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世を二次元でしか見ない人。見れない人。
見ようとしない人。
若い頃は、そんな人を、いつも疑問視していました。
でも、今のこんな世の中を見ていると、知らぬが仏…。
二次元でしか見えない方が、幸せなのかもしれないと、思ってしまう、今日この頃です。
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今日は、映画の話です。
遠藤周作の作品には、どの主人公にも、共通した、立ち位置がありました。
僕は無宗教。
あるいは、八百万の神。
袖触れ合うも他生の縁
強いて言うなら、それが僕の宗教観でしょう。
どの宗教も、とどのつまりが、落とし所は、みな同じだと思っています。
天国まで辿り着くには、どうすりゃいいのだろう。
宗教とは、人間がそのために作った、天国旅行ガイドブックなのでしょう。
そして、宗派や宗教団体とは、民間の天国行き専門の、旅行代理店なのです。
天国へ旅行したいけど、でも僕には、お金に余裕もないから、僕はバックパッカーを選んだ。
ただそれだけのことです。
僕は、僕用の旅行ガイドブックに赤で印をつけながら、迷っては、また後戻り。今日も旅を続けているのでした。
人生を、ただ漠然と眺めていた若い頃の、遠藤周作は、僕の人生の"ゆらぎ"でした。
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[映画.com ニュース] マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の長編小説「沈黙」を映画化する「サイレンス(原題)」が、このほど総製作資金を確保し、いよいよ1月30日に台湾でクランクインすると、米バラエティが報じた。
「サイレンス(原題)」は、スコセッシ監督が20年以上にわたって温めてきた悲願の企画。キリシタン禁制が敷かれた17世紀の日本を舞台に、ポルトガル人司祭の苦悩を描く。
主人公の宣教師ロドリゴ役を「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールド、その師フェレイラ神父役をリーアム・ニーソン、ロドリゴとともに日本に渡るガルペ神父役をアダム・ドライバーが演じる。
また、スケジュールの都合で降板した渡辺謙に代わった浅野忠信とイッセー尾形の出演が決定している。
米パラマウント・ピクチャーズの配給で、2015年末の全米公開が予定されている。