[3]春分(二十四節気)の旬な食材 : 2017年3月20日〜4月3日
[3.1]にら:独特な香りはアリシンによるもので、身体を温める作用がある他、ビタミンB1の吸収を高めます。
また、βカロテンも豊富に含まれ、抗酸化作用が高く動脈硬化や老化を防止する働きがあります。
油を使って調理すると、吸収率がアップします。
ビタミンCも多く含まれるため、風邪の予防やひきはじめに積極的に取り入れましょう。
[3.2]うど:旨味成分のアスパラギン酸を多く含みます。エネルギー代謝を促し、疲労物質である乳酸を分解するため、疲労回復や体力向上の効果があります。
また、カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、むくみの改善や予防に効果があります。
造血ビタミンと呼ばれる葉酸は、赤血球を生成し、胎児の神経管閉鎖障害リスクを低減するため、妊娠中の女性には欠かせない栄養素です。
[3.3]鯛:低脂肪高タンパクで、クセのない淡白な味わいであることから、子供から高齢者まで幅広く食することが出来ます。旨味成分であるイノシン酸は時間がたっても分解されにくく「腐っても鯛」ということわざにもなっています。
ビタミンB1を多く含み、糖質をエネルギーに変換するために使われ、疲労回復や神経機能を維持する働きがあります。
[3.4]アサリ:鉄を多く含みます。鉄は、ヘモグロビンの成分になり全身に酸素を運び、貧血予防に効果があります。
また、赤血球の生成を助ける働きのあるビタミンB12や鉄の吸収を促進する銅も含むため、妊娠中や授乳中の女性は特に積極的に取りたい食材です。
[3.5]桜えび:丸ごと食べるためカルシウムを多く含み、骨や歯の形成をする働きがあるため骨粗鬆症の予防に効果があります。
また、殻に含まれるキチンは食物繊維の一種で、コレステロールや脂肪を排出する働きがあります。
赤い色素はアスタキサンチンで、強い抗酸化作用を持ちます。体内の活性酵素を除去し、老化防止や動脈硬化を予防する働きがあります。