテロップで流れた。
オズワルドさんのお兄さんは、結局・・・ダラスを離れることはなかったのですね。。
全てを受け入れ、受け止め、留まられたのですね。。
強い方だな。と思いました。。

見終わったあとに、「何を」という訳ではないけれど、ぼんやりと色々考えながら帰路に着いた。
テレビで放送されることがあったら、もう1回見ようと思う。


多くのアメリカ人の方にとって大きな損失となった日。
情報開示まであと25年。
開示は本当にされるのか。開示される情報は果たして事実なのか。
そんな憶測は続くのだろうなー。。。

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シークレット・サービスを演じていた人の中で、どこかで見たことがあるのに思い出せなかった人がいらっしゃった。ヤング・スーパーマンの方だったのですね。


この映画の海外ポスター(またはサントラのジャケット:添付のデザイン)
ポストカードかクリアファイルになっていたら買っていたかも。。。

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