風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

熊野灘の風景 七里御浜・花の窟・赤木城跡

2017-05-25 | 三重県・海・熊野灘
 三重県熊野市の世界遺産「獅子岩」「七里御浜」「花の窟(いわや)」をめぐったあと、天空の城として注目されている「赤木城跡」へ向かいます。

①熊野灘に向かって吠える獅子岩。
 高さ25m、周囲210mの巨岩です。





③砂浜から見た獅子岩。
 すこし形がいびつで、獅子というよりもキングコングに見えます。


④階段堤防から見た国道42号と左、七里御浜、右、花の窟。


⑤全長22kmの七里御浜。
 砂浜ではなく砂礫海岸です。


⑥海はドン深で、遊泳禁止です。


⑦正面は鬼ヶ城。


⑧七里御浜は和歌山との県境の熊野川河口部まで続きます。





⑩引き潮はザザザッという音とともに、すべてのものを海へ引きずり込み、また寄せてきます。


⑪花の窟。
 山の巨岩自体がご神体で、社殿はありません。
 熊野信仰の根底は自然崇拝です。








⑭熊野市紀和町、赤木城跡。
 1589年、築城の名手といわれた藤堂高虎が築いた平山城です。
 平成元年に国史跡に指定された以降、復元作業が続けられ、見事に再現されています。

















⑳今でも交通不便でへんぴな山中に、よくぞこのような城を築いたものです。

熊野灘の風景 鬼ヶ城

2017-05-24 | 三重県・海・熊野灘
 三重県熊野市にある、国の天然記念物・名勝、世界遺産「鬼ヶ城」です。
 熊野灘の荒波に削られた無数の海蝕洞と凝灰岩の大岩壁が1,2kmも続いています。
 昨秋もご紹介しましたが、その時は台風被害で約3分の2の区間が通行止めでした。
 今年2月に1年半ぶりに全面開通になりました。




②須賀利を写したあと、11時半に鬼ヶ城へやって来たので、多くの観光客とぶつかってしまいました。
 あえて人を入れて写しているのもあります。




















⑨右側の白いところはコンクリートで補修された部分です。


⑩波の動きも見ていて飽きません。








⑬狭い人ひとり分の遊歩道もありますが、すべて鉄の手すりがつけられています。
 天気がよくても波浪が高いと通行禁止になる区間もあります。





⑮鬼ヶ城の上の林には、いくつかトンビの巣があるようです。





⑰鬼の横顔のようにも見える岩。
 ここまで入り口からまっすぐ歩いて約30分、やって来る観光客はほとんどいません。





⑲七里御浜が近くなってきました。
 釣り人の姿も見えています。
 このへんで引き返します。

熊野灘の風景 須賀利 にほんの里百選 その2

2017-05-23 | 三重県・海・熊野灘
 三重県尾鷲市須賀利です。
 「にほんの里百選」に選ばれている須賀利から、島勝浦、白浦、白石湖へ向かいます。

① ①~⑦須賀利。




















⑧ ⑧~⑫紀北町、島勝浦。














⑬ ⑬~⑮白浦。








⑯周囲5kmほどの小さな汽水湖、白石湖。
 ここで生産される渡利牡蠣は味がよく、生産量が少ないため幻の牡蠣とよばれています。







熊野灘の風景 須賀利 にほんの里百選 その1

2017-05-22 | 三重県・海・熊野灘
 三重県尾鷲市須賀利(すがり)です。
 急傾斜地に黒い瓦屋根の人家が、狭い路地をはさんで密集し、山すそにいたるまで軒が連なっています。
 ここは昔ながらの漁村風景が残るまちとして「にほんの里百選」に選ばれています。
 2回に分けて掲載します。































⑪写真撮影の許可を得て写し、話をお聞きしました。
 ガシラ(カサゴ)のはえ縄作りをしています。
 エサはカタクチイワシです。
 この後、この仕掛けを漁場へ沈め、翌朝3時頃に引き上げます。
 ガシラのほかハタ類やメバルなどがかかってくるそうです。








⑭この堤防がまちを守っています。 
 台風などによる高波は防げますが、巨大津波は乗り越えて来るでしょう。
 地区内の至る所に、避難経路が標示されています。

















⑳逆光に瓦屋根が光り、若葉の緑と海の青さが目にしみます。


 明日はその2です。

熊野灘の風景 熊野~尾鷲 その2

2016-09-13 | 三重県・海・熊野灘
 三重県の熊野灘沿岸をめぐっています。
 今回は尾鷲市の地区です。

①賀田湾内の船だまり。





③天気が目まぐるしく変化します。





⑤三木浦漁港。
 釣り人がひとり。
 前方は峨々たる山並みです。














⑩九鬼漁港の入り口付近。


⑪このような岸に近いところで、40cm 以上はあろうかという、大きなボラが4,5匹、私の姿を見て、逃げ去りました。








⑭このへんの大漁旗は「那智大権現」です。


⑮港の行き止まり。
 九鬼湾口です。


⑯九鬼漁港。





⑱台高山脈の南の端の険しい山々が海に迫っています。
 この山々に太平洋からの湿った風がぶつかり、雨を降らせます。
 尾鷲市は日本有数の雨量の多いところです。