2020年12月8日 14:52
アンジェスは8日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、投与対象を増やした臨床試験(治験)でワクチン接種を開始したと発表した。1回目の治験の60人から人数を増やし、第2段階の治験では500人の健康な成人を対象に関西と関東の合計8施設で実施する。
第2段階の治験は11月下旬に開始しており、被験者の登録を進めていたという。接種期間は2021年3月頃に完了する見込み。
安全性や有効性などのほか、最適な投与間隔などを検証する。その後に最終段階の治験を行う予定だ。
当初は11月にも最終段階の治験に入ることを検討していた。厚生労働省と協議の結果、安全性をより慎重に確認するという。最終段階の治験は21年以降に国内外で合計数万人規模で行う見通しだ。
アンジェスのワクチンはウイルスの遺伝情報の一部を体内に送り込んで免疫をつける仕組み。コロナワクチンとしては20年6月に国内メーカーとして初めて国内で治験を始めた。
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