モーニングバードのタマペディアで韓国の反日感情についてのインタビュー放送をしていた。インタビューの相手は日本語を知っている学生や大学教授、作家だから信頼を置けるものではない。日韓友好の政治家に対するインタビューは嘘が専門の政治家だから話にならない。しかし、学生たちが「日本文化は好きだが、韓国人としての民族意識となると複雑だ」と言っ、ているのが印象的だ。反日教育はないと言っているが、あからさまに日本は悪の国だと教えるわけはない。彼らには歴史問題について聞くべきだったのだ。韓国の歴史教育は正しいと思っているかどうかである。作家の言っていた反日システムが未だ厳然として存在するというのが正しいだろう。それに反抗して親日を語るのは不可能に近いだろう。
それにしてもテレビ朝日が従軍慰安婦問題における朝日新聞の虚偽報道について検証しないのはおかしい。ま、誰しも自分の身はかわいいということか。
日本社会にも旧弊のシステムがまだ存在している。統一地方選が近づいてきて、またぞろ田舎の選挙システムが動き出した。市会議員候補の後援会への自民党からの入会勧誘がきた。地域代表として選ぶのだから加入しないことは許されないという雰囲気である。同級生でも元教育長Yが後援会長だという。同級生の男どもからはエゴイストとして嫌われているが、女性に取り入るのがうまいという評判の男である。市会議員などこれ以上いらないと言って断った。それでは困ると勧誘役の自民党員に泣き付かれた。勝手に名前を書いて出してもいいと言って妥協した。郷に入っては郷に従えで、意地を張ることもないのだが、会費や応援運動への予防線を張ったのである。実は、僕は市民派のO議員の応援をしているのである。といっても後援会に入って活動するほどではない。
わが市は、昔から農村地帯の常として、政治屋は地域代表という認識がある。もともとは水利、土木など地域農業の利益確保のためであっただろう。兼業農家ばかりで純然たるサラリーマンも増えた現代では時代遅れのシステムだろう。しかしこの自民党支配のシステムは、有力者がその党員であるが故に消えることはない。特に僕の住むD町は特にその保守性が高い。専業農家などいないのであるが、戦前は舟運で栄えて豊かだったので政治的権力も強かったようである。 町村合併でT村が出来たときの初代村長は舟運会社の一族であった。彼は後に県会議員から国会議員になり長くその席にあった。そういうことが政治的保守性が高くしただろうと思う。未だに舟運会社の子孫が(現在は地質検査、測量の会社をやっている)、腐っても鯛と陰口をたたかれながらも、強い影響力を持っている。
地域代表と言えば聞こえがいいが、実体は有力者の走狗となって役人に圧力をかける役なのである。地域問題に対しては市内に地域ごとのコミュニティーセンターがあり、地区選出の役員による話し合いで決めるシステムがあるのだが、住民の意識は低く形骸化していた。しかしサラリーマン家庭が増えるにつれ少しずつ意識が高くなってきたようである。とはいえ我がD地区の意識は未だ低い。自民党議員からは団結力が市内で最も高いと褒められて喜んでいる。おかげでサラリーマンたちは労組推薦や会社推薦と地域推薦、双方の顔を立てなければならない。はっきり拒否できるのは共産党員と創価学会だろう。ノンポリはどちらへもいい顔をするしかない。
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