風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

熊野灘の風景 熊野~尾鷲 その1

2016-09-12 | 三重県・海・熊野灘
 三重県の熊野灘の海岸部を、熊野市から尾鷲市に向かって訪ねます。
 今回は熊野市に属する地区です。

①熊野市磯崎漁港。


②堤防の後ろの左側の小山は、鬼ヶ城の上部です。





④波田須、徐福茶屋横。
 JR紀勢本線が少し見えます。
 鉄道撮影の好ポイントのひとつかもしれません。


⑤遊木(ゆき)漁港。

















⑪二木島漁港の全景。
 ここも鉄道撮影の好ポイントでしょう。


<参考>3月31日の写真。
 特急ワイドビュー南紀。奥へ向かって走っています。たまたま撮ったものです。








⑭二木島湾には養殖マグロのコワリが並んでいます。
 背後の半島の真ん中奥に楯ヶ崎があります。


<参考>楯ヶ崎、最高部70m。柱状節理が見事です。


⑮左側の小山は海金剛というこれまた見事な柱状節理の大岩壁があります。


<参考>右が海金剛の絶壁。
 最高部は162mあります。この風景は海上からしか見ることが出来ません。


⑯甫母(ほぼ)漁港。


⑰背後の山の左は、海金剛。


⑱手前は先ほどの甫母漁港。
 奥は二木島湾口部です。

誰もいない海 三木里海岸

2016-09-11 | 三重県・海・熊野灘
 三重県尾鷲市、三木里海岸です。
 ここも遠浅の澄み切った水と白い砂浜が広がり、夏には海水浴場としてにぎわいます。
 背後には紀州藩主時代の徳川吉宗が、防風林として植えさせたといわれる松林が連なっています。
 夏のにぎわいがうそのように、誰ひとりいない海岸は静まりかえっていました。








































⑭大きく竿がしなり、大物がかかったようです。
 奥さんはタモを持って待機しています。
 ところが、途中で魚が根に潜ったか、何かに引っかかったのか、竿はしなっているのに魚は上がってきません。
 しばらくの間やり取りし、何とか引き寄せようとしましたが、ついには仕掛けが切れてバラしてしまいました。
 この残念な気持ちはよく分かります。


⑮三木里海岸に日は少し傾いてきたようです。

 

熊野・鬼ヶ城 

2016-09-08 | 三重県・海・熊野灘
 三重県熊野市にある鬼ヶ城です。
 昨年7月の台風により遊歩道が崩壊し、約三分の二の区間が通行止めになっています。
 復旧の目処は立っていませんが、この鬼ヶ城自体が地震や地殻変動などによる隆起や雨風、波などによる浸食という長年の自然作用で出来たものなので、自然のなせる技は致し方ないことでしょう。
 それでも鬼ヶ城の奇観の一端は見ることが出来ますので、ご紹介します。

①鬼ヶ城の入り口の大泊湾。
 いつも船が浮かんでいます。


②沖合の小島はマブリカ島。


③千畳敷への道。








⑥千畳敷の内部。
 ここは千畳敷などというよりも、鬼のすみかといった感じです。


⑦規模が分からないので、人が来るのを待って、比較のため入れ込みました。
 大部分が通行止めなので、ツアー客は見当らず、観光客は少ないです。





⑨奥の木戸への右側の登り口で、通行止めです。
 下は今は使われていない旧道です。





⑪旧道を下ってみました。


⑫すぐに行き止まりです。
 向こうは七里御浜。


⑬来た道を引き返します。


⑭正面は磯崎の集落。
 右手から船が帰ってきました。


⑮船は磯崎漁港に入って行きました。
 手前に釣り人がひとりいます。


⑯グレ(メジナ)釣りです。
 ふた流し見せてもらいましたが、魚の当たりはありません。





⑱トビが一羽、上空を悠々と舞っています。

夏のなごりの海 新鹿海岸

2016-09-07 | 三重県・海・熊野灘
 三重県熊野市、新鹿(あたしか)海岸です。
 きめの細かい白い砂と青く透き通った遠浅の海岸が広がります。
 背後に熊野の青い山並みが連なっています。
 環境省が選定した「日本の快水浴場100選」のひとつです。
 今は人が少ない静かな海ですが、夏は海水浴客でにぎわいます。
 9月2日の写真です。
 写真だけご覧ください。




































獅子岩・七里御浜・花の窟

2016-09-06 | 三重県・海・熊野灘
 三重県熊野市にある獅子岩、七里御浜、花の窟(いわや)をめぐります。
 これらはいずれも、熊野古道関連として世界文化遺産に登録されています。
 9月2日の写真です。

①熊野灘に向かって吠える巨大な獅子岩。


②獅子岩は高さ約25m、周囲は210mほどもあります。


③獅子岩の前は七里御浜。


④七里御浜は22kmにも及ぶ長大な砂礫海岸。


<参考>松本峠付近から見た七里御浜の全景。以前使った写真の再掲。


⑤海はドン深で遊泳禁止。














⑩熊野灘に向かってこちらも吠えているような巨木がひとつ。


⑪国道際から見た、左側が花の窟のある岩山。


⑫七里御浜から見た花の窟。


⑬花の窟全景。


⑭花窟神社。


⑮ご神体はこの巨岩です。
 この神社には社殿がありません。
 熊野信仰の根底にあるのは自然崇拝です。
 熊野地方には社殿のない神社が、まだかなりあります。








⑱年二回の大祭には御縄掛け神事が今も行われています。