【】経済を止めて自殺者が出てしまっては意味がない【】
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By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2021-12-24 更新:2021-12-24
尾身会長のオミクロン株への警戒呼び掛けの「意味と役割」 ~「感染を抑えつつ、経済も回す」バランスが重要
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月24日放送)に元内閣官房副長官・慶應義塾大学教授の松井孝治
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松井 孝治(まつい こうじ、1960年(昭和35年)4月24日 - 61歳)は、日本の通産官僚、政治家。慶應義塾大学総合政策学部教授(統治機構論)。
参議院議員(2期)、内閣官房副長官(鳩山由紀夫内閣)、参議院内閣委員長、民主党筆頭副幹事長、民主党総括副幹事長等を歴任。京都府京都市生まれ[1]。実家は京都の老舗旅館(松井本館・ホテル松井)で、松井は経営者の次男にあたる。洛星高等学校、東京大学教養学部教養学科(国際関係論専攻)卒業。東大在学中、国家公務員上級職試験に1位の成績で合格し、大学卒業後の1983年、通商産業省(現:経済産業省)に入省。同期に安藤久佳(経済産業事務次官、中小企業庁長官、商務情報政策局長、関東経済産業局長)、斎藤健(衆議院議員、農水大臣、農水副大臣)らがいた。
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が出演。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長がオミクロン株感染拡大の警戒を呼び掛けた記者会見について解説した。
〇オミクロン株、分科会の尾身会長が警戒を呼び掛け
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が12月23日、記者会見を行った。
「
尾身会長)国内でオミクロン株が面的に広がっているとは考えていませんが、複数のいわゆる「スポット」で既に感染が始まっているのではないかと考えております。
」
飯田)大阪や京都でオミクロン株の感染者が出て来ています。しかも渡航歴がなく、市中感染だということが大きく報じられています。
松井)尾身先生は警鐘を鳴らすという役割を担っているのだと思います。それはそれで大切なことです。しかし、オミクロン株が「どれくらいの脅威なのか」ということを、先行して感染が拡がっている国から知見を得て、冷静に対応するべきです。
飯田)先行している海外の国から。
松井)岸田さんは少し神経質になっておられる感じがします。菅さんのときの対応などを考えて、バランスを取っているのだと思いますが、バランス重視の首相で、何をされたいのか、まだ理解できないところがあります。
〇感染を抑えつつ、経済も回すというバランスが重要
松井)尾身先生はオリパラも基本的に「やるな」という意見でした。
飯田)そうでしたね。
松井)菅さんに対してずっと厳しいことを言い続けて来ましたけれど、政府がオリパラをやったことは、結果論だから何でも言えてしまうのですが、よかったのではないかと思います。
飯田)やったことは。
松井)尾身先生のことを崇拝して、センシティブに物事を捉えすぎても、世の中は回らないのではないかと思います。
飯田)そうですね。
松井)国民が尾身さんを信頼するのはわかりますが、政治家は経済を動かして行くことも考えなければならない。
日本はただでさえ、「ガラパゴス」
になっています。
日本の将来を考えた場合、あまり人との交流や交易をなくしてしまい、鎖国状態になることは問題だと思います。
飯田)鎖国状態にしてしまうのは。
松井)バランスを取って、経済を動かすという判断をしてくださる方もいて欲しいですね。その上で岸田首相に得意のバランスを取ってもらう。
飯田)尾身さんは感染症の専門家としての知見であって、経済には経済の専門家がいて、それを全部合わせて政治が決断する。こういう局面では、何をやっても多分、批判されるのですよね。
〇経済を止めて自殺者が出てしまっては意味がない
松井)そうですね。前の経済再生・コロナ対策担当大臣だった
西村康稔さん
西村 康稔(にしむら やすとし、1962年10月15日 -59歳 )は、日本の通産官僚、政治家。自由民主党所属の衆議院議員(7期)。党兵庫県連会長[1]。
経済再生担当大臣、全世代型社会保障改革担当大臣、新型コロナウイルス感染症対策担当大臣、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、衆議院内閣委員長、内閣官房副長官(第3次安倍第3次改造内閣・第4次安倍内閣・第4次安倍改造内閣)、内閣府副大臣(第2次安倍内閣・第2次安倍改造内閣・第3次安倍内閣)、外務大臣政務官(福田康夫改造内閣・麻生内閣)、自由民主党総裁特別補佐・筆頭副幹事長などを歴任。
第2次海部改造内閣で自治大臣兼国家公安委員会委員長を務めた元衆議院議員の吹田愰は義父である。
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は、優秀な後輩ですが、あの人は尾身先生に引きずられてしまった感じがします。
飯田)尾身会長に。
松井)現在の経済再生担当である
山際大臣
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山際 大志郎(やまぎわ だいしろう、1968年〈昭和43年〉9月12日 - 53歳)は、日本の政治家、獣医師。自由民主党所属の衆議院議員(6期)、経済再生担当大臣、全世代型社会保障改革担当大臣、新しい資本主義担当大臣、新型コロナ対策・健康危機管理担当大臣、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)。
内閣府大臣政務官(第2次安倍内閣)、経済産業副大臣(第2次安倍改造内閣・第3次安倍内閣)、衆議院内閣委員長を歴任。
東京都出身。現住所は神奈川県川崎市宮前区鷺沼1丁目[2]。神奈川県立湘南高等学校、山口大学農学部獣医学科卒業。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程に進学し、1999年に獣医学の博士号を取得した[3]。
2002年、中田宏衆議院議員の横浜市長選挙への出馬による辞職に伴い実施された神奈川8区補欠選挙に自由民主党公認で出馬したが、無所属の江田憲司に敗れた。2003年の第43回衆議院議員総選挙では神奈川18区に国替え。選挙区では民主党の樋高剛に敗れたが、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活し、初当選した。
2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で6選。
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1999年東京大学大学院修了
1999年4月東大付属動物医療センター獣医師
2002年ペット医療センター代表
2003年11月衆議院議員
https://www.jiji.com/jc/giin?d=0bbf84827680eba2ed3f9e9c71ef855a&c=syu
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はバランスが取れていると思います。ああいう人に、感染抑制と経済のバランスを取っていただきたい。経済を止めて自殺者が出てしまったら、意味がないですから。
飯田)自殺者が出てしまったら。
松井)感染を抑制して重症化させないのはとても大事なことなのですが、感染者数だけで一喜一憂せず、大事な医療をどう守るかということだと思います。そういう意味での、お医者様の意見(注1)はきちんと尊重すべきだと思います。
(注1)倉持モデル仮設病棟、3/5 5:00コロナ応急仮設病棟の建設進む【動画】 宇都宮の倉持医院、仮設病棟は軽症から中等症までの患者が対象。プレハブ型で同クリニック隣接地に建設中。1人が入院できる個室10棟と、ナースステーションなどの関連棟9棟で構成する。総事業費は約1億円。国、県が予算の一部を補助する。
〇経済を見る人の役割も大事
飯田)いままでの区分けから変えて、「ステージ」から「レベル」という基準の変更は、感染者の数ではなく、「病床がどこまでひっ迫するか」をメインに据えるということがありました。
松井)尾身先生はわかっていて、まず警鐘を鳴らすのが自分の役割だということでおっしゃっているのだと思います。経済とのバランスを取ることが必要です。経済を見る人の役割も大事だと思います。それがいままでの日本政府には足りなかったのかも知れません。
飯田)そうですね。
松井)他方で、韓国のように「ウィズコロナ」ということで、感染拡大してしまう危険性もよく見ておかなければいけない。
松野官房長官が「ただちに行動制限を変更することは考えていない」とおっしゃいましたが、落ち着いておられていいのではないかと思います。