がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

2号機の作業環境(その後)

2011年06月06日 | 原発

2号機の燃料プールの冷却は、順調に行われ水温も30度代まで下がった。

しかし、建屋内の環境は、湿度99.9%と全く変わっていない事が判った。

まだ、最近の作業線量は発表されていないが、1号機と同等またはそれ以上

なのではないだろうか?

東京電力は「燃料プールの水温が下がって数日程度しかたっていないので

まだ効果が現れていない」というのんきな姿勢でいるのは、おかしくないか?

原子炉建屋内の作業を開始しない限り、いわゆる「安定冷却」に向けた作業は

行われていないと同じ事なのに・・・



昨日書いた内容と同じ様な状態になっていない事を祈るが、やはり調査できる

程度までの、作業環境の確保を早急にするべきだろう。



1号機の水素爆発は人為的なミスか・・・設計ミスか・・・

2011年06月06日 | 原発

3月11日に電源喪失により、原子炉冷却が出来なくなり、格納容器を守る為に

ベント作業を実施したが、東電によるとその際に圧力抑制室から伸びるベント配管に

途中で接続される、原子炉建屋ベント配管側に蒸気が逆流した可能性を示唆した。


ここで、おとぼけ東電は「2、3号機にはある逆流防止の弁がなかった。

作動中のほかの弁が停電で開いたか、閉じたかは不明」としているが、全くの

情報隠蔽で、弁の開閉は電源喪失と同時に動かなくなり、手動以外動かすことは

出来ないからだ。。


ここでハッキリと言えるのは、間違いなく設計ミス!「2・3号機にある・・・・・」

と発表している時点で、それを認めたも同じである。

「原子力の安全神話」を信じて、今回のような事故を想定しなかったことが、

改造工事を行わずにいた、最大の要因だろう。


そして、疑問点は、原子炉建屋ベント配管側の弁が開いていたことだ。

その弁が閉じていれば、逆流は起きていなかったのだから・・・・・


この弁の操作が出来たのは、電源喪失前であり、メルトダウンの可能性を感じた

運転員がベント弁を開放したとしか考えられない。

これは、系統を熟知していれば避けられたはずなのだが・・・

先日公開された、東電資料にもベントに関して12日午後2時頃に開始したとしか

明記されていない。


情報を小出しにせずに、全てを明らかにすべき!!