Since1994 "ROCK BAR" GLASSONION 高田馬場

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番外編

2012-05-22 | 諸行無常…let it be
亀田家のハワイ結婚式ドキュメントを観て、久しぶりにジーンときて、何度ももらい泣きしてしまった。

人間にはこんな生きる力があったのだと、勇気さえ湧いてきたある家族の生き様だ。

もちろんボクシングファン、スポーツファンとして、スポーツ道における彼等の数々の行いは許されることではない。

その報いは、当然これから、彼等に訪れることなのかもしれないが‥。

しかし、人生道においての彼等の凄まじいまでの生きる貪欲さには、人間の原点を見た感動があった。

晴れやかなハワイでの結婚式でさえも、亀田父の目は、野生の飢えた目をしていた。

いつも何かに怯えた、孤独で悲しい目だ。

その怯えた孤独で悲しい瞳に喜びの涙が溢れたのだ。

それを見て誰が笑えよう。

今までに二人、同じ目をした人を見たことがある。

でも、どうしてそんなに孤独で悲しい目になるのだろう‥、どんな人生を過ごしてきた人なんだろうと‥、それがまず最初の印象だった。

悪魔に魂を売り渡しても、人生を勝ち抜こうとするなど、今の日本では流行らないし必要性も薄い時代だ。

ただ滑稽としか映らなかった日本人もたくさんいただろう。

ましてや、あれだけボクシングファンを失望させた試合を演じたのだから‥。
どんな言い訳も通用しないのかもしれないが‥。

それでも生きるために、勝つことにのみ固執する、亀田父の意気地こそが‥。

実はそれこそが人生の生きる答えであり、人生の生きる意味なのではと思った。

彼等にとっては、神様や天使より悪魔の方が、正直でわかりやすかったのだろう。

本当はそれが、人間の本音なのかもしれない。

なぜなら悪魔に魂を売った彼等こそが、家族愛を誰より理解しているし、誰よりも実践している。

こんな愛も情けも希薄な時代に‥。

スポーツ道と人生道とを天秤にかけた時‥

彼等には勝つことだけが正義でありバランスなのだと、言い切るだけの壮絶な過去があったに違いない。

僕はあまりに凡人だから‥凡人すぎるがゆえの下衆の勘ぐりだと嘲笑されようと。

彼等の愛こそが本物の愛だと、どうしても思えてしまうのは、偽物があまりに横行してるせいなのだろうか。