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春日部を越えるとそこは‥日曜浪漫

2012-11-19 | 諸行無常…let it be



友人が入院して、その見舞いに少し遠出しました。

車窓から見える、数十年ぶりの懐かしい風景は僕の原点です。

急ぐものでもないから、行きは各停にしました。

僕の最初の東京は、草加市から始まりました。

東武伊勢崎線は、高架線に変わり綺麗で便利になり、昔の面影は全くありませんが、‥。

東京はどこもみな同じ景色に作られていくのが気になります。

たけしのツービート時代の古い有名ネタに、”春日部農協”があります。

春日部農協の、組合長率いるご一行が、浅草でキャッチBARにひっかかる筋書きの‥、僕の大好きなコントでした。

今日数十年振りに、春日部国境を超えました。


田園風景が続き、遠くの山々を長い雲が雄大に広がっていくのが見えました。

ずいぶん遠くまで来たような気持ちになりました。

もしや北朝鮮とは、こんな風景なのではと想像しました。

もしかしたら、こんな穏やかな景色の中で‥、蘇我ひとみさんとジェンキンスさんは、出会い愛を育んだとしたら‥

もしかしたら‥横田めぐみさんも、こんな美しい風景の中で、幸せに暮らしているとしたら‥。

モンゴル顔の僕の隣では、パキスタン人達がなぜかニコニコ会話していました。

彼等の民族はいつもニコニコしている印象があります。

いつも平和な笑顔です。

そういう民族なのでしょう。

突然車内が急にうるさくなり、空気が変わりました。

どこのアジアでもよく見かける風景でもあります。‥

甲高い大声でまくし立てては、周りを不快にし、それに気づかない、バカ欧米人男等と連れの帰国子女気取りの、バカ日本人女の風景です。

たいがい、アルカイダの人質で、真っ先に殺られるのが、こういった奴らです。

沖縄の人々の気持ちを、痛感させられる”時”でもあります。

どこの国でも同じです。

こいつらが、本来紳士な欧米人の印象を悪くしています。

まともな欧米人が、周りの日本人に申し訳なさそうに、連中を睨みつけるのもまた、アジアの風景です。

小さな旅ですが、思い出になりそうなものは、いくつも転がっているものです。

それを拾ってくかどうかですね‥(笑)

友人は元気でした。

奥様は、慌ただしかったこの数週間を、照れ笑いしながら語ってくれました。

人生において、とんでもない目にあい、とんでもないことになると、とんでもなく素晴らしいことに気づくようです。

”人生よ!愛似恋”

それが‥ロックンロール