つれづれなるままに

70代突入!
人生100年時代どう生きる?

役立たずのままで楽しむ

2016-06-26 | 日記
生を役立たずのままで楽しむがいい<老子>

(自分の価値を証明しようとしてはいけない。その必要はない。)

一年位前に何かで読み、書き留めた言葉。

色んなボランティアをした。

アルツハイマーの義母を見送ってから“人の役に立ちたい”と

思ったから(特に阪神・淡路大震災後)

老人保健施設でのV・ホスピスでのV・大学病院でのV

知的障害者施設でのV・特別養護老人ホームでのV

自分の価値を証明したかったのだろうか??

今は有料老人ホームで体操のボランティアをしている。

(気功講師として出向いている他の所は、交通費プラスアルファ

 頂いてるのでボランティアではないだろう)

ホスピスボランティアをしている時

忘れられない親子に出会った。

親一人(母親)子一人(女性)だったと思う。

関東で一人住まいしていた母親が癌の末期と分かり

一人っ子の女性は結婚して住んでいた関西のポスピスを選んだ。

お天気がいい日は窓辺の日当たりのいい場所に座布団を敷いて

チョコン(小柄な方だった)と座り、編み物などしておられた。

いよいよというある日、ベッドを起こし娘さんの手作りの食事を

されていた時ポツンと言われた「お茶漬けが食べたい」

ホスピスの食事時間ではない。娘さんは看護師さんに

連絡しようとしたが、手が空いている人はいない時間帯。

(ある程度自由にボランティアに任せてくれる病院だった)

私が急いで食堂へ行き、調理師さんに事情を話し、材料を準備してもらった。

もうご本人に飲み込む力は無かった。

それでも、スプーンでほんの少し、お茶漬けを口に入れて差し上げた途端

言われた一言「お茶漬けの臭いがする」

1週間に一度のボランティアだったので、次の時ホスピスに行くと

そのお部屋は空いていた。

あなたは全ての体験をしつくすために今ここにいます










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