義実家に一人暮らしの義弟。
義母と二人暮らしだったが、
アルツハイマーになった義母を、我が家に引き取ったので、
30代で一人暮らしとなる。
世話焼きだった義母と暮らし、
朝も起こされていた義弟だから、
周りは一人暮らしを心配した。
が、案に反して上手に暮らしてきた。
60で仕事を辞め、悠々自適の生活。
趣味のパチンコに日参していた。
コロナが蔓延してからは、家にこもる生活になった。
それも心配したが、
本人はいたって普通に過ごしている、らしい。
若い時、ドラムを少し習ったらしく、
ジャズを聴きながらビールを楽しんでいる。🍺
我が家のスピーカーの音が良いと、🔈
お気に入りのジャズのCD持参でやって来る。
父親の“呑んべいの血” を引き継がなかった夫に代わり、
私がお相手をする。
「やっぱりお酒は “差しつ差されつ” だねぇ」
と、嬉しそうに過ごしていく。
母と姉と兄が、揃ってアルツハイマーになっちゃったけど、
義弟は大丈夫そうだ。
そんな弟に夫が、近所の人達の様子を尋ねる。
同じことを、何回も。
義弟は、苦笑しつつ丁寧に答えてくれた。
5月の連休に娘たちが来る、と言うと、
「じゃあその時また来るかな。」
と言って帰っていった。
🍻🍶🍻