兵庫医科大学(兵庫県西宮市)が中国の大学と共同運営していた「中医薬孔子学院」が、2月28日付で閉鎖されていたことが30日、分かった。
孔子学院は中国政府が世界各国の大学などに設置する非営利教育機構。
「中国共産党のスパイやプロパガンダ(政治宣伝)機関」との指摘があり、文部科学省は運営の透明化を大学側に求めている。
孔子学院は中国政府が、中国語と中国文化の普及を目的として2004年から設置を推進。
世界160以上の国や地域に550を超える孔子学院が存在する一方、米国やカナダ、フランス、ドイツ、スウェーデンの一部の大学が閉鎖した。
日本では平成17(2005)年の立命館孔子学院(京都市)を皮切りに設置が進み、兵庫医科大は北京中医薬大学と提携し、24年11月に開設。中医薬教育や研究活動に取り組んできたという。
兵庫医科大の広報誌によると、閉鎖理由は「運営母体の中国国際中文教育基金会との協定期間が満了した」としている。
日本では海外の教育機関が日本の大学と連携する際、国の認可を必要とせず、大学側に教育プログラムの提供などを自由に行えるという。
大学の主体的な研究活動が妨げられる恐れがあるため、昨年5月の参院文教科学委員会では、萩生田光一・文部科学相(当時)が「組織運営や教育研究内容などの透明性を高めるべく(大学側に)情報公開を促していきたい」と表明していた。
昨年3月には工学院大学(東京)も閉鎖しており、国内では現在、13大学が運営しているという。
コメント事例
<1>日本での孔子学院の問題は日本の大学の名前を語りながら、日本の大学で提携する孔子学院の講師はすべて中国から派遣されてきており、日本の大学側が講師の人事にほぼ関与できない。
大学にもよるが、形式的に別法人の形を取っている場合もあり、そうなると、事実上、大学の名称と教室を貸している形のところさえある。
他にも正規の教員でもないのに、特命〇〇とか、特任〇〇とか、客員〇〇とかさまざまな職称が乱立していて、大学で使い方も一定しない。
大学業界を熟知しない人々には誤認を与える。
文科省は大学による名称貸しやよく分からない職称の乱発に対して、明確な基準を示すべきだろう。
孔子学院自体の是非よりも、提携する日本側の大学が人事もコントロールできないのに、名称を貸しているとか、全くあり得ない。
<2>未だに孔子学院を温存する早稲田大学は問題ですよね。
産経新聞さんには国内の孔子学院を未だに支援する大学名と、その実態を一度、公表して欲しいですね。
以下略
本書は、「一帯一路」沿線の孔子学院を研究対象とし、「一帯一路」建設の時代背景に基づき、事例分析と指標設計を通じて、孔子学院のローカリゼーション開発を質的に洗練し、グローバリゼーションの発展に続くローカリゼーションの変革の道筋は、新しい時代に孔子学院の発展の新たな航海を開き、中国と外国の間の相互学習で人類の未来を共有するコミュニティを構築することに専念しています。 この本は、学際的な包括的な研究を使用し、孔子学院が時間、場所、および人々の条件にどのように適応し、学際的、広範的、および幅広い手段によって局所化され、内包的で統合された開発を達成できるかという包括的な命題を探求および解決するよう努めています。 -角度の視点。
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