憧れの県下一周コース しかし足の痛みで一区間だけ 残念至極

　鹿児島中央駅から加世田に向かう。途中隣りあわせた女性と世間話。加世田まで一緒と分かる。加世田から薩南病院に見舞いだという。私の両親は終末期この病院で過ごし、見舞いの合間を見ては薩摩半島をドライブし、その景観のすばらしさに息を呑んだものだった。

　加世田からのバスで偶然小学校時代の同級生Ｋさんにあう。11月の同窓会でも一緒だったが同級生の消息を話し込んでいるうちに目的地の海浜公園に。小雨の中、高校新人駅伝大会がスタート。少しだけ観戦し唐仁原の家に帰り一休み。

　加世田(南さつま)市役所で９条ランのメンバーと落ちあう。尼崎の酔うたろうさんなどはすでに９のゼッケン入りランニングシャツを着けている。私の小学校からの親友辰己君も早くから来てくれた。

　スタートは２時の予定だったが１時半から開会式。ランナー全員が挨拶していよいよ出発。市役所から万之瀬川を越え、金峰町へ。右には金峰山が広がっている。昔あこがれた県下一周駅伝のコースを走っているというだけでわくわく感が抑えられない。辰己君も先々で応援してくれ、中学、高校で一年後輩の諏訪南さつま市議も「年を考えて無理せんように」と気遣ってくれた。

　楽しく走っていたが身体は正直である。５キロすると右足に違和感らしきものを覚え、８キロ過ぎからははっきりした痛みになる。残念ながら吹上町までの１区間11.8キロを走ってからは車上の人となった。ただ安穏と乗るだけでは来た甲斐がない。咳がとれていないものの、マイクを握り平和、憲法、９条、今回の取り組みについて話し続けた。ただこれだけ咳き込みながらの宣伝は初めて、申し訳なさとふがいなさが募った。

　湯之元まで走りきったあと、湯之元の名のごとき温泉郷の源泉に浸かって疲れを癒し一路鹿児島市谷山へ向かう。ここで10名ほど鍋をつつきながら自己紹介と交流。終わった後は呼びかけ人の松下賢治さんのお宅へ。ここでも飲み語らって11時に就寝した。なお松下さんは医師で今日は足を見てもらい、咳止めの薬もいただくなどお世話になった。

　山下けいきＨＰ「お元気ですか」はここです。新鮮さに加え、写真の多さ、1000を越えるリンクなど、ボリューム充実です。

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