がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

600ミリシーベルト越えの被ばく!

2011年06月12日 | 原発
とうとう・・・というか予測されていた事だが、東電の運転員が600㍉シーベルト越えの

被ばくをしていることが明らかになった。。(私が勤務して浴びた放射線量の半分以上を

たった3ヶ月で浴びてしまったとは・・・・言葉が出ません。)


津波の来襲以来、発電所構内は非常事態に陥り、運転員・日立・東芝のメーカーの

指導員をはじめ、作業員までもが状態把握に大混乱だった。

そんな中で、放射性物質の内部取り込みを防止する全面マスクを着ける訳も無く・・・

必死で原発の沈静化に奔走していたのだ。

また、防護服・線量計等の作業をする上で必要とされる物が保管されているサービス建屋は

壊滅状態で、何の装備も無かったというのが事実なのだ。

そして、12日の1号機の爆発が起きた。

爆発直後でも、被ばくした当直長は、原発の状態把握のために中央操作室に入ったのだろう。

外部被ばくよりも、内部被ばくの割合が大きいのは、装備の不足にも原因があった

と考えられる。


これに対し、東電は「マスクの着用などの指示に問題があったと思われるので、

検証を進めたい」とし、それに追い討ちを掛けるように保安院は「2人の運転員の放射線量を

管理できなかったことは遺憾だ」というコメントを発表している。また、保安院は、

「東京電力を厳重に注意するとともに、原因や再発防止策の報告を今月17日までに

行うよう指示した。」


現場の人間を無視したコメントが許せない! 現場を知らない人間のコメントそのもの!

被ばくした方々は、自らを省みず必死で原発を安定状態に導こうとした事が理解出来ない

のだろうか?

東電本店(あのブースカの顔を見てると吐き気がする)と保安院に対し、憤りを感じるのは

私だけなのだろうか?

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