眼力Blog

反日国の動向をウォッチしています。
自滅する韓国を看取るブログです。
政治、時事問題なども扱います。

南北朝鮮 制裁解除の望み断たれる

2019年03月08日 | ニュース・報道

>トランプ米大統領が交渉を打ち切った後、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が新たな提案を崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官を通じて米代表団に伝えていたと報じた。

 金正恩も、まさかトランプが会談放り出してアメリカへ帰っちゃうとは思うまい。
びっくり仰天して、条件変えたけど手遅れだったというわけだ。

 午前中の会談で、トランプが寧辺核施設以外の核施設を持ち出したら、金正恩がびっくりした顔したとも報じられていた。
米国の諜報網を侮っていたんだろうが、偵察衛星で北朝鮮の核施設の動向まで把握してるんだろうアメリカは。
あまりにアメリカと北朝鮮の情報の把握に差が有ったかが、今回の会談で露になってしまった。
北朝鮮が複数の核施設を持っている情報は米国側から韓国へも伝えられていたことだ。
文在寅が北朝鮮に伝えなかったのか、北側で金正恩に情報が上がっていなかったのかはわからないが、それにしてもお粗末といわざるを得ない。

 金正恩が間違ったのは、韓国からの情報だけを頼りに会談に臨んだことかもしれない。

 会談に臨む金正恩も韓国に留まって会談の成り行きを見守る文在寅も、トランプは組し易いと鼻からトランプ氏を見くびっていたんだろう。
トランプの方こそ、文在寅が北朝鮮と意を一にして自分を騙し、制裁解除だけつまみ食いしようとしていたことはわかっていたんだろう。

 結果、土壇場で騙されたのはトランプではなく金正恩であり文在寅ということになる。

 こんなひどい物別れでは、金正恩も文在寅も当分立ち直れないだろう。
合意成立で制裁解除、南北交流活発化を目論んだ文在寅の政治生命も危うくなるかも知れん

 北朝鮮も制裁解除、韓国からの援助が解禁されると思っていただろうから、こちらも体制引き締めは必定、幹部は緊張しているだろう。

 北朝鮮がまた頑なな態度になれば、アメリカは逆により制裁を強める。

 現にボルトン大統領補佐官は
 「北朝鮮が非核化をしたくないなら、我々は制裁を強化する方策をとるだろう」
「ドナルド・トランプ大統領は、それ(非核化)をしないなら、彼らは自分たちに加えられているひどい経済制裁の緩和を決して得られないということを非常に明確に明らかにした」
「米国は、彼らが過去の政権が売った同じポニーを買うことはない」
ボルトン大統領補佐官の発言は、韓国など既に眼中にないといわんばかりだ。

 

>米朝会談の決裂直後に北が譲歩案 米応ぜず
2019.3.7 06:52 産経

 【ワシントン=住井亨介】米CNNテレビは6日、物別れに終わった2月末の米朝首脳会談で、トランプ米大統領が交渉を打ち切った後、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が新たな提案を崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官を通じて米代表団に伝えていたと報じた。

 報道によると、提案は会談2日目の2月28日にトランプ氏が滞在先のホテルを出発する準備をしていたころに行われ、寧辺(ニョンビョン)の核施設廃棄の見返りに制裁の一部解除を求める内容だった。米側が廃棄する対象範囲が不明確だと問いただすと、金氏は再び崔氏を通じて「寧辺のすべて」と回答したが、米側は交渉再開に応じなかった。解除する制裁の範囲やペースをめぐって隔たりが解消できなかったとしている。

 米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は6日、ワシントンで外務省の金杉憲治アジア大洋州局長、韓国外務省の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と協議。米当局者は協議について「北朝鮮の非核化に向け、継続的で協調的な取り組みについて話し合った」と説明した。

 トランプ氏は同日、ホワイトハウスで記者団に対し、北朝鮮が廃棄を約束したミサイル発射場の再建を進めているとの情報が伝えられたことについて、「もしそうなら、金委員長に非常に失望する」と述べた。

 トランプ氏は「非常に初期段階の報告だ」とした上で、「もう少し様子を見よう。最終的には解決される」と述べ、北朝鮮側の意図を見極める考えを示した。