ロイター板の日記 -CCV-

若人のみんな、俺を踏み台にしろ。
3流私大文系卒、40歳過ぎ商社勤務の窓際営業マンの雑記。

「ながい坂」 山本周五郎 

2006年02月16日 | 読書
他人が薦めていた本で気になっていたの図書館で借りた。
上下巻この2日間で一気に読みきってしまった。
かなり没頭できる作品で、個人的には逆に時間を忘れて読んでしまったのが痛い。。
引き込ませるだけ、十分な面白さだったと思う。
歴史小説でありながら、部分的には推理小説だったりもする。
ただ、読み手の自分が伏線と思っていた部分とか、重要と思ったキャラがその後展開でまったく無視されて話が完結しまい、軽いショックを受けた。これは俺だけだろうか?

さて、かんたんながらも内容をえぐって感想。
「仕事」ついて、向かい合って考えるシーンがたびたびあった。
現在無職の自分にとって、読むタイミングとしてぴったりであったと思う。
自分にとっての一生を賭ける仕事、考えなくては。

あとは、
・過去の情報をきちんと掌握し情報化しておくことで、今起こる出来事への対処法としていること。
・自分一人の判断では不足と考えたら、必ず相談するということ。
この2点は主人公の良い点でもあり、自分にも取り入れていきたい点でもあった。

他にもいろいろ考えさせられたがネタばれにもつながるんで。。

最後に、この本を読むと齢はとりたくねぇ、と思うぞ。

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