風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

朝日と漁船と海鳥と その1

2019-04-08 | 三重県・海・伊勢湾
 津市河芸海岸です。
 タイトルは代わっていますが、先日、4月3日撮影分の続きです。

①太陽は海と別れ、浮上しました。


②岸辺でエサを漁るもの、疾走するもの、ミユビシギ・ハマシギの群れです。





④彼らは小さくすばやいです。
 シャッター速度優先、2000分の1秒にしています。





⑥寒気の流入による浮島現象により、対岸の知多半島も浮上しています。


⑦船の側面が朝日に照らされ赤く染まっています。


⑧シギたちの飛ぶさまをご覧ください。








⑪太陽の光が強くなり、輪郭がぼやけてきました。








⑭まだ鵜の群れの移動は続いています。


⑮今年のバカ貝漁は順調のようです。
 今年もバカ貝そのままを水産加工場で買ってきて、酒蒸しなどで味覚を楽しみました。








 明日はその2です。

久々のだるま朝日

2019-04-05 | 三重県・海・伊勢湾
 津市河芸海岸です。 
 久々のだるま朝日です。
 この時期は太陽は北へ移動し知多半島から昇るため、だるま朝日は期待せず海へ行ったのですが、約1ヶ月半ぶりにだるま朝日に出会えました。
 早起きしてしんどい思いをして出かけた甲斐がありました。
 4月3日の写真です。
 津の日の出は5時39分です。

①対岸、知多半島美浜町鵜の森付近からの日の出と思われます。
 昇り初めは左端が山地にかかったものの、この付近だけ陸地が低いため、昇るにつれてだるま型になったようです。


②少し時間がさかのぼります。
 日の出20数分前です。
 暗いので貝採り漁の船はまだ明かりをつけています。
 背後は造船所の沖で煌々と明かりを灯して作業をしている大型船。


③東の空が赤くなってきました。


④上空を鵜の一群が次々に北に向かいます。


➄毎日同じように営まれる今日の始まりです。





⑦日の出です。
 左端は山地にかかり、くびれています。








⑩太陽は昇るつれて右へ移動して陸の低地にかかり、だるま朝日を形作ってくれました。
 いつ見ても襟を正されるような気持ちになる日の出です。
 手前の海をミユビシギの群れが疾走します。











⑭太陽は浮上しようとしています。

鴨の大群と貝採り漁

2019-03-22 | 三重県・海・伊勢湾
 「想い出の桜景色」はまだ奈良県分が続きますが、ここで1回海の写真をはさみます。
 津市河芸海岸です。
 天気もよく貝採り漁もある日なので、久しぶりにカメラを持って海へ出かけました。
 この日はいつもの鵜やシギ類の群れに代わって、鴨の大群に出会えました。

①逆光に輝く海です。
 今年も浜だいこんの花が咲き始めました。


②貝採り漁の船が何艘か見えます。


③3羽の鴨が上空を行きます。左(北)から右(南)へ。


④その後を次々に続きます。


➄手前はカモメ。


⑥すべて鴨。


⑦貝を採るマグワを引き上げています。


⑧遠方では砂の中にポンプで海水を注入し、浮いてくるスマモグリやゴカイなどの魚のエサをすくい取っています。


⑨写す場所を徐々に南へ移動しています。


⑩海面に一列になって浮かんでいるのはすべて鴨類。
 艤装中の巨大船がまだ沖に停泊しています。


⑪小型船が右(南)から左へ飛ぶ鴨とすれ違います。








⑭海面、上空とあわせると何百羽という鴨です。


⑮貝の入った網を引き上げました。


⑯堤防際の浅いところでも貝を採っています。


⑰鴨たちは着水するものや、もっと左へ飛んで行くものもあります。


⑱鵜の大群だと不穏なものを感じたのですが、鴨の大群はそのような感じはしません。

だるま朝日 特集 

2019-03-15 | 三重県・海・伊勢湾
 津市周辺の海岸で写した、だるま朝日ばかりの特集です。
 だるま朝日は広辞苑で調べても載っていませんが、下部が海水面に引っ張られΩ型になって昇る朝日のことです。
 出来る条件としては
 まず、海から朝日が昇ってくること、ただし、陸地が低いか霞んで見えないときは、だるま朝日型になって見えることもあります。
 水平線上に雲がないこと。
 海水と冷たい大気の温度差による光りの屈折で出来る蜃気楼の一種なので、晩秋から初春の寒冷な時期であること。
などです。
 
①16年1月1日 津市千里海岸。


②同上。


③17年3月24日 津市河芸海岸。


④18年1月21日 河芸海岸。


⑤18年2月9日 千里海岸。


⑥18年2月14日 津市白塚海岸。


⑦18年3月2日 白塚海岸。


⑧同上。


⑨18年11月25日 千里海岸。


⑩同上。


⑪18年12月13日 千里海岸。


⑫19年1月1日 千里海岸。


⑬19年1月4日 鈴鹿市白子海岸。


⑭同上。


⑮19年2月18日 白塚海岸。


⑯同上。


⑰同上。


 私が朝日を撮り始めたのが16年元日の初日の出からなので、だるま朝日の写真は多くありません。
 だるま朝日だけでは絵として物足りないため、漁船、海鳥、灯台などを入れるようにしています。
 鈴鹿市の白子以北の海岸からも日の出を写していますが、太陽は知多半島から昇るためだるま朝日になってくれません。
 これから津市北部の海岸では太陽はもっと北方向、知多半島内陸部から昇り、だるま朝日は見られにくくなります。

浜千鳥 大飛翔 その2

2019-03-14 | 三重県・海・伊勢湾
 津市河芸海岸です。
 ハマシギやミユビシギなどのシギ類(浜千鳥)の大群が飛翔を繰り返しています。

①海は青くおだやかで、堤防上には何人かの釣り人の姿があります。


②一番北側の群れです。


③このひとかたまりはすべてハマシギです。


④一本足で立ち、くちばしを羽根の中に入れるのは、彼らのくつろぎのポーズです。


⑤こちら側の一群の手前の2羽はシロチドリ。
 三重県の県鳥ですが、数が減って絶滅危惧種に指定されいます。
 彼らが群れで飛ぶ姿は見たことがありません。


⑥チョコチョコ歩きのミユビシギ。


⑦ハマシギは来月になれば夏毛に生え代わり、胸や腹が黒く汚くなります。





⑨ハマシギが水辺の甲殻類などを漁っています。


⑩再び飛翔。








⑬目の前を猛スピードで突っ走り、着陸します。


⑭違う群れが飛び立ちます。





⑯砂浜で立ったり座ったり、移動したりして彼らの姿を追いました。
 目障りな奴と思われているようなので、退散します(^^;)。