「でらうま」は名古屋弁の「どえらい(或はどえーりゃー)うみゃあ」の略だ。
名古屋の下町大須商店街に美味いとんちゃん屋があると聞いたのは去年の夏。東京から来た友達から初めて名前を聞き行こうとしたらお盆休みでその時は諦めた、があれから一年
今年も友人がやってきた。この友人はもともと名古屋生まれで大学からは東京住まい。会社の同僚で昔はよくゴルフに行ったものだ。
今年はお盆休みの前だったので行ってみようということになり待ち合わせした名古屋駅からタクシーで駆けつける。開店は17時だが少し前には開くということなので15分前に到着する
ともう店の前に先客が数人。
椅子の上に置いてある順番を書くボードに名前を記入して暫く待つと戸ががらがらと開いて開店。
中に入ると狭い店内はテーブルが数台あるのみであっという間に満員。早速とんちゃんとビールを注文、テーブルの上にある焼き台は炭火ではなくガスコンロが置かれ女主人?がザ
~と網の上にとんちゃんを入れるとジューという音と旨そうな匂いが鼻をくすぐる。生ビールをグーと一飲みして焼いたとんちゃん(頼んだのはみそだれ)を口に入れると、確かに今まで
食べたどのとんちゃんより旨い。柔らかくて臭みがなく口の中で溶けていくとんちゃん。
しかし店内は凄い煙と猛烈な暑さ。クーラーはなかった。仮にあっても入口の戸が開けっ放し(煙を外に出すためか)なので効かないだろう。
灼熱地獄の中ビール2杯と酎ハイを1杯飲んでとんちゃん、ハラミ、軟骨をそれぞれ2人前と胡瓜の一夜漬けを食べて2人で3500円。安い!
旨いけど熱い、熱いけど旨い 隣にいたご夫婦は真っ赤な顔になって30分くらいで退店。我々も1時間弱でさっと食べて呑んでお勘定だ。
気に入った、又行こう。
年季を感じさせる建物だが営業開始は平成13年とのこと。
再びタクシーで名古屋駅へ、まだ比較的新しい地下街にあったスペイン料理のバルでイベリコ豚とワインで愉しく音楽と映画談議。
今度はいつ逢えるだろうか。