リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

「♪…いい湯だな…♪

2022-08-30 12:08:08 | 日記

8月28日(日)9時40分に起きて、雨戸を開けると涼しい風が頬をなでる。

ああ、秋の気配だねえ。TVの気象予報士さんはまだ少し蒸し暑いが、空気が乾

燥しているので、さわやかに感じるでしょう、と言っている。

退院10日が過ぎた。不快なヘルニアの症状とは無縁となり、解放された気分で

快適な日々を過ごせるのは誠にありがたい。入院・手術はもうたくさんだが、こ

のような爽快な気分がご褒美としてもらえるなら、入院生活も悪くはない。用心

してシャワーだけだったが、10日ぶりに湯舟にどっぷり首まで浸かって、久し

ぶりに日本の風呂を満喫した。

♪…いい湯だな…♪ ああ、日本人に生まれて良かった!」。

天気予報通り涼しく、この夏初めて1日中エアコンの世話にならず、生き返った

気持ちで過ごした。夜、開け放した居間に庭から入ってくる風は、少し肌寒いく

らい。9月中旬の気候という。でもまた残暑厳しい気候に戻るというから、本格

的な秋はもう少し先だろうか。

 

29日(月)9時に起きる。昨日の涼しさ期待させるさわやかな青空の朝だった

が、昼頃から気温がぐんぐん上がり蒸し暑くなった。スッキリ秋の気候、とはなか

なか行かないようで。

 

昼食後のデザートに、果物を毎日食べている。季節ごとにオレンジ、イチゴ、ビワ、

キーウイ、スイカ。秋にかけて桃、梨、ブドウ、ミカン…季節ごとに果物がふんだ

んに食べられるのは、幸せなこと。日本人に生まれてよかった…(何回言うねん!)

NHKあさイチの「みんなご飯だよ~」は、台所に立つ主夫にはヒントの宝庫として、

ありがたく活用している。25日放映された「豚肉の梅バター炒め」は、大好きな

梅干を調味料として使いおいしそう。私でも作れそうだったので、さっそく挑戦し

た。

まず室温に戻したバター(塩分入り、80グラム)に、刻んだ梅干し(2個)を練

り混ぜて万能調味料「梅バター」を作る。

豚肉肩ロース薄切り200グラム。冷たいフライパンに豚肉を広げて載せ軽く両面

焼いて、梅バター25グラム(大匙1ぐらいか)を肉にからめながら炒めて、しょ

うゆを垂らしてサッと混ぜたら出来上がり。付け合わせにかいわれ菜、万願寺とうが

らしをソテーして添える。梅干しの香り・酸味とバターの香りが混ざって、コクのあ

る味になった。梅バターが多いと味がひつこく(重く)なるので、少なめの方が味は

さっぱりして美味しくできそう。なお梅バターはトーストに塗ってもよし、他の炒め

物などにも使える万能調味料。冷蔵庫で3週間は保存できるとという。

 

   豚肉の梅バター炒め。盛り付けたお皿をもう少し大きくした方がグーだね^^

    これから旬の桃、食後のデザートにお勧め

 


蜂の一刺し

2022-08-28 11:46:34 | 日記

8月26日(金)退院後5日目、8時45分の起床、雨戸を開けても以前のような

ムッとする熱気が感じられなくなった。9月まであと5日、秋の気配が忍び寄って

当然か。21日に退院して6日目、まだシャワーしか浴びられないが、体調は回復、

主夫業も復活して日常に戻りつつある。

 

部屋の窓下に置いている鉢やプランター置き台の裏側に、アシナガバチが巣をかけ

ているのが見つかった。このハチは人間の生活圏に近い所で活動するが、こちらか

らちょっかいしない限り刺したりしない、と幼いころから知らされてきたので、

っと見守ることにしている。

あるブロガーさんは、ハチに親指を刺され「蜂のムサシをやっつけた!」と愉快な

出で、ハチとの壮絶な?バトルをドキュメンタリー風にアップされている。巣に

100匹ほどいたというからすごい。知らずに触ったりして、刺されたのだろう。

子どもの頃のアシナガバチの思い出は、たくさんある。

アシナガバチの巣は木の枝、軒下などどこにでもあって、田舎の山サル時代に捕虫

網で巣を取りに行き、幼虫(蜂の子)を餌にして魚を釣った。蜂の子はフライパン

で炒って食べると、香ばしくて美味しく、貧しい少年の貴重なたんぱく源になった。

されて腫れてきたらオシッコを塗って「治療」したものだ。今のようにムヒはな

かったので、尿のアンモニアが解毒・消毒してくれると、大人たちが教えてくれた。

ハチで怖いのはスズメバチ。獰猛で毒性も強く、刺されると命を失うことがある

らご用心。東京赴任時代、休日に秩父山地でレッキングしているとき、スズバチ

にいきなり襲われて、必死で逃げた怖い経験がある。

蜂を見ると「蜂の一刺し」を思い出す。かなり以前に流行語になった。覚えている

人もいるでしょう。

  ‽❣…ちょこっと知ったかぶり…‽❣

<ハチの一刺し>ロッキード5億円収賄容疑で田中角栄首相が逮捕され、裁判にか

けられた時、容疑を否定する田中首相側に対して、検察側証人として出廷した首相

秘書官の元妻・榎本三恵子さんが、被告側が決定的に不利になる証言をした。会見

「真実を語るのは国民の義務です。蜂は一度刺すと自分も死ぬと言いますが、人

刺すという行為は失うものも大きいのです。刺したのはロッキード法廷にいらっ

しゃる方々、すべてです」と語っり、一躍時の人になった。昭和56年に「蜂の

刺し」となり、その後長く記憶されることになった。

 

27日(土)9時45分に起きる。猛暑の頃のように寝汗もあまりかかなくなった。

明け方、ベッドにドンと飛び乗ってきたカナが、脚元で冷たい鼻をこすりつけたり、

背中をすりすりしていたが、暫くしてぷいとどこかへ行ってしまった。そういえば

最近、座椅子で本を読んでいると膝にぴょんと飛び乗ってきて暫く甘える。涼しく

なったので、人の温もりが恋しくなったのだろうか。

 

入院前のこと。猛暑が一向に衰えない日、カナが何も食べず何も飲まず一日中ぐっ

たりした日があった。夏バテかなと思ったが、ひょっとしたら悪い病気の前触れか

も…と思ったら急に心配になって、夏休み中の娘に「行きつけの動物病院に行った

ら?」と勧めた。娘は少し様子を見ようと言って、その日はそのまま過ごした。

夜中になっても、玄関の上がり框(かまち)のマットの上でぐったりしている。心

配になって、カナの食事処から缶詰の入っている食器を持って鼻先に置いてやると

少し舐めるように食べていたが、すぐ横を向いて寝てしまった。

翌朝、少し元気になって、乾燥飼料をカリカリ食べているのを見て、一安心。

子どもが小さかった時、熱を出したりすると、とても心配したものだ。今はカナは

大事な家族の一員。体調不良になると、物言わぬだけにオロオロしてしまう。

 

   園芸用棚の下に作ったアシナガバチの巣


入院生活、徒然なるままに③

2022-08-26 12:05:11 | 日記

<ウオーキング道場>外はうだる猛暑だろうなあと思いながら、涼しい病室で「食っち

ゃ寝、食っちゃ寝」の、結構な避暑生活の1週間を過ごした。

娘から「体を動かしなよ」と、度々ラインで言ってくる。幸い4階の病室の温度は 27

~8度。病室の周りは1周180歩ある長方形の通路になっているので、手術日以外は

毎日杖をついてウオーキング。午前と午後に分けてそれぞれ10~20周、4千歩前後

ウオークして脚力の退化を防ぐ。「がんばっているねえ」と看護師さんに褒められると、

お調子者だからつい張り切ってしまう。猛暑の外歩きだったら続けられなかっだろうけ

ど、しい室内では汗もそうかかないので、「体力つくり」には打って付け、楽しんだ。

同じフロアの別の病室のお爺さんは、両杖をつきながら頑張ってゆっくり歩いている。

お互い顔を合わせてニッコリ。

院内ウオークは胃がん手術した時も、術後1週間ぐらいから点滴や尿導菅などの管をぶら

下げて始めた。点滴などをなくなってから、病室のある6階まで階段を上り下りしたもの

だ。今はそんな体力はないが。1回最大10周で終わり、部屋に帰ってくると、さすがに少

し息が切れているが、心地よい疲れだ。少しは体力増進に役立っただろうか。

 

<コロナ禍の中で>患者は就寝するとき以外はマスクを外せない。家ではマスクを外してい

で、なにかと息苦しくい。でも感染したりさせたりしたら一大事なので、マスクは厳守しな

ければならない。当然、外部との面会は禁止。病棟の入り口からガラスドア越しにスマホで面

会している患者・家族も見かけた。差し入れ物は、ナースステーションから取り次いでもらう。

看護師さんも担当医も、もちろんマスクとフェイスシールドしているから、みんな同じ顔に見え

る。美人看護師さんかどうかもわからず、やや味気ない・・・冗談はさておき、マスク越しの話

し声がくぐもって、時には聞き取れにくくて困った。何度か「え?」と聞き直すことも。

入院中、京都に住んでいる息子一家のうち息子と嫁、大学生の孫の3人がコロナ感染した。幸い

員回復に向かっていようで、ひとまず安心。奈良の病院の小児病棟で看護師をしている孫娘は

コロナ禍で病床ひっ迫で大変なようだけど、感染せず働いている。

第7波のコロナ感染まん延する中で、医療現場は大変な時。私のような不要不急の患者は入院し

いていいのか、と思わないでもなく、ちょっと肩身の狭い思いをした。

 

退院後1週間になる。おへその周辺に3か所穴を開けた傷口も、問題ない様子。シャワーしか許

れていなかったが、そろそろ湯舟に首まで浸かってゆっくりしたい。まだ重いものは持っては

いけないが、徐々に普通の生活が戻ってくるのは嬉しい限り。31日が最終診察の予定。主治医

から正式にOKもらえるはずだ

すさまじい感染者と多くの死者が出ている第7波のコロナ。終息の兆しは全然見えないが、一日

早く終息、救急患者もすぐ手当てできる通常の医療体制に戻ってほしいものだ。

取り留めない「入院雑記」もこれで終了。お付き合い、ありがとうございました。

次回からまた、日常雑記に戻ります。

 

   <名残りの夏の花>

  🌸トレニア

  🌸ペチュニア

 


入院生活、徒然なるままに②

2022-08-24 11:20:36 | 日記

<ライン習得>スマホは持っているが今流行りのラインとやらは、友人に勧められて始めよ

うとしたが、操作が面倒くさく、あきらめていた。でも、娘からコロナで面会は出来ないし

病室では携帯電話は使えないのだから、この際ラインを覚えたら?と言われ、入院の前夜に

特訓してもらって、何とか使えるようになって入院した。と言ってもつっかえ、つっかえの

おぼつかない状態だけど。

なるほど、誰に迷惑かけることなく好きな時間に「通信」ができる。打ち間違えて訂正する

のにウロウロして肩が凝ったが、入院生活に必要な物の追加を頼んだり、留守番?のカナの

様子を尋ねたり・・・娘からすぐ返事が来て、カナが食事している動画や寝ている様子の写

真を送ってくれて慰められた。なるほどラインって便利なものだなあと感心する。

同病を抱えて近く入院する友達にも、「先輩」としての入院生活や手術後に痛みは残らなか

ったことなどをラインして、少しでも不安解消に役立ててもらう。

ラインなんて縁が無いと思っていたが、入院をきっかけとはいえこの歳で覚えるとは。それ

にしても、新しいことを学ぶのはとても疲れる。それだけお脳が退化しているということだ

ろう。

 

<読書三昧>診察と食事時間以外は、消灯時間の夜10時まで何もすることはないので、退屈

しのぎに持って行った時代小説に読みふける。入院1週間の内、手術の日以外の6日間は時間

がたっぷりあるので、6日分で読める文庫本2冊を持ち込む。

梶ようこさん「お伊勢物語 親子三代道中記」(集英社文庫)、あさのあつこさん「えにし屋

春秋」(ハルキ文庫)。あっという間に読み終わり丸1日ちょっと開いてしまって、もう1冊持

ってくればよかったなあ、と悔やむ。

「お伊勢物語」は訳ありの武家の女3人がそれぞれの思いを抱え、伊勢へと旅立つ。「旅も人

生も山あり谷あり、風雨あり。旅の途中のいくつかの出会いが3人の人生を変えていく。江戸

から伊勢への114里の珍道中。心がほっと温かくなる長編時代小説」(帯封の評から)。

「えにし屋春秋」は「世には結びたい縁(えにし)切りたい縁もある。縁を商いとする者と頼る

者の光と影に、心揺さぶられる長編時代ミステリーの第1作」(帯封の評から)とあるので、シ

リーズもの第一作だろう、次作も楽しみだ。

あさのあつこさんの作品は「弥勒シリーズ」(光文社文庫)のほか、最近の「にゃん」(祥伝社

文庫、「かわうそ」(祥伝社文庫)など楽しんだが、「えにし屋春秋」も、相変わらずリズミカ

ルな筆致で、気持ちよく一気に読み終えた。

 

   入院生活に持ち込んだ時代小説2冊


入院生活、徒然なるままに

2022-08-22 18:30:39 | 写真

入院生活、徒然なるままに①

<6度目の入院生活>小学生の頃を含め、この8月に6度目の入院生活を送った。

最長の入院生活は、15年前の胃がん手術の2か月間、最短は今回の鼠経ヘルニア

手術の1週間。最初の入院生活は郷里の和歌山(小学生時代)、23歳の社会人1

年生にストレスで体調壊して芦屋市民の病院に2週間、その後県立尼崎病院(胃

がん手術)、60歳の時に不整脈治療(心臓カテーテル)で神戸大学附属病院に1

週間、4年ほど前に糖尿病治療で関西ろうさい病院に「教育入院」で2週間。今回

の入院はその労災病院からの紹介で、伊丹市民病院。自宅からタクシーで10分ほ

どの所で、気持ちの良い病院だった。猛暑から避難するように涼しい病室に逃げ込

んだ、というところか。

 

入院生活で感じた諸々のことを雑感風に書き出してみた。今日はその第一日。

<入院食>一日3食、当然とはいえ「上げ膳据え膳」でとてもありがたい。

ある日のメニューの一例を挙げれば、

*朝食はパン、牛乳、マーマレードジャム、大根サラダ、豆腐シュウマイ。

*昼食は米飯(150グラム)、豚肉の生姜炒め煮、キュウリのピリ辛和え、しろ菜

 のおかか和え、果物(バナナやキーウイなど日によって違う)。

*夕ご飯は米飯(150グラム)、いかとレンコンのトマト煮、冬瓜の煮つけ、サラダ。

 小松菜の煮びたしなどはほぼ2回に1回出た。安くて栄養価高いからだろう。

当然ながら間食は一切なし。私は糖尿治療も兼ねているので、カロリーは1600キロ

カロリー内だけど、程よい量と言える。ただ塩分を控えめなので味は薄く少し物足

りない。こんなメニューを続ければ、糖尿も退散しさぞや健康体になるだろうな、と

1週間の限定入院が惜しい感じさえする

入院経験者は「病院食はまずい」とこぼす人が多いが、私は塩分控えめの食事でも、

毎日病人用に工夫された献立だから、ありがたく美味しくいただいた。

ただ家では毎日食している梅干しと大好きな漬物がないのには、ちょっと物足りな

かったが。

 

<4人部屋>わずか1週間の入院だから個室は贅沢。4人部屋に入れてもらう。

カーテンで仕切って「個室化」しているので、最低限のプライバシーは守られている

から大丈夫だろう、と思っていたら、ちょっと当てが外れた。ベッドに横になった途

端、隣の40代と思しき男の声で、ぼそぼそ携帯電話の声が。患者と看護師さんのや

り取りはあまり気にはならないが、一方的にしか聞こえない携帯電話の声は何とも気

に障る。

病室での携帯使用は禁止されているのに、とんでもないマナー違反。直接注意すると、

逆切れされて夜中にブスリとやられると困るので、ナースステーションから注意しても

らう。携帯は止めたが、今度は「おたくどこを手術するの?」といきなりカーテン越し

に話しかけてきた。カチンときたが「あまり言いたくありませんので」とやんわり断る。

もう一人の同室者に耳の悪い人がいるらしく、深夜に看護師さんが大きな声で話しかけ

るのにはちょっと困ったが、これは仕方がないだろう。

部屋はキャスターと鍵付きの収納庫、テレビ(有料)、長方形机(ちゃぶ台?)が備わ

っており、狭いながらも入院生活に必要な最低限の設備が備わっている。

 

    🌻留守中にも、律儀に咲いてくれた

   宝塚デュランタ

 

  ポーチュラカ(スベリヒユ)