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「安いコスト」が焦点のに民間ロケットどう対抗していくのか 日本の宇宙開発のあり方

2022-10-28 09:02:09 | 連絡
By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-10-27 更新:2022-10-27
東京大学公共政策大学院教授・政治学者の鈴木一人
鈴木 一人(すずき かずと、1970年10月13日[1] - 52歳)は、日本の政治学者。東京大学公共政策大学院教授。専門は国際政治学、国際政治経済学、EU研究。
来歴
長野県上田市出身。
1987年9月、千葉県立東葛飾高等学校を休学し、同年10月、父の仕事に伴い渡米してカリフォルニア州サンマリノ市立サンマリノ高等学校へ留学し、1989年6月、同高校卒業[2]。 
1990年4月、立命館大学国際関係学部に入学。
飛び級で同大学院に進学するため、1993年3月に中退。
1995年3月、同大学院国際関係研究科修士修了、同年4月、研究科博士後期課程入学。
英国留学のため、翌年3月退学[2]。 
1996年9月、サセックス大学ヨーロッパ研究所に入学し、2000年9月、博士号取得。
2000年10月、筑波大学社会科学系専任講師、2005年3月、筑波大学大学院人文社会科学研究科助教授、2007年3月、同准教授。
2008年8月、北海道大学公共政策大学院准教授、2011年4月に同大学教授。2012年4月から北海道大学大学院法学研究科教授。
2015年4月から北海道大学公共政策大学院教授兼北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター共同研究員[2]。
2020年10月から東京大学公共政策大学院教授。
2021年日本国際問題研究所客員研究員[3]。
2022年内閣府宇宙政策委員会委員[4]。
 
 
が10月27日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。
打ち上げが失敗した「イプシロンロケット6号機」をはじめとする日本の宇宙開発について解説した。 
 〇イプシロンロケット6号機
10月12日に打ち上げが失敗した「イプシロンロケット6号機」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、機体の姿勢を制御するガスジェット装置が機能しなかったことが原因だったと、事故原因などを調べる文部科学省の有識者委員会に報告した。
JAXAは今後、原因の特定を急ぐ考えを示した。
飯田)一方で新型基幹ロケット「H3」1号機のエンジン最終燃焼試験は、計画通り11月に実施する予定だそうです。
日本の宇宙開発について、鈴木さんはご専門でもいらっしゃいます。どうご覧になりますか?
鈴木)一応、宇宙政策委員会にも携わっていますので、どちらかと言うと政策に関わるような……。
飯田)ある意味、なかの人。
〇原因が究明されても、すべてがうまくいくわけではないロケットの難しさ
鈴木)ロケットというのは、難しい技術であることは間違いないのですが、イプシロンロケットに関しては、これまで成功してきたのです。
しかし、ロケットが成功するのは偶然の要素もあります。
飯田)そうなのですか。
鈴木)どこかに問題があっても、何らかの理由でうまくいってしまうことがあるのです。
逆にシステムとしては動くのだけれど、パーツとしておかしくなることもある。
スペースシャトル・チャレンジャー号が失敗したときも、あれは最初の失敗ではないのです。
(機体自体は)何度も飛んでいて、うまくいっていたのだけれど、Oリングという1つの部品のせいで失敗したと言われています。
飯田)Oリング。
鈴木)いままではうまくいっていたのだけれど、たまたま部品が悪さをすることもあるので、「原因が究明されたからといって、すべてがうまくいくわけではない」という難しさがロケットにはあります。不思議な特性だとは思います。
飯田)ロケットの特性が。
飯田)そうなのですか。
鈴木)これもエンジントラブルがあったので、初の打ち上げが延期になっています。
〇1段目を繰り返し使えるスペースXのロケット
鈴木)宇宙開発分野で大きな変化が起きているのは民間企業です。
イーロン・マスクさんのスペースXという会社があります。
スターリンクも有名になりましたが、彼はロケットも手掛けていて、いままでの「H3」やイプシロンの価格と比べると、はるかに安いのです。
飯田)はるかに安い。
鈴木)はるかに安い値段で打ち上がる。
しかも、ロケットは複数段あって、燃料を使い終わったら切り離していくのですが、これまでは1段目のロケットを使い捨てにして海に捨てていました。
ところが、スペースXはロケットの1段目を回収できるようにしたのです。
〇再利用できるのでコストがその分安くなる
鈴木)すると、1段目を繰り返し使えるので、再利用できるため1段目のコストが安くなっていくのです。
新しいエンジンや新しい機体をつくらなくてもいいので、その分を安くできる。
しかも、再利用できるのは1回だけではなく、既に10回くらい使っている機体もあります。要するに10機分を1機でまかなっているわけです。
飯田)やればやるほど、コストダウンができる。
鈴木)「規模の経済」効果が出るので、打ち上げれば打ち上げるほど安くなっていくという、恐ろしいロケットなのです。
〇安くなることをメインフォーカスに置いた民間ロケットにどう対抗していくのか
鈴木)我々もロケットのあり方として、安くなることをメインフォーカスに置いた民間ロケットに、どう対抗していくのかを考えなければいけない。
飯田)民間のロケットと。
鈴木)それがこれからのロケット開発の大きな課題です。
技術的に難しいので、「完璧を期して失敗しないように、大きなお金をかけて開発する」という方法が許されなくなる時代が、これから来るのではないかと思います。
〇堀江貴文氏が携わるインターステラ
飯田)堀江貴文さんなど、さまざまな方々が参入していますが、いかがですか?
鈴木)堀江さんが携わっているのはインターステラという会社なのですが、つくられているのは小型衛星を打ち上げるためのもので、「H3」やイプシロンとはサイズが違うのです。
飯田)サイズが違う。
鈴木)マーケットが違うので、お客さんも違います。
それはそれで1つのマーケットなのですが、世界的に見ても小型ロケットはアメリカでもヨーロッパでも開発されていて、ここはここで競争が厳しいところだと思います。



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