団塊世代でもまだ企業に勤めている方もいると思うが、いずれ退職の時期を迎え退職金がきになりますがチョット退職金のことを書いてみます。
私は17年間で退職し、フリーのSEとなりましたが、その時の退職金はもうありません。
退職金制度の無い企業は珍しくなくなってきましたが、厚生労働省の「退職給付の支給実態」(平成20年)によると、退職金制度のある企業の割合は、83.9%で、その割合は減少傾向にあるようです。また、退職金の額は企業の規模、勤続年数、学歴(大卒、高卒、中卒)によって異なりますが、従業員300人以上の企業で、大卒35年以上勤務の場合、平均退職金は約2,300万円。この金額も年々減少しています。今後ますます、老後資金は自分で用意しなければならなくなってきました。
ところで、退職金の受け取り方には会社の退職金制度により三形態あります。
退職金の給付形態は
- 退職一時金制度(退職金を一括で支給)(13.3%)(平均1,764万円)
- 退職年金制度(退職金を年金で支給)(10.6%)(平均2,249万円)
- 退職一時金・退職年金併用制度(退職金を一時金と年金で支給)(71.2%)(平均2,349万円)があります。
(厚生労働省「退職給付の支給実態」平成20年、日本経済団体連合会「2012年9月度 退職金・年金に関する実態調査結果」による)