4月28日(木)9時に起きて雨戸を開けると、まぶしい日差しに満ちている。
空気が乾燥しているのか爽やかで、まるで秋の気候のよう。雲一つない気持ちの
良い晴天は夕方まで続いた。
さて、明日からゴールデンウイークが始まる。娘は来月5日までの1週間休みに
なるらしく、喜んでいた。別にどこに行こうとも思わならしいので、その間は家
事を受け持ってもらえる。私もこの歳になってまったく遊びに行く気がないので、
庭いじりなどして過ごす予定。
20年ほど前までだと、ゴルフの誘いはいくつかあって、いそいそとコースに出
かけたものだが、ゴルフも返上したので無縁。飲み会も、もう10年ほど行って
いない。第一、アルコールは一切やめ、今はノンノン(ノンアルコール、ノンカ
ロリー)ビールしか飲まないので、気楽なものだ。
この連休でコロナがどうなるか。3年ぶりのまん延防止等重点措置が解かれた中
での、初めてのゴールデンウイーク。テレビではコロナ対策をとりながら行楽を
楽しむ人も多いようで、人の移動はぐっと増えるだろう。果たしてこの長期連休
期間が吉と出るか、凶と出るか・・・吉と出て爆発的な感染が収まり、ウイズコ
ロナが可能な社会になるとすれば、誠に嬉しい限りではあるが。
29日(金)9時5分に起床。大型連休初日はあいにく雨模様。小雨が降ったりや
んだりしている。少し風があって、肌寒い。今日からお出かけの人たちには、恨
めしい空模様だろう。
民放テレビはゴールデンウイーク初日、雨の盛り場を中継している。コロナ禍を
気にしながらも、大勢の人たちが繰り出し、賑やかな雰囲気を伝え、やっと活気
が戻ってきた繁華街の雰囲気を伝えていた。
午後、何気なくNHKBSテレビをかけると、ヒチコック監督のスパイスリラー映
画「北北西に進路を取れ」が放映されていたので、つい最後まで観てしまった。
1956年の古い作品で、主役のケ―リー・グラントが大平原のトウモロコシ畑で農
薬散布を装った飛行機に追い回されるところや、歴代大統領の肖像モニュメントが
あるラシュモア公園の断崖でのハラハラする逃走シーン以外はほとんど覚えておら
ず、新鮮な感覚で見ることが出来た。ケーリー・グラントは渋い。
あるブロガーさんの日記で『人生は冥土までの暇つぶし』という、考えさせら
れるフレーズに出逢った。同時に自分を重ね、ほろ苦さと痛みを伴って読ませても
らった。私のように、働かずにお国の厄介者になっている年金老人は、さしずめ
「人生は冥途まで穀つぶし」というところだろうなあ、と自分を自嘲気味にイジっ
ている。
夜になって急に寒くなり、久しぶりにホームコタツに電気を通し冷えた足を温
める。東北地方では雪が積もるかも、と気象予報士さんが言っている。5月を
目前にしての積雪は異常だろう。
🌸フェンス越しのシラン