用事で待ち合わせの時間まで、ブラブラ慣れない街を散策してみた。
若い頃は、何かと用事や仕事で、六本木界隈にいることが多かった。
あれから、いくつもの星が流れヒーロー達は老いて介護が必要となった。
今じゃ滅多に訪れることもなく、ライブや映画とかで、年に数回あるかないかの六本木。
すっかり縁のない遠い街になってしまった。
そして、すっかり街も変わったのかと思いきや。
全く変わってないことに驚いた。
相変わらずアジアの戦後をそのまま演じていた。
ある意味、六本木は戦後東京の世界遺産である。
俺もあの頃、結局ただの西洋乞食だったのだろうか。
水溜まりから神様が現れる。
値踏みされたがる黄色い女と、ビール片手に値踏みしている白い男に問いかける。
王様の耳をみたことがあるかい。
あの頃もどこかでいつも感じてた。
言葉にならない感傷とその景色。
どこにでもあるアジアの風景だ。
物の通りがわかってきたアジアの女子は、気づかない振りをして通り過ぎる。
物の通りがわかってきたアジアの男子は、ただ目をそらす。
アジアの点と線。
今夜、僕等はまた一つアジアの片隅に点を描くのだ。
若い頃は、何かと用事や仕事で、六本木界隈にいることが多かった。
あれから、いくつもの星が流れヒーロー達は老いて介護が必要となった。
今じゃ滅多に訪れることもなく、ライブや映画とかで、年に数回あるかないかの六本木。
すっかり縁のない遠い街になってしまった。
そして、すっかり街も変わったのかと思いきや。
全く変わってないことに驚いた。
相変わらずアジアの戦後をそのまま演じていた。
ある意味、六本木は戦後東京の世界遺産である。
俺もあの頃、結局ただの西洋乞食だったのだろうか。
水溜まりから神様が現れる。
値踏みされたがる黄色い女と、ビール片手に値踏みしている白い男に問いかける。
王様の耳をみたことがあるかい。
あの頃もどこかでいつも感じてた。
言葉にならない感傷とその景色。
どこにでもあるアジアの風景だ。
物の通りがわかってきたアジアの女子は、気づかない振りをして通り過ぎる。
物の通りがわかってきたアジアの男子は、ただ目をそらす。
アジアの点と線。
今夜、僕等はまた一つアジアの片隅に点を描くのだ。
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