リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

芥川賞、直木賞、本屋大賞

2023-01-30 11:31:34 | 写真

1月28日(土)9時20分に起きる。室温7.1度。外は青空、雪雲が去ったようだ。

午後、昨日より少し暖かかったので、久しぶりに庭仕事した。先日、ホームセンターで買

てきたアリッサムの苗を、ビオラのプランターに寄せ植えした。2株のビオラの真ん中

植えると、春には白いアリッサムがプランターの縁から垂れ下がって咲き、にぎやか

なるはず。このほか、小さな鉢植えで値が張って窮屈そうにしていたバイカウツギも、

きめの鉢に植え替え。もう先日のような最強寒波が来ないことを祈る。

   <プランターのビオラの間にアリッサム寄せ植え>

まだまだ寒い日が続くけど、少しずつ春の気配を感じるのは嬉しい。庭仕事も弾むという

ものだ。2月3日の節分、今年は南南東に向かって巻きずしを丸かじり、とか。お寿司屋

の陰謀とはいえ、楽しい行事。春を待とうじゃないか。

 

29日(日)9時25分に起きる。外はからりと晴れ、雲一つない青空。庭には霜柱が立って

いるけど、清々しい朝だ。

    <庭にできた霜柱>

購読している新聞夕刊に「芥川、直木賞受賞作、どれから読む?」という記事が出ていた。

今回は両賞に男女一人ずつのダブル受賞で、芥川賞には兵庫県出身の女性教師、井戸川射子

(いこ)さんが輝いた。

記事では「1冊と言わず、全4冊の読み比べがオススメです」と結んでいるが、私は芥川賞

作品はどうも苦手。文章に難解なのが多く、読解力の乏しい私には理解しにくい。昔、大江

健三郎の芥川賞作品「飼育」を読んだが、よくわからず心に響かなかった。その時のトラウ

マ?か、芥川賞作品を敬遠するようになった。

芥川賞は純文学、直木賞は大衆文学分野で、と一応分けているという。そのためか直木賞作

品は面白く感じる。直木賞に並んでよく読む作品に、全国の本屋の店員さんたちが選ぶ「本

屋大賞」もある。毎年10位まで発表するから、興味引きそうな作品がたくさん並ぶ。

直木賞と本屋大賞ダブル受賞「蜂蜜と遠雷」(恩田陸、幻冬舎)、本屋大賞「夜のピクニッ

ク」(恩田陸、新潮文庫)、本屋大賞2位だけどホスピスで残り少ない日々を光に包まれ過

ごす「ライオンのおやつ」(小川糸、ポプラ文庫、)同4位のゴッホと日本人画商の運命的

な出会いを描いた「たゆたえとも沈まず」(原田マハ、幻冬舎)など感動した。

    <本屋大賞2位の「ライオンのおやつ」>

 


ウクライナの本気度

2023-01-28 11:37:10 | 日記

1月26日(木)8時ごろ、もう少し寝ようと、とろとろしていたら9時30分になった。

就寝時に暖房切っていた室内気温は5.6度、相変わらず寒い。外は快晴、昨日の雪がまだ

残っている。

 

テレビをかけていたら、10時ごろ画面が消えたので、いろいろいじったけどつかない。午

後2時半ごろ、念のためポチしたら、あら不思議、復旧していた。どうして切れたんだろう。

テレビが映らなくても別に構わないと、読書に集中。畠中恵「わが殿 上」((文春文庫)

を読む。「しゃばけシリーズ」(新潮文庫)で、ファンが多い畠中さんの初めての歴史小説。

越前大野藩の赤字財政立て直しに奮闘する中堅藩士の物語、独特の文体を楽しみながら上巻

を読み終える。

 

昨日の大雪で、車や列車に何時間も閉じ込められた人たちのニュースを見た。そんなトラブル

に巻き込まれたらどうしよう、と恐怖を覚える。年を重ねるにしたがって、トイレが近くなっ

ているから、何時間も用が足せない状況に追い込まれたら、と思う。もう遠出する機会はない

けど、近場の電車だって、何かの拍子に動けなくなることもある。そんなことを思うと、近場だ

って、つい二の足を踏んでしまうのだ。非常用に簡易トイレの常時携帯を、と専門家は言うが、

まさか電車内で用を足すわけにもいくまい。

 

夕方になっても庭の雪は消えない。なごり雪…♪、柄になく「イルカ」のメロディーを思う。

   <26日の「なごり雪」

27日(金)8時50分に起きる。室温6.5度、寒い。コープこうべの宅配車は10分遅

れて9時30分にやってきた。雪のせいだろう、配達人も大変だ。

その雪、昼過ぎまでやむことなく降り続ける。地面はすぐ解けるけど、庭の植え木の葉っぱ

やプランターは白くなっている。

   <27日午後、また雪が降りだした>

ロシアの侵略で悲惨な目に遭っているウクライナに、世界の同情と支援が集まっているが、

そのウクライナで大統領府や国防省の高官たちが相次いで辞職や解任されているニュース

が出始めた。祖国の存亡危機を前に何が起きているのか。

大半は汚職関係のようだ。実はウクライナでは以前から、政治腐敗が取りざたされ、EU加

盟申請に際しても、同国の汚職清算が求められていたという。

日本を含めどこの国でも「光と闇」の部分はあり、真っ白な国なんてない。世界中から支援

が寄せられているウクライナも、例外ではないということだろう。でも、西側世界の支援を

得て勝ち抜くため戦っている「正義」の国には、援助物資を流用して私腹を肥やす人が居て

ほしくはない。

ウクライナの腐敗高官の追放は、本気で「自浄作戦」を始めたのなら、歓迎すべきことだ。

インフレに苦しむ各国で「援助疲れ」が表面化しているだけに、ウクライナの自浄努力がな

ければ、援助が遠のいていくだろう。ゼレンスキー政権の本気度が試されている。


何年振りかの雪景色

2023-01-26 12:11:28 | 日記

1月23日(火)9時20分に起きる。そろそろ起きる時間かなあ、と暖かい布団の中で

ぐずっていたら、カナが飛び乗ってきて「起こして」くれた。

 

室内温度は9.6度。綺麗に晴れて、まださほど寒くはなが、夕方からガンと冷え込むそ

うで、テレビの天気予報では、大阪にも横殴りの吹雪マークが出ている。買い物は早めに

済まそうと、昼前に出かける。

野菜庫の買い置きのサツマイモや玉ねぎがあるので、今夜のメインは暖かい「おさつシチ

ュー」に決め、カレー用の豚肉とマッシュルーム、パセリを買う。ほかにサラダ用に春菊

とチリメンジャコ、総菜1点。仏壇の花用にはストック、ラナンキュラス、カスミソウなど。

帰りにちらちら白いものが降ってきた。いよいよこの暖かい阪神間にも、初雪が舞うか。

夜の9時過ぎ、娘が洗濯ものを干そうと庭に出たら雪が降っていて、「庭が白くなっている」

と興奮している。今年初めての雪景色になるか?

 

夕方、灯油売りの車が「雪やこんこ」のBGMを流して回ってきた。丸谷才一さんのエッセー

「好きな背広」(文春文庫)に、結婚式の花嫁お色直しに「花嫁人形」、巡回する魚屋さん

の車に「かわいいかわいい魚屋さん」のBGMは必ず流れるが、三つ目のBGM(童謡)はどうして

も見つからない、と書いている。でも立派な三つ目があるじゃないですか。冬になると必ず耳

にする灯油売りの「雪やこんこ」。作詞、作曲者は不明だが、誰でも知っている童謡で、立派

なBGMになっている。稀代の博識の丸谷さんにも、知らないことがあるのだろうか、と一人で

突っ込んでいる。

寒いから、こたつに膝から下を突っ込んで、NHK再放送の時代劇「ぼんくら」(宮部みゆき原

作)のビデオを観る。岸谷五朗、松坂慶子ら芸達者たちが江戸下町の長屋で繰り広げる人情劇。

 

25日(水)8時に起きる。暖房切れた朝の室内温度は5.5度、この冬一番の寒さだ。

 

雨戸をあけると、庭は雪景色。と言っても薄化粧を少し濃くした程度で、命がけで雪かきし

なきゃならない豪雪地帯に比べたら、ほんの申し訳程度だけど。何年振りかの雪景色、カメ

ラを持ち出し写し回る。やっと顔を出して咲き始めたビオラも、雪をかぶり寒そうだ。

わずかな雪でも目の当たりにすると、70年も前の子供の頃の思い出がよみがえる。

 

生まれた紀州の山の中は、ひと冬に何回か深い雪景色になる。家の向かいの山には孟宗竹林

があって、竹に雪が覆うと重さに耐えかねてパ~ン、パ~ンと破裂音を響かせながら折れる。

住んでいる家は築後100年近い古い茅葺だが、屋根に雪が積もると重みでミシッ、ミシッ

と家全体がきしむのだ。

少年時代の雪の思い出は、どこか牧歌的だから懐かしいのだろう。

 


改葬、供養のこと

2023-01-24 11:44:27 | 日記

1月22日(日)9時に起きる。室温は7.9度。大寒波に向かって徐々に朝の気温が下

がっていくようだ。

 

今日はツキイチのお墓参り。早めの昼食をとり長女の運転で墓苑に向かう。お墓の花筒の

水に張った氷が、1センチほど分厚くなっていた。

周りのお墓には年末年始に墓参したのか、真新しい花と松の枝が供えられている。この時

期は雑草も枯葉もなく、1か月ぶりに来てもきれいだ。

隣のお墓が更地になっている。何かの都合で改葬したのだろうか。私が逝ったら娘たちに

は、カミさんと同じ墓に入れてくれと言うつもり。でも管理は結構手のかかることだから、

改葬してお墓がなくなり、自宅の仏壇だけになっても、弔ってくれればそれもいいかなと、

ふと思う。

供養というのは、生きている人が心の中で、故人を偲び思い続けることだろう。仏壇にお茶

と花を供えてもらい、お線香を立てて、鈴(りん)を鳴らして偲んでもらえれば望外の幸せ

というべきか。

帰りにホームセンターに立ち寄り、カナちゃんの食料の缶詰とトイレ砂、園芸用の赤玉土と

化成肥料、寄せ植え用のアリッサムの苗10株を買う。園芸売り場の育苗用のビニールポッ

トにはパンジー、ビオラ、チューリップ、スイセン、プリムラなどの花が咲き誇り、ここだ

けは一足先に春が来ているよう.

23日(月)9時5分に起きる。雨戸を開けると小雨が降っていて、庭木の葉っぱに水滴が光

っている。午前中は雨の予報通りだったが、昼前少し晴れたがまた曇り、雨もぽつぽつ降りは

じめた。すっきりしない寒いお天気。

買い物は勤め帰りの娘に任したので、なんとなくだらだらメリハリのない午後となった。

以前から気になっていた井上ひさしの「手鎖(てぐさり)心中」(文春文庫)を読み終えた。

早世した中村勘三郎が惚れ抜き、「浮かれ心中」との演目で4回も出演しているという直木賞

の名作、読まれた方もいるでしょう。

井上さんの作品を読んだのは、東北の一地方の独立国を描いた奇想天外な大作「吉里吉里人(き

りきりじん)」(新潮社)以来の2作目。

パロディーあり、ことわざや成句もじった語呂合わせの地口(じぐち、一種の言葉遊び)、駄洒

落が随所にある。ボーっとして読んでいるとクスリと笑える面白さ、チクリとするわさびの効い

た風刺の楽しさを味わうことができないから、油断できない。

 

早咲きのツバキを手折って、一輪挿しをした。


書き溜めた日記が消えた!

2023-01-22 11:21:04 | 日記

1月21日(土)ブロガーの皆さん、せっかく書いた日記や取り込んだ画像が、保存してい

たのに突然消えて愕然とした経験をお持ちだと思う。

実は、その突然の喪失感に打ちひしがれている。

昨夜のこと。いつものように2日分書き溜めした日記が、突然消えてしまったのだ。PCの操

作がどこかでミスしたかもしれないが、原因は不明。

例によって大した内容のない雑文だけど、消えると貴重な記録が失われた、と思えてくるか

ら、勝手なものだけど。このため急に気力が萎えてしまった次第。
今朝、何を食べたかなかなか思い出せないボケ老人に足を突っ込んでいる私には、一度書い

た文章を思い出して再現することがなかなか難しい。

で、今日は雑学サイトから借用した「雑学」を披露してお茶を濁そう。

♪…指揮棒で落命

フランスの宮廷作曲家で指揮者のジャン=バティスト・リュリというひとは、1687年のあ

る日指揮をしていたとき、指揮棒で自分の足を突き刺した。初めは大したことはなかったが、

しばらくして突き刺した傷にばい菌が入り、死亡したという。

当時の指揮棒は重い杖(つえ)のようで、地面を打ち付けてその音でテンポをとり指揮をして

いたという。

ちなみに現在のような短い棒の指揮棒は、19世紀から。(「雑学unun」から)

昔の指揮棒(ウイキペディアから)