昭和30年代後半、まだ小学生だったわしの実家は倉庫を持っており、近所のガキども(同級生含む)の間で、夜倉庫に入ると(コラ勝手に入るな)一つ目め小僧を見たとか、人魂を見たなどの噂が鈴なり。母に聞くとヤー(お前)はフリムン(馬鹿)か?と角材でポカリ。 人の噂も49日とのことわざ通り当事者一同(わし、同級生、犬(ポチ)猫(タマ)など)すっかり忘れてしまって早40年後の先日、母がこう語った。昔 寝苦しい夜が続き、あまりの苦しさにユタのおばあに判断してもらったら、「お骨があるさ~掘ってみ~」との事で、早速倉庫の一画(ユタ指定区域)に鍬入れすれば、たちまちお骨がザックザク。腰を抜かすほどヤワではない母は速やかに無縁仏の供養を行い。一件落着。その夜母は不思議な夢を見た。 夢の中で、ボンヤリト浮かぶ人影は優しそうな、少し寂しそうな、微かな微笑みをうかべ母に語りかける。「奥さんありがとうございました。これで私も成仏できます。」幽かな顔の輪郭とは異なり、軍服を着ていることがハッキリと見て取れた。母は全てを悟り、夢見のまま「親御さんの処に心だけでも無事に帰りなさい」と念じた。兵隊さんは深々と頭を垂れそれから敬礼をすると振り返ることなく消えていった。 それからは 毎日快眠スッキリ 「いいことはするもんだ」 BY母 報告BYチャーリHACHI
怪談のつもりがトホホの報告でお詫びのシャンソン お盆でセッシ盆歌おうか?
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