家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

家族と道具の関係

2005年01月07日 | 家について思ったことなど
やたらと道具の多いことでは反省せざるをえない家族の一員としてトラックバック。

lala33さんのBLOG「200万で家をつくろうと思った。」のエントリ「地球家族ー30か国のふつうの暮らし(生活に必要なモノって?)」より。
もしかしたら、モノが増えるということは
逆に家族間の繋がりがどんどん離れていくことじゃないかと
いうこと。(日本だけかもしれないけど)
モノに時間がとられて
(取得する為に働く時間、動作させる時間、メンテナンス時間)
その為に
家族との会話、ふれあいがなくなっていくのでは
その為に
少子高齢化も進んだんじゃないかとうがった考え方までに及びました。



 存在する意味は認めつつ、家族を離す効果をもたらす道具はたしかにある。それは趣味関係に多い。まず、一人でやるゲーム機器。それから外部の人間相手に使うゴルフ道具なんかもそうかも。
パソコンも家族を離しがちだ。
 携帯電話もそれっぽい。外出時は「つなぐ道具」だろうが、対家族で使う機会は少ないし、家の中にいるときはむしろ離す道具と化す。
 テレビはどうか? 最近は「離す道具」化が著しい。一家に1台の時はむしろ「つなぐ道具」だったかもしれない。

 まてまて、つなぐ道具も無視できないように思うので、ちょっと考えてみたい。
 ちゃぶ台、座卓、ダイニングテーブルはつなぐ道具のように思う。ただし、離す道具のパワーにいとも簡単に負けそうだ。
 コタツはつなぐだろう、と考えたが、最近の全館暖房住宅化の中では存在そのものが危うくなってきている。
 有望なのは、焼肉を焼くホットプレート、そして鍋物用の鍋。つなぎそうだと思うのは総員食い意地の張った我が家だけか。

 よーく考えると、そのほか我が家の道具の中で、つなぐものを一つ(一式)見つけた。
 それは、餅つき道具である。臼と杵、餅箱、のし台、蒸篭・・・。
 我が家は農家でもないのに餅を自分達の手でつく。機械でついた餅より断然うまいと思っているからで、手の込んだ料理的行為というか、道楽というか。
 餅をつくには、もち米をふかし、つき手と返し手がついて、ついた餅を整える作業がある。最低2人いればできるが、人数が多いほど効率的に作業できる。それで基本的には総出でやっている。
 これなら、つなぐ道具といえそうだ。
だけど悲しいかな全然、一般的な道具じゃない。

紹介本をまだ読んでない段階で申し訳ないと思いつつ、私なりの、とりあえずのまとめのようなもの。
道具が家族を離すのは、道具が便利になって一人で一つの作業を完結できるようになり、かつパーソナル化しているためであろう。ただ、食関連の道具にはつなぐ道具が残っていそう。また、日本においては家族の共同作業自体がなくなって、家族をつなぐ道具が家の中から姿を消してきている。