がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

3号機プール水 強アルカリ性・・・今更の対応

2011年06月27日 | 原発
今日の発表で、「使用済み燃料プールの水が強いアルカリ性を示していることが分かり、

東京電力は、このままの状態が続くと、使用済み燃料を入れているアルミニウム製の

ラックが腐食するおそれがあるとして、26日からホウ酸を入れてプールの水を中和

する作業を始めた」とあった。

しかし、このアルカリ性の確認は、先月確認されていて今まで何も対応していなかった

事になる。何故だろうか???

この対応のために、ホウ酸を注入するとあるが、これには他の意味があるように感じる。

原発でホウ酸を使うのは、中性子の抑制のためで、制御棒の中にはボロン設置されており

核反応に必要な中性子を吸収する性質がある。


基本的に、使用済み燃料プール内は、再臨界という事象が発生しずらい環境にある。

(原子炉内は、核反応が発生しやすいように燃料が配列がされた上で、減速材として

水が中性子の速度を落としてくれるので、ウランに中性子がぶつかり核反応が起きる

ように設計されている)

燃料棒がラックから外れても、再臨界は起きる確立は非常に低いはずだが・・・

東電が敢えてこれを発表すると言うことが、逆に何かが起きているように感じてしまう。

一つの仮説としては、爆発によりラックから燃料が外れていることが、判ったのでは

ないかということだが・・・・・

今後の3号機への作業をチェックしていく必要があるのだろう。


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