風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

想い出の風景 島根半島・赤瓦の屋並み 島根県

2019-05-20 | 山陰
 「想い出の風景」を10枚以内の季節に見合った写真で構成しています。
 今回は島根県島根半島です。

①松江市美保関町北浦海岸。
 青い海、白い砂浜、赤褐色の石州瓦を置いた民家、奥の小さな入り江に浮かぶ小船、おおらかなラインを描く丸い山。
 かっての谷内六郎の絵や、原田泰治に描いてもらいたいような風景です。








④同島根町加賀、石州瓦の屋並み。
 石州瓦とは島根県の西半分を構成する石見(いわみ、旧石見国)で作られる瓦のことで、釉薬の関係で赤褐色が多く、寒さや塩害に強い瓦です。


➄この石州瓦を見ると、山陰地方にいることを実感します。


⑥イカ釣り船の浮かぶ片江漁港。


⑦玉結湾。


⑧千酔海岸。





⑩島根半島は大山隠岐国立公園の一角を成す景勝地ですが、この北部の海岸は釣り客と夏場の海水浴客以外に、訪れる人は少ないようです。


 この島根半島を初めて訪れたのは、まだ米子自動車道が開通していない30数年も前のことです。
 海岸で写真を撮っていたら、車が急に前に停まり、何事かと思ったら若い人が降りて来ました。
 自分はホンダの鈴鹿工場にいたことがある。ここで三重ナンバーに会うのは初めてと、なつかしそうに話かけてきました。
 今回(2015年)走っても車も多くなく、素朴な風情は変わりませんでした。
 島根半島西部の出雲大社や日御碕を訪れる人は多くても、北部まで足を伸ばす人は少ないようです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すばらしい思い出 (いせえび)
2019-05-21 18:13:03
デ某さん、こんにちは。
そうですか、10代の頃海を渡り、山を越えて、キャンプをされたことがおありですか。
今は境港から車で橋を渡ればすぐですが、当時は渡船だったことでしょう。
すばらしい、なつかしい青春の思い出ですね。
道はよくなっていますが、海岸の家並みや風景は往時と、あまり変わっていないようにも思われます。
境港は何度も通っているのに、鬼太郎ロードを少し歩いただけで申し訳ないです。
若い頃友人と皆生温泉で泊り、弓ヶ浜からながめた海越えの大山の姿が今でもよみがえってきます。
しばらくして浦富海岸をアップする予定です。
コメントをいただきありがとうございました。
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懐かしく! (デ某)
2019-05-21 15:58:53
私の郷里(境港)からすぐ!ですから よく行きました。
夏休みに、海峡400m、山を越えキャンプしたことも…。
青春、それも十代の青春が甦りました。
先の「大山」記も含めて ありがとうございました。

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