3月11日に電源喪失により、原子炉冷却が出来なくなり、格納容器を守る為に
ベント作業を実施したが、東電によるとその際に圧力抑制室から伸びるベント配管に
途中で接続される、原子炉建屋ベント配管側に蒸気が逆流した可能性を示唆した。
ここで、おとぼけ東電は「2、3号機にはある逆流防止の弁がなかった。
作動中のほかの弁が停電で開いたか、閉じたかは不明」としているが、全くの
情報隠蔽で、弁の開閉は電源喪失と同時に動かなくなり、手動以外動かすことは
出来ないからだ。。
ここでハッキリと言えるのは、間違いなく設計ミス!「2・3号機にある・・・・・」
と発表している時点で、それを認めたも同じである。
「原子力の安全神話」を信じて、今回のような事故を想定しなかったことが、
改造工事を行わずにいた、最大の要因だろう。
そして、疑問点は、原子炉建屋ベント配管側の弁が開いていたことだ。
その弁が閉じていれば、逆流は起きていなかったのだから・・・・・
この弁の操作が出来たのは、電源喪失前であり、メルトダウンの可能性を感じた
運転員がベント弁を開放したとしか考えられない。
これは、系統を熟知していれば避けられたはずなのだが・・・
先日公開された、東電資料にもベントに関して12日午後2時頃に開始したとしか
明記されていない。
情報を小出しにせずに、全てを明らかにすべき!!