魂の発達

私とは何か。私とは魂であるというところから世界を考えます。

韓国について考える

2014-07-10 13:14:28 | Weblog

 日本は中国・韓国の反日感情にに押し出されるようにして戦争への道を歩き出した。同じ反日と言っても中国は民心操縦のための反日というう面が強いが、韓国はどうやらそんなに単純なものではないらしい。韓国とは何か。日本人の見方では外面しか見えないし、偏見もあるだろう。そこで韓国人による韓国間を見てみることにした。

 「韓国堕落の2000年史」 崔 基鎬(チエケイホ)著(祥伝社)、「韓国人による恥韓論」シシアリー著(扶桑社新書)、「大統領を殺す国 韓国」 辺 真一 (ピョンジンイル)著(角川oneテーマ21)を購入した。
 2000年史によると韓国の堕落は統一新羅(676年)に始まったらしい。三国時代、新羅は唐と結託して、高句麗と百済を滅ぼした。そして一度は反乱したが屈服して属国となり、大唐国新羅郡とみずから名乗ったという。新羅の領土は現在の韓国領とほぼ同じだったようである。高句麗は韓国の全羅北道・慶尚北道から北朝鮮、現在中国領である遼東半島から満州、シベリアまで支配する大国だった。 百済は高度な文化と芸術を持つ国だったという。新羅は中国化することによって腐敗した中国の官僚の生き方も輸入したという。韓国病の始まりである。韓国病とは虚偽・詐欺の横行、空理空論をもてあそび無責任、面従後言、卑屈、公益に無関心で、自己、家族、党派的利己心が極端に強いことだという。
 この本には高天原が高麗加羅 だという説が書かれている。偏狭な愛国主義者には受け入れられないだろうが、僕も昔から天皇家は半島出身だと思っていたから共感できる。倭国や邪馬台国も高麗の地(任那日本府説がある場所)にあったのかもしれない。高麗・百済文化の輸入などあって韓国は日本の兄貴分だと考える人が多いようである。儒教の長幼の列を重んじる彼らにとって弟である日本が兄である自分たちを支配したということは許されざる悪なのであろう。それはともかく、新羅の王に倭の王子がなったということもあるらしく、古代においては日本と韓国はきわめて親しい間柄だったといえるだろう。それが歴史の皮肉によって大きな差異をもたらされたのである。生きることはすべてかくのごとしである。魂は本来変わるものではないが、心は経験の違いによって大きく変わるのである。
 
 平安時代の中頃から室町時代の中頃までの期間は高麗朝になる。中国で元が滅び明が興ると高麗は高句麗領を回復しようと兵を起こした。しかし戦軍の大将である李成桂は反転して高麗を滅ぼし、明に忠誠を誓って李王朝を建設した。朝鮮という国名も明に選んでもらったという。卑劣にも身内を裏切り、強者に尾を振って自己保存したのである。新羅時代から中国の宦官制度も移入されていたが、長期政権の李氏朝鮮の時代には大きな力を持ち宮廷腐敗を増殖したという。李氏朝鮮は仏教を弾圧し、権力主義的儒学の朱子学を国学とした。
 中国が清に支配されると、朝鮮は清を野蛮人と軽蔑し、自国を中華文明の正当な継承者(小中華思想)と考えたが、強者には臣下の礼を尽くすべしという事大主義をとった。反転して中国に従わない日本を野蛮国と軽蔑した。この精神構造が現代まで生きているようである。現在朴政権が中国にすりよっているのもそのDNAであろう。李氏朝鮮の悪政が今日の韓国病を作ったというのが「韓国堕落の2000年史」の主張である。


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