新聞の阪神版に尼崎の小田南公園のイチョウがきれい、と掲載され
ていたので、29日の午後出かけた。
バスで40分の尼崎南部にあるこの公園は、馴染み薄い土地柄だが
真っ黄色に染まったイチョウに出会い、気持ち良いひと時を過ごした。
小さい白い千切れ雲がぽっかり浮かぶ穏やかな小春日和、カメラを携
え、ゆっくりフォト散策。






約300メートルに150本のイチョウ並木、ところどころにベンチが置
かれ、老若男女が思い思いに腰かけて静かに休んでいる。
錦繍の華やかな光はないけど、地域の人たちに親しまれたイチョウ並
木の公園なのだろう。
近くに住む人は「昨夜の風でだいぶ散ってしまって・・・」と惜しんでいた。
ベンチに腰かけていると、イチョウの黄葉が思い出したようにハラハラ舞
い落ちてきた。
晩秋から初冬へ、移り変わる風情もまた趣あって、いいものだ。
今年は、近場の「錦繍」でお茶を濁したようだね。





園内には小さな人工の滝や池もあって、水面に黄色いイチョウが映えて
いる。




公園に沿って阪神電車が走る。

帰る途中の国道2号沿いの橋に、いつものようにユリカモメが集まって
エサをやる人に群がっていた。

