リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

主夫業、いまだ道遠し

2022-12-31 11:08:19 | 日記

12月29日(木)9時10分に起きる。今朝も穏やか、このまま新年も穏やかな

お天気で迎えられそうだ。

やり残した庭仕事したら、汗をかいた。

ビオラの苗が大きくなってきたので、プランターに移植、同じような色がほとんど

なので、春にはどんな景色になるのだろう。沈丁花が根詰まりしたのか元気なくな

ってきたので、一回り大き目のプランターに植え替え。根切りして肥料を入れた。

結構しんどい作業だった。よく見たら、もう小さい蕾を付けている。

 

あるブロガーさんの日記で「カツオのたたき柵」とあった。魚の「柵」って何?と

ネットで検索したら、「柵(さく)は、魚の身を刺身にできる状態に切り分けたも

の」いう。肉で言えばブロック(塊)のことか。そういえば以前にスーパーでマグ

ロの四角い切り身を買って、刺身に切り分けたことがある。柵と知らずに買ってい

たんだ。今度、魚屋さんで「そのサクください」と、知ったかぶりして言ってやろ

うかしらん。「主夫業、いまだ道遠し」ということか。

 

30日(金)9時10分に起きて雨戸をあけると、まぶしい光が飛び込んできた。空

は雲一つない青空だ。

黒豆を水に漬ける。明日一日がかりでコトコト煮込み、おせち料理の真似事の黒豆煮。

ほかにソフトニシンで昆布巻きも作る予定。メインのお節料理は、明日配達予定のデ

パート製で済ませることにしている。

 

朝食しながらテレビをかけたが、今年の回顧番組など年末特集ばかり。つまらないの

で消して、読み止しの小川糸さんの「ライオンのおやつ」(ポプラ文庫)を午後に読み

終えた。瀬戸内の小島で、余命いくばくもない人たちのホスピスの生活を綴った小説。

「死ぬのも怖くはないのかなあ」と思わせる、温かい名作だと思う。

 

来春に植える花の種を花友達から一括してまとめ、タキイに注文していたのが届いた

ので、配る。毎年パンジーやビオラの種も入っていたが、今回は見事にジニア(百日

草)だけ。多彩な草花の生育を敬遠、植えっぱなしでも丈夫で長く咲いてくれるジニ

アにシフトしたようだ。みんな高齢化して、手間のかかるガーデニングもしんどくな

ってきたのだねえ、私もだけど。

 

   <植え替えた沈丁花>

    <小川糸さん「ライオンのおやつ」>

   <黒豆を煮よう>


信用できない国

2022-12-29 11:20:37 | 日記

27日(火)9時に起きる。日脚が柔らかく穏やかな朝だ。

娘が窓ガラス吹き、台所のレンジフードの油汚れの除去に奮闘、見違えるようにきれいになっ

た。ご苦労様。私はプランターに正月用に寄せ植え、仏壇用花瓶に簡単な投げ入れで活け、水

引添えてちょっぴりお正月ムード。全くお恥ずかしい駄作だけど。

正月用フラワーアレンジは、遠出不可になったのであきらめる。正月まであと4日。

 

コロナ感染者が減る兆しはなく、死者も増えてきたのが気になる。お隣の中国では恐ろしいこ

とが起きているようだ。香港メディアによると、人口14億人のうち2億5000万人が感染

しているというのだ。中国政府発表では感染者は1日数千人だから、あまりにも大きいギャップ

に驚く。感染で国民の免疫力を付けようとしているのではないか、という恐ろしい見方をする人

もいる。真相は分からないが、感染者が急拡大していることは間違いない。陽性者でも症状がな

い人は出勤させているとか、死者でも基礎疾患ある人はコロナとカウントしないとか。厳しい

「ゼロコロナ」を撤回(破綻)したとたん、感染者は激増しているのに、公表の数字は操作して

いるように見える。日本政府は中国に対して水際作戦を強化するらしいが、成功するだろうか。

 

だいたい中国やロシアなど全体主義国家の統計は、信用できない。政府(権力者)に都合の悪

い数字は隠すか、過小に公表するのが常態化しているとみられるからだ。

統計は、その国の姿を知る最も重要な数字だ。人口、財政、各種経済指標、防衛費・・・数値

が虚偽ならば、その国の実態は分からない。

いい加減な国ほど、強く(豊かに)見せようと数字を膨らます、都合の悪い数字は少なく見せ

る。日本でも、時々官庁や企業で数字をゴマ化して大騒ぎになる。統計のごまかしはその国・

企業の信用を失う。都合が悪くても、事実をちゃんと公表することが信用を得る。たかが統計

数字、と軽視すればとんでもない過ちを犯す。

 

29日(水)今朝も起きたのは9時。カナがベッドのマクラ元にドンと飛び乗って、モソモソ

している。「いつまで寝とんのや」と言ってるのだろうか。「はいはい、起きますよ」と雨戸

を開け、穏やかな日差しに目を細める。

 

新年から、購読している新聞の夕刊1面掲載の「随想」の筆者に、作家の朝井まかてさんが登

場する。「随想」は3か月交代で、各界で活躍している人達によるエッセー。土日を除く5日

間を交代で執筆、毎回楽しく読んでいる。

朝井まかてさんは、幕末から明治へ駆け抜けた歌人・中島歌子を描いた直木賞受賞作の「恋歌

(れんか)」(講談社文庫)、明治神宮の森を造った人たちを描く「洛陽」(祥伝社文庫)、

葛飾北斎のお娘お栄の生涯を描いた「眩(くらら)」(新潮文庫)、江戸の三十路前の女3人

が繰り広げるお伊勢参りを軽妙な筆致で描いく「ぬけまいる」(講談社文庫)、民話の主人公

たちが躍動するファンタジー「雲上雲下(うんじょううんげ)」(徳間文庫)など、話題作を

次々出している大阪生まれの女性作家。大のファンで、新年からの「随想」を楽しみだ。

     🌸 仏壇用の投げ入れ 🌸

   🌸 松、ハボタン、ナンテン、シクラメン、プリムラで「迎春」寄せ植え 🌸


高校駅伝、「留学」選手のこと

2022-12-27 10:55:27 | 日記

12月25日(日) 9時に起きる。夜明けごろ、カナが布団の中に潜り込んで、モソモソ

していたけどすぐに出て行った。何を思って入ってきたんだろう。すぐ出て行ったのは、屁

の臭いでも嫌ったのだろう。

 

テレビで、都大路を走る年末恒例の全国高校大会駅伝を見る。午前中はまず女子の部。

金閣寺や河原町通りの懐かしい風景を見ながら、兵庫代表の西脇工業を応援したが、健闘む

なしく20位だった。優勝候補の神村学園で早々にアクシデント、大きく出遅れた。タスキ

を繋いで走る駅伝で、一人でも故障者があると全体に影響する厳しい競技。足を引きずり、

よろめきながら中継点に入ってきた選手が痛ましい。思わずガンバレと呼びかけた。

午後からは男子の部。何度も優勝経験もある西脇工に期待したが、惜しくも6位。

 

今大会も「留学生」と称して、アフリカの選手を加えている学校が目立った。駅伝が国際ス

ポーツとして広がるのはいいが、高校スポーツ界に、プロや社会人と同じ発想で外国人を登

用するのには、割り切れないのを感じる。強ければいいという、いささか不純な思惑が垣間

見える。「留学生」招致ということで、巨額のカネも動いているのだろうし。公立高校では

まず真似ができないし、してほしくない。

大相撲やプロ野球、社会人ラグビーなどに外国人選手が多数参加しているのとは、全然意味が

違うように思うのだが。違反ではないから表立って文句言う関係者はいないが、外国人「留学

生」を交えない高校や駅伝ファンには、内心苦々しく思っている人が多いと思う。

全くの私見だけど、高校駅伝が人気がなくなってきたのは、外国留学生を競って採用して以来

のように思う。新年人気の箱根大学駅伝も、外国人選手が増えているようだが、駅伝用に「留

学」させているのなら、先細りになるのではないか。

 

26日(月)9時に起きる。夜明けに雨が降ったのだろうか、庭木のツバキの葉っぱに水滴、

道路が湿っている。

 

昨夜、ブロガーさんのクリスマスイブの日記にアップしていたYouTube動画で、アンドレ・

リュウのバイオリン演奏「Silent night」を気持ちよく聴いていたら、突然、画面

下に「痔は切らずに治せます」というCMが出た。(CMって奴は・・・)と、思わず毒

づいてしまった。

テレビのCM時間も、長くなる一方のようでイラつくことがある。CM収入がないと民放テ

レビの経営が成り立たないことは分かるけど、最近は長すぎやしませんか。

見たい番組(例えばプロ野球タイガース中継など)の中で、試合が始まっているのに、長々

ぐだぐだとCMが流されることほど、腹の立つことはない。やっとCMから解放されて試合に

放送に戻ったら、佐藤輝クンがホームランを打ってセカンドベースを回っていた…なんてこと

もある。そんな時「このスポンサーの商品は絶対買ってやらない」と画面に毒づく。多くの視

聴者も、同じ気持ちだろう。これでは商品を売る側にとって致命的なダメージだね。

スポンサーが意地悪しているのじゃなくて、放送局側の都合でこんな無神経・非情なことをや

らかしている、と分かっていても。

 

スポーツ番組だけじゃない。ドラマやドキュメンタリーも同じだ。次はどうなる、とかたずを

飲んで観ているとき、突然CMに切り替わる。ご馳走を前にして、くどくど料理の説明や材料

仕入れの苦労話を聞かされるようなもの。「おまえんとこの商品は買うもんか」と怒りを覚え

た人も多いはず。いい所でCMを入れば、商品を一層強く印象付けると思っているのだろうけ

ど、逆効果だね。

 

   <キミも注目されたいだろうけど、逆効果だね>

 


しばらく主夫業返上

2022-12-25 11:52:23 | 日記

12月23日(金)コープこうべの宅配日、8時30分に起きる。9時20分に宅配品の

5キロのお米などを受け取りに出たが、風の冷たいこと、頬がピリピリ痛いほど。道路い

のフェンスのプランターの土が凍って、ビオラの花が寒風に震えている。

 

雪国地方は大雪の予報が出ていて、不要な外出を控えるように、とさかんに呼び掛けている。

金沢では1時間に20センチも積もる大雪とか。こんなすさまじい豪雪は、晴天の多い穏やか

な瀬戸内気候に慣れている者には、想像もつかない。

寒いから今夜もクリームシチュー。カレー用の豚肉、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、ブロ

ッコリー、マッシュルーなど、野菜庫に残っているのも総動員。生クリームを使うと味がひ

つこくなるので、小麦粉を牛乳(カップ2杯)で伸ばして煮込む。あっさりした味に出来上

がった。寒い夜はこれに限る。

テレビはどこも雪のニュースばかり。記録的な豪雪が日曜日まで続くとか。死者も出ている

ようで、大きな被害にならないことを祈る。穏やかな大阪湾気候に恵まれた当地、寒いと文

句を言ったら、バチが当たるねえ。

 

24日(土)9時10分に起きる。雨戸を開けると、雲一つない青空から燦燦と朝日が降り注ぎ、

寒波も緩んだ感じだ。

テレビのニュース専門チャンネルでは、大雪、暴風雪警報が出ている北陸、東北や北海道地方

の地域の名前が、ずらりとテロップで流れている。日本は狭い国土だけど、南北に横たわるの

で季節がこんなに変化に富んでいるんだなあ、と改めて感じる。

今日はクリスマスイブ。イブと言っても、子どもが小さかったころのような、サンタの代役や

面鳥を食べたりの特別なことはしないが。

娘は務めている学校が冬休みに入るので、来年の1月9日までしばらく主夫業返上できる。

イブの頃になると、神戸のルミナリエを思い出す。阪神・淡路大震災最初の年、会社の同僚たち

と点火から立ち会い、亡くなった人たちの鎮魂の灯りに涙したものだ。それ以来、カミさんと一

緒だったり、遠方の友人を案内したり、ほぼ毎年見続けてきた。最後に見たのは5年ほど前だろ

うか。その後コロナ禍による中止が続き、今年も6500人犠牲者の魂を慰める灯りが点ること

はなかった。

 

ナンテンの真っ赤な実が、庭の北側で寒風に揺れている。絶賛(?)浴びたカイズカイブキのゲー

ジュツ的生け垣に隠れるように。赤々と実をいっぱいつけて、庭の隅っこを健気に染めている.

ひと房切って花瓶に挿したが、何とも無粋な活け方!。

       <裏庭のナンテン>

   <無粋に挿したひと房>


協力すれども介入せず

2022-12-23 11:04:25 | 日記

12月21日(水)9時に起きる。寒さは昨日に比べやや緩んだ感じ。太陽の光も穏やか

に感じるが、午後から曇り空。夜には雨らしい。

サッカーワールドカップで26年ぶりに3度目の優勝果たしたアルゼンチン選手団、祖国

に凱旋してパレード、400万人が出迎えたとか。テレビで観たが、とてつもない群衆に

驚く。

そのアルゼンチンは、過去に何度も国家財政が破綻して債務返済不履行(デフォルト)した

ので知られているが、群衆の歓喜からはそんな国の危機感がみじんも見られない。

ところでアルゼンチンに関する艶笑話を孫引きだけど紹介。

朝鮮戦争(1950年)が勃発した時、国際連合からアルゼンチン政府に軍隊の派遣を要請

された。受けるべきかどうか迷った政府は、出先の大使館に意見を求めたところ、返信には

「コホーネス」とたった一言。スペイン語で「睾丸」の意と分かるが、言わんとする意味が

分からない。外務大臣が老首相に問い合わせたところ「君たちはこんなことも分からないの

か。これは『協力すれども介入せず』じゃよ」と答え、にっこりしたという。

他国に知られては困る機密情報を難しい暗号でやり取りする外交文書に、こんな粋な(?)

言葉もちりばめることもあるんだなあ。丸谷才一のエッセー「好きな背広」(文春文庫)で、

中野好夫が南米旅行で仕入れた艶笑小咄として紹介している。それにしても、国の命運を左

右しかねない在外大使館の公電、なかなかオツ(乙)だねえ。

 

 

22日(木)今朝も起きたのは9時。昨夜降った雨も上がり、真っ青な空、頬を撫でる空気

も柔らかい。

今日は冬至だ。昨日買っているカボチャを甘煮、一年間の無病息災を祈ろう。冬至には「ん」

のつく食べ物を食すると運に恵まれ、風邪も引かないと言い伝えられている。カボチャは「な

んきん」ともいわれるから、レンコンやぎんなん、などと同じ「ん」のある幸運の食物らしい。

さて夕餉のメインは、鶏肉と里芋のさっと煮。レシピを探したが見つからないが、作り方はおぼ

ろげに分かっている。里芋は揚げてから煮込む、軽く揚げた白ネギ、揚げ餅も加える。調味料は

砂糖、しょうゆ、酒、みりんをそれぞれ大匙1にすると、ほぼ間違いない。

娘は勤め帰りに柚子を買っているので、冬至と言えば柚子風呂。柚子は香りが強く、邪気を払

うと言われ、銭湯が出来た江戸時代から柚子風呂が広まった。この日は、一年で一番昼が短く

寒いため、命に関わる危険な日と恐れられ、禊(みそぎ)とし、柚子風呂に入ったという。以

来、柚子風呂に入ると、健康で一年を暮らせるという願いも込められるようになったとか。

ちょっこっと知ったかぶり 江戸の町に銭湯がとても多かったそうだ。「喧嘩と火事は江戸の

華」と言われるほどで、幕府は火災予防のため庶民の家の風呂は禁止したためと言われている。

(ちなみに江戸の銭湯は、混浴だったそうですよ~~ん)

   <冬至にカボチャ炊く>

   <冬至、一年で一番長い影>

 <アルゼンチンの国境、右はブラジル、左パラグアイ