風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

浜千鳥 大飛翔 その1

2019-03-13 | 三重県・海・伊勢湾
 津市河芸海岸です。
 このシーズン初めてミユビシギ、ハマシギなどのシギ類の大群に出会えました。
 シギ類というのは味気ない言葉なので、タイトル名は古来から彼らのことをそうよんでいた「浜千鳥」としました。

①おだやかな春の日の海です。
 ミユビシギとハマシギの混成部隊と思われる大群が通過して行きます。


②すごいスピードです。
 シャッター速度優先モード、2000分の1秒で連写しています。





④一糸乱れぬ飛翔です。
 彼らが一斉に体をひる返すたびに、黒い背中を見せたり、白い腹や羽根の裏を見せたりします。





⑥春の陽光の中を、まるでひらひらと花吹雪が舞っているようです。


⑦望遠レンズで写しているので全容はとらえられませんが、数百羽という群れで飛んでいます。


⑧だんご状になって急上昇したり、急旋回したりします。


⑨よくぞ彼ら同士ぶつからないものと感心します。


⑩角度によっては針金細工の小鳥のように見えます。


⑪彼らは「千鳥」の名にふさわしく千羽以上もの大群を作ることもあります。





⑬適宜、トリミングしています。








⑯次々に着陸します。





 明日はその2です。

船帰る

2019-03-07 | 三重県・海・伊勢湾
 津市白塚海岸です。

①午前10時頃です。
 貝採り漁を終えた船が帰って来ます。
 この時期の操業時間はおおむね6時半から9時半です。


②次々に船が入港します。


③下ろしやすいように、船の舳先に貝の袋を積み上げています。
 何匹かのカモメを後に従えています。














⑧まだ半分以上の船が帰っていませんが、漁港へ行き貝を写させてもらいます。
 一時私は不調を心配しましたが、今年の貝の水揚げは順調のようです。
 船名が書かれた木札のあるところへ、それぞれの貝を積み上げて行きます。


⑨ほとんどがバカ貝です。
 手前はハマグリ。
 一袋は約20kg、上限は2人乗りの船は15袋、1人乗りは13袋となっています。


⑩港の北側方向の海です。
 手前は鵜、奥はカモメとキンクロハジロと思われる鴨です。








⑬先ほどとは逆方向から写しています。








⑯まだ次々に船は帰って来ます。

春暁の海 その3

2019-03-04 | 三重県・海・伊勢湾
 津市白塚海岸です。
 今回が最後です。

①日は少し高くなり、空と海はオレンジ色に輝いてきました。


②左方向から飛行機が来ます。


③リュックを背負ったウオーキングの人が行きます。





⑤水産加工場に巣くっているノラネコ。
 ほかは逃げたのにこの1匹は逃げません。


⑥今度はランニングの人。


⑦オオセグロカモメ。





⑨海は銀色に変わって来ました。

















⑮小型船に乗り、ひとりで漁をして人もいます。
 一生懸命働いている人にこんなことを言っては悪いのですが、絵になる姿だと思います。
 なお最低限のマナーとして、働いている人の顔が識別出来るような写真は撮らず、また写ったとしても使用しません。
 これらほとんどの写真は目障りにならないよう、遠方から600mmズームレンズで写したものです。





⑰遠くに中部空港から津港へ向かう高速船。
 上空を行くのは鵜ではなく、鴨です。


春暁の海 その2

2019-03-03 | 三重県・海・伊勢湾
 津市白塚海岸です。
 春を感じる少し靄った海です。
 採貝漁の船を追います。

①太陽は完全に浮上しました。


②2艘の船がL字型に交差しています?








⑤船のまわりを飛ぶカモメの姿がいつもよりも少ないです。





⑦船が動き出しました。


⑧直進せず円形運動に入るようです。


⑨こういう方法で貝を採ることはありません。
 時々見るのですが、このように操船する意味が分かりません。





⑪ひとまわりしました。


⑫少し途絶えていた鵜の群れがまた右から左、南から北へ飛んで行きます。











 明日は最後、その3です。

春暁の海 その1

2019-03-02 | 三重県・海・伊勢湾
 津市白塚海岸です。

①夜明け前、春暁の海です。
 水平線近くは靄がかかり、対岸の島々も半島も見えません。
 すでに貝採り漁は始まっています。


②上空を鵜の群れが次々にえさ場へ向かいます。


③人も鳥も今日の営みの始まりです。





⑤そして今日もお日様は昇って来ます。











⑨太陽は下方がくびれ、だるま朝日を作ろうとしています。


⑩漁師さんは漁の手を休め、昇る太陽を見ているようです。











⑭この人もだるま朝日を見ているようです。





⑯太陽は水平線から離れようとしています。


 明日はその2です。