Since1994 "ROCK BAR" GLASSONION 高田馬場

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久々映画評

2009-01-30 | 時代の光景U+203CU+FE0E
映画『トスカーナの休日』を観た。

ダイアンレインは、今もチャーミングな女優だ。

そして、『トスカーナの休日』は今の彼女の魅力を存分に引き出している。

艶熟味とは、だだの世代目線だから、今の…が正しいはずだ。

ダイアンレイン扮する主人公は、
離婚して、そのショックから立ち直れずにいた。

そんな彼女を心配した親友が、彼女にイタリア旅行のチケットをプレゼントすることから物語は始まる。

陽気で事情的なイタリアの風土と景色を背景に、ひとりの女性が自分を取り戻していく姿を描いた作品。

ありがとうと言いたくなる映画だ。

これぞ、映画でしか伝えられない物語だ。

ただいつも思うのは、外国映画だから、人間像だけを素直に理解できる。

もし日本映画であれば、社会状況や慣習を知り尽くした分だけ、余計な脚色が目についたり、身につまされたり、俳優への余計な知識や偏見が邪魔したりで、肝心の人物像に辿り着けなかったりする。

人間像を描く外国映画のよさは、まっさらな分だけ客観性を持たせてくれることだ。

そしていつも思う。どんな国でも、生きる本質は同じなんだと再確認してしまう。