会社人間だった方の定年後の心配は “お金、健康、生きがい”のように言われています。
健康は? よく、痴呆症が取り上げられますが、痴呆にもいろいろ種類があって加齢だけでは説明できない要素がたくさんあります。ただ脳は適度に刺激をしておく必要があることは間違いなく、五感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れるなど)を、意識して鋭くする努力は不可欠といわれています。 毎日の食事について考えてみましょう。奥さんが作ったものをただ黙々と食べるだけでは五感は磨かれません。60の手習いで調理に挑戦するのも面白いと思います。今夜は秋刀魚を焼いて食べようと決めたとします。スーパーではなく昔流の魚屋さんに行き、品物を選びます。魚屋のおじさんにどこを見れば生きがいいのかを教えてもらいます。
お金? 何をするにも経済的なバックグラウンドは必要でしょう。その上でいろいろなことに興味を持ち、探究心を忘れず、友人との付き合いを大切にして、正しい判断ができる情報を収集するようにします
生きがい? 毎日家でゴロゴトというわけにはいきませんね。定年を待ちかねるようにして、日々楽しく過ごしている人もたくさんいます。スポーツや趣味を持っている人は定年後の方が忙しいと云います。ボヤキではなく自慢と解されます。趣味を探せばいろいろあってキリがありません。マンホールの写真を撮って写真集を出版した人、陶器を作って個展を開いた人、気象予報士になった人、マジシャンになって老人ホームで人気者になっている人・・・。趣味講座の資料を集めて研究してみてはいかがですか。
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