なくて七癖 あって四十八癖・・・と言うくらいだから、人には
いろいろな癖があります。
落語にも「二人癖(ににんぐせ)」というのがあります。
「呑める」が口癖の男と「詰まらん」が口癖の男がいて、お互
いに「呑める」と「詰まらん」を言ったら罰金を払う約束をする。
言わせようと、ご隠居の知恵を借りたりして、あの手この手の
誘導質問でひっかけようとするが、なかなか引っかからない。
[言え」「言わぬ」と、バタバタと繰り返すが…
サゲ(オチ)は、両方とも引っかかって、[呑める」「詰まらん」を
ついポロリと言うはめになって、罰金がチャラになるのですが。
またこんな歌の歌詞があります。
中島みゆきさんが歌っている「世迷い言」(阿久悠作詞)の一節
に
♪・・・変なくせだよ 男にふられたらその後(あと)は
なぜだか決まって風邪をひく・・・♪
次いでながら、艶っぽい「癖」を、ペギー葉山が歌っています。
♪・・・二人で暮らしたアパートを
一人一人で出て行くの
(中略)
もうよしなさい悪い癖
爪を噛むのはよくないわ・・・♪
(平岡精二 作詞)
川柳でも検索したら…
七癖は ないが一癖 ある姑
明日する 後回しの癖 直したい
さて、わが身に振り返ったら、どんな癖があるだろうか。
ズボンや靴下をはくとき、階段を上るときなどまず左足から。
だけど、お風呂に入る時は右足から…
目薬を点すときはも右目から、とか。
川柳にある「後回しの癖」は、私も!
なかなか直りませんなあ。
究極の癖は歯磨きしていたら、必ず尿意を催すこと、かなあ。
変なくせだよ…と言いたいところですが、でも、これは単なる幼児的
「生理的反応」かもね。
さて、みなさんの癖には、どんなものがありますか。
<想い出アルバム>
若草山の幻想(12年3月)






