お客さんの中で、実母と同居するいわゆるサザエさん一家の形態のご家族がいらっしゃる。
私がこの地に来て9年。
お店を開店して以来のお付き合いのある家族。
お客さんとして来てくれるのは私の母と差ほど年齢さもないお母さん。
今、実母の介護をされている。
うちが店を始めた頃、このご家族も家を買って引っ越して来られた。
おばあちゃんは元気で、一人で来てくれていました。
何年前だったかなぁ・・・。
おばあちゃんに異変が訪れた。
あんたの店に来たら財布をなくす。あんた盗んだやろ。
と、私に言ったのだ。
失礼な話、高齢者介護の職についていたので、もしかして・・・って思った。
その後も
札入れが無くなった。
ここに置いていたカーディガンが無くなった・・・。あんたの店に来るたびに何かなくなるし、かなわんわ
余りに度重なったので、娘さんであるお母さんに話をしたんだ。
言いにくいけど、うちに来て財布を盗られたとか、札入れを無くしたとか最近頻繁に言われるし、ちょっと対応に困ってるねん。
すると、その表情が一気に変わった。
血圧も上がったのだろうなって分かるくらい顔色も変わった。
そして1時間後、おばあちゃんと一緒に店に来られた。
財布なんか盗られてないし、物も無くなってなやろ!謝って!!サッサと謝って!
って、おばあちゃんの頭を押さえつけてた。
認知症の始まり。初期症状の状態やったのね。
その後、改めてお母さんが謝罪に見えた。
ほんまに堪忍なぁ。気分悪い思いさせて・・・。奥さんじゃなかったらもっと酷くなってたわ。ほんまに堪忍なぁ。って。
その後、徘徊が始まった。2年前かな・・・子供たち保育園児やったから。
朝、娘と息子を保育園に送るとき裸足で歩くおばあちゃんを見かけた。
家に帰るように話したら家と違う方向へ進もうとした。
引越し前の家の記憶らしい・・・。
デイサービスに申し込まれ、サービス提供とともに益々徘徊が増えた。
たまたま通りかかった職員に保護されたこともあるらしい・・・。
今、ショートステイやデイを利用しつつお母さんは働きに出ている。
でも、実母の介護。
実母だからこそ歯痒い思いもしている。
実の娘だからこそ、甘えも出てしまう。
介護すると言葉では簡単だけど、認知症の程度・四肢の状態などでグッと介護が代わる。
ベッドから起こすのも一苦労。
痛い・痛い痛い痛い痛い・痛いやんか。殺す気か!あんたは鬼かぁ!!
こんな言葉をぶつけられる。
私も介護の時、入所者の人に浴びせられた言葉でもある。
さっき、お母さんが疲れ果てて来られた。
仕事ではなく介護で疲れるって・・・。
ショートステイに行ってくれる間が天国やって。
デイは夕方には戻る。
最近は夜中にトイレ誘導をするらしい。尿意もあやしい状態らしくて・・・。
うるさいな!!出えへんてゆうてるのに。この鬼娘!!
感謝の言葉が無く、罵られてばかりの介護。
さっきお母さんが言いました。
思わず、しばいたわ。。。もう、なんか。イーーーってなって。手を出したわ。
この言葉だけ見れば、介護経験の無い立場なら。
あんたは鬼かって感じたかも知れないけど。
このお母さんのジレンマは理解できる。
高齢化社会が進むにつれて、老老介護の状態も増える。
介護疲れで殺めてしまったという事例も実際に増えてる。
施設が利用できない経済状態の方もいる。
ボランティアなんかを利用したくても情報が掴めなかったり。
私も近い将来、介護をする立場に置かれるだろう。
そしてその先、介護を受ける立場になるかもしれない。
弟嫁だけに実の両親を介護させるわけには行かない。
だけど、義両親は発想が違う。
義妹に自分たちを見させるのはかわいそうだから私が見て当然という。
介護する立場。
周りの理解度によってもかなりの隔たりがあるかもしれない・・・・。
結婚して、認知症になったおばあちゃんを2人目の当たりにしている。
そして私の祖母もその一人である。
母も介護者の一人である。
私がこの地に来て9年。
お店を開店して以来のお付き合いのある家族。
お客さんとして来てくれるのは私の母と差ほど年齢さもないお母さん。
今、実母の介護をされている。
うちが店を始めた頃、このご家族も家を買って引っ越して来られた。
おばあちゃんは元気で、一人で来てくれていました。
何年前だったかなぁ・・・。
おばあちゃんに異変が訪れた。
あんたの店に来たら財布をなくす。あんた盗んだやろ。
と、私に言ったのだ。
失礼な話、高齢者介護の職についていたので、もしかして・・・って思った。
その後も
札入れが無くなった。
ここに置いていたカーディガンが無くなった・・・。あんたの店に来るたびに何かなくなるし、かなわんわ
余りに度重なったので、娘さんであるお母さんに話をしたんだ。
言いにくいけど、うちに来て財布を盗られたとか、札入れを無くしたとか最近頻繁に言われるし、ちょっと対応に困ってるねん。
すると、その表情が一気に変わった。
血圧も上がったのだろうなって分かるくらい顔色も変わった。
そして1時間後、おばあちゃんと一緒に店に来られた。
財布なんか盗られてないし、物も無くなってなやろ!謝って!!サッサと謝って!
って、おばあちゃんの頭を押さえつけてた。
認知症の始まり。初期症状の状態やったのね。
その後、改めてお母さんが謝罪に見えた。
ほんまに堪忍なぁ。気分悪い思いさせて・・・。奥さんじゃなかったらもっと酷くなってたわ。ほんまに堪忍なぁ。って。
その後、徘徊が始まった。2年前かな・・・子供たち保育園児やったから。
朝、娘と息子を保育園に送るとき裸足で歩くおばあちゃんを見かけた。
家に帰るように話したら家と違う方向へ進もうとした。
引越し前の家の記憶らしい・・・。
デイサービスに申し込まれ、サービス提供とともに益々徘徊が増えた。
たまたま通りかかった職員に保護されたこともあるらしい・・・。
今、ショートステイやデイを利用しつつお母さんは働きに出ている。
でも、実母の介護。
実母だからこそ歯痒い思いもしている。
実の娘だからこそ、甘えも出てしまう。
介護すると言葉では簡単だけど、認知症の程度・四肢の状態などでグッと介護が代わる。
ベッドから起こすのも一苦労。
痛い・痛い痛い痛い痛い・痛いやんか。殺す気か!あんたは鬼かぁ!!
こんな言葉をぶつけられる。
私も介護の時、入所者の人に浴びせられた言葉でもある。
さっき、お母さんが疲れ果てて来られた。
仕事ではなく介護で疲れるって・・・。
ショートステイに行ってくれる間が天国やって。
デイは夕方には戻る。
最近は夜中にトイレ誘導をするらしい。尿意もあやしい状態らしくて・・・。
うるさいな!!出えへんてゆうてるのに。この鬼娘!!
感謝の言葉が無く、罵られてばかりの介護。
さっきお母さんが言いました。
思わず、しばいたわ。。。もう、なんか。イーーーってなって。手を出したわ。
この言葉だけ見れば、介護経験の無い立場なら。
あんたは鬼かって感じたかも知れないけど。
このお母さんのジレンマは理解できる。
高齢化社会が進むにつれて、老老介護の状態も増える。
介護疲れで殺めてしまったという事例も実際に増えてる。
施設が利用できない経済状態の方もいる。
ボランティアなんかを利用したくても情報が掴めなかったり。
私も近い将来、介護をする立場に置かれるだろう。
そしてその先、介護を受ける立場になるかもしれない。
弟嫁だけに実の両親を介護させるわけには行かない。
だけど、義両親は発想が違う。
義妹に自分たちを見させるのはかわいそうだから私が見て当然という。
介護する立場。
周りの理解度によってもかなりの隔たりがあるかもしれない・・・・。
結婚して、認知症になったおばあちゃんを2人目の当たりにしている。
そして私の祖母もその一人である。
母も介護者の一人である。