1.女賭博師乗り込む
監督 田中重雄
出演 江波杏子 (大滝銀子)
大楠道代 (大滝昌代)
三条魔子 (三枝ユカリ)
浪花千栄子 (寺尾きく)
滝田裕介 (奈良井辰造)
これは主演江波杏子の魅力を引出す任侠ものだった。江波と大楠は姉妹の役どころ。
女賭博師乗り込む - goo 映画
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2.現代任侠伝
goo映画によると: ↓
あらすじ
古場エンターテインメントの社長・古場克己は、国際的実業家としても名を成しているが、かつてヤクザで殺しに手を染めた過去を持っていた。そのことで関西会の浅川に恩義を感じていた古場は、彼が仕切る大花会に多額の援助をする。ところがその夜、浅川が何者かに殺害され遺体からコカインが検出されたことから、捜査は古場の会社にまでおよび検察局の家宅捜査を受けてしまう。実は、全ては古場の成功と浅川の台頭を苦々しく思っていた蒼心会の会長・木島の仕組んだ罠だった。辛うじて会社は不起訴処分となるが、古場は社長の座を退き、浅川殺しの犯人を突き止めることを決心する。そんな矢先、別れた妻・綾子との息子・信人が、蒼心会に入ったとの知らせが届いた。古場は、信人にヤクザにだけはなるなと説得するも、古場に反抗心を燃やす彼は言うことを聞かない。そして信人は、関西会総長の座を狙う木島によって、総長殺しのヒットマンにされてしまった。しかし、信人は総長・宗方の本当の子供だったのである。信人が本当の父親の命を奪おうとしていることを知った綾子は、信人を止めようとすることも出来ず、しかしその代わりに息子の罪を被る。かつての秘書で愛人でもある貴美子の兄で、蒼心会の幹部の広上から邪な木島の計画を知った古場は、木島を倒すべく木島たちの潜む廃工場に単身乗り込むと、彼らを撃つのだった。
↑ ということである。監督は降旗康男。
現代任侠伝 - goo 映画
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3.日本海大海戦 海ゆかば (1969年)
日本海大海戦 海ゆかば - goo 映画
cf.ウィキペディア日露戦争。
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石原氏の代表選日程「暴露」、民主党内に波紋
読売新聞 7月20日(水)20時30分配信
自民党の石原幹事長が20日のラジオ番組で、民主党の岡田幹事長から菅首相の後継を選ぶ党代表選を8月7日に行うと聞いたと語り、民主党内に波紋が広がった。
民主党幹部の一人は「6月2日に首相が退陣表明したころの古い話だ。自民党に『8月上旬には新代表も決まっているから、特例公債法案を通してくれ』と伝えたものだが、今は状況が違う」と解説した。
8月7日の代表選実施には、遅くとも8月初めには特例公債法案を含む「退陣3条件」の法案がすべて成立し、さらに首相が退陣を明言しなければならない。
だが、特例公債法案成立の前提となる子ども手当の見直し協議で、民主党と自民、公明両党との意見の隔たりはなお大きい。首相も続投に意欲的な言動を繰り返し、民主党内でも「8月上旬の代表選は困難」との見方が強い。
このため、野党側からは「『民主党執行部として首相退陣の日程を組んだのに、自民党が法案に反対するから首相が辞めない』という岡田氏のアリバイ作りでは」との観測も流れている。
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政府10法案成立もう断念…早すぎ批判も
読売新聞 7月21日(木)9時17分配信
民主党は20日、今通常国会に政府が提出した法案のうち、野党の協力を得るメドが立たない約10本の成立を断念する方針を固めた。
いずれも秋の臨時国会に継続審議とする方向だが、国会を70日間も延長したうえ、まだ1か月余も残した中での消極姿勢には、与党内からも批判が出そうだ。
成立を断念するのは、〈1〉温室効果ガス25%削減目標を盛り込んだ地球温暖化対策基本法案〈2〉製造業への派遣を原則禁止する労働者派遣法改正案〈3〉国家公務員への労働協約締結権付与を柱とした国家公務員制度改革関連法案――など。大半が審議入りすらしていない。
野党側が「菅首相の下では東日本大震災関連の法案以外は原則協力しない」との姿勢を強めていることに加え、首相の退陣条件とされる再生可能エネルギー特別措置法案などの成立や、原子力損害賠償支援機構法案など震災関連法案の処理を優先する狙いがある。
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水処理システムが自動停止=工事の影響、予測せず-福島第1
福島第1原発事故で、東京電力は21日、高濃度の放射能汚染水処理システムが午前8時38分に自動停止したと発表した。電線工事のため午後に停止させる計画だったが、工事の影響を十分検討しなかったため、予定より早く停止した。
東電は同日、同原発に引き入れている電線を複線化する工事を実施。水処理システムを午後3時半ごろ手動停止させる計画を立てていた。
しかし、水処理システムと淡水化装置の間にあるタンクの水位計の電源が、電線工事の影響で途絶えたため、水処理システム全体に停止信号が出て、計画より約7時間早く自動停止した。
東電は水位計停止までは把握していたが、システム全体が自動停止すると予測していなかった。この影響で今週のシステム稼働率は3%程度下がる見込み。(2011/07/21-12:49)時事通信
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菅が総理になることはなかった
【政治・経済】
2011年7月19日 『日刊ゲンダイ』掲載
でっち上げ事件で招いた2年間の政治空白、誰が責任をとるのか
小沢元代表の秘書3人に対する「陸山会裁判」は、20日が論告求刑公判。大詰めだ。有力調書をことごとく裁判所に却下された検察がどのツラ下げて求刑をするのか見ものだが、ジタバタしても醜態でしかない。
いくら体裁をつくろったところで特捜検察は負け、すでに勝負はついているのだ。検察の事件デッチ上げは根底から崩れ、小沢本人の関与ナシと無罪は動かしようがない。
それだけに、腹立たしくなってくるのが、この2年間の政治混乱と空白だ。小沢の「政治とカネ」スキャンダルにどれだけ永田町は無駄な時間を浪費してしまったのか。
2年前の西松建設「違法献金」事件で大久保隆規秘書をいきなり逮捕し、それがモノにならないと、今度は水谷建設「ウラ金」事件を持ち出し、小沢の政治活動をことごとく封じ込めた検察捜査。揚げ句に、「小沢排除」しか政策のない菅直人のような男を総理にしてしまい、今日のテイタラクを招いている。お笑いではないか。
剛腕・小沢に政権を握られ、既得権を崩壊されるのを恐れた旧自民党勢力や官僚機構、大マスコミが検察を動かしてやった構図から考えれば、連中は小沢封じの“目的”を達成したのだろうが、救われないのは何も知らない国民だ。実体のない「政治とカネ」問題に振り回され、政権交代に託した期待をことごとく潰されてしまった。バカみたいな話だ。
当初から、小沢捜査の政治的思惑を看破していた弁護士であり、民主党議員の辻恵氏が言う。
「時計の針を2年前に戻すのは無理としても、小沢さん本人に対する公訴は即刻取り消すべきですよ。今回の陸山会裁判では、小沢さんが政治資金の虚偽記載に関与したとされる検察調書がすべて却下された。この調書を唯一の証拠として検察審査会が2度議決し、小沢さんを強制起訴したわけですが、その前提である証拠がなくなったのだから、小沢さんの強制起訴裁判は成り立たない。容疑のない、無意味な裁判を続けるのは、無駄な時間と政治停滞をさらに積み上げることになるだけなのです」
指定弁護士による小沢裁判の公訴取り消し――これが緊急課題なのである。
裁判そのものが消えれば、くだらない党員資格停止処分も消える。小沢は思いっ切り菅降ろしや震災対策で動き回れる。このドン底の政治状況で唯一の光明だ。
旧体制と菅一派にだまされ、ハメられ、損ばかり押し付けられている国民は「指定弁護士は小沢裁判を取り消せ」と、声を大にして怒るしかない。
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仙谷が裏で操った若手の菅降ろし不発
【政治・経済】
2011年7月16日 『日刊ゲンダイ』掲載
退陣要求決起集会わずか30人
●「余計なことしてくれた」と反発も
大山鳴動してネズミ一匹とはこのことだ。
民主党の中堅若手11人が、15日に開いた菅首相の即時退陣を求める決起集会。14日に400人を超す党の全議員に案内状を配り、「100人以上が来る」と吹聴していたが、参加者は計30人というテイタラクだった。
主催した吉良州司・元外務政務官と長島昭久・元防衛政務官は「菅首相の思いつき政策で日本経済は壊滅しかねない。即刻退陣を突きつけたい」と気勢を上げたが、むなしさだけが残った。“即刻退陣”はみなが望むことなのに、なぜ参加者が少なかったのか。
「ただ集まって声を上げたところで、菅首相が辞めるはずありませんよ。そんなに簡単なら苦労しない。具体的な戦略は何ひとつなく、参加するだけムダだと思いました」(中堅議員)
一方、「仙谷官房副長官がウラで主導していたのがミエミエ。だからみんな遠慮した」との声も出ている。どういうことなのか。
「吉良氏と長島氏は、当選同期で外交通ということもあり仲が良い。昨年、2人が外務と防衛の政務官を務めていた時、当時の仙谷官房長官とよく対米政策について議論をしていました。仙谷氏は、2人の能力を高く評価、2人も頼りになる大先輩と仙谷氏を慕っていた。仙谷氏が今年1月に党の代表代行に就任したとき、2人を『補佐』にしようとしたこともあった。先月の内閣不信任案が否決されて以降、平然と居座る菅首相を仙谷氏が引きずり降ろそうとしたが失敗。完全に干されてしまった。最近、菅首相が将来的な脱原発をブチ上げ、長期政権を築こうとしているため、仙谷氏が2人に『菅降ろしに動け』と指示したとみられています」(民主党関係者)
2人は親しい9人の議員に声をかけ、まずは13日夕方、即時退陣を求める要望書を持って官邸に押しかけた。これには同日夜に菅首相が行った原子力エネルギーの記者会見を潰す狙いがあったようだ。それに続く第2弾が今回の決起集会だった。
「いろいろ考えたのでしょうが2つとも何の意味があったのでしょうか。官邸に押しかけても無視され、決起集会も人が集まらなかったので何のプレッシャーも与えられていない。それどころか、仙谷主導の揺さぶりと知った菅首相は怒り狂い、今まで以上に居座り続けるでしょう。本当に余計なことをしてくれた」(小沢グループの一人)
若手をけしかけた仙谷の菅潰しは、あえなく頓挫。この党は上から下まで、ホント何やってるんだか。
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*仙谷と管とは元々お仲間である。仙谷は自民党の某有力者らともデキている。
この国は結局、自公も管も仙谷もメディアも総動員で一体になり、この件だけでは一致協力して小沢を封じて何が残ったと言うのか。
ゼロである。いや、マイナスだけである。
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汚染牛肉、国の買い上げ検討=食品で初めて-農水省
農林水産省は21日、放射性セシウムで汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通した問題に関し、暫定規制値を超えるセシウムが検出された牛肉を国が全量買い上げる方向で検討に入った。農水省の筒井信隆副大臣は同日の記者会見で、「市場に一切出回らない形で、消費者に安心感を持ってもらうことが必要だ」と述べ、早期に実現させたい考えを強調した。
鹿野道彦農水相は同日夜、記者団に「(2001年に国内で発生した)BSE(牛海綿状脳症)のときの施策も参考に総合的に検討したい」と指摘した。
東京電力福島第1原発事故に絡む食品の放射能汚染問題では、野菜や魚などからも規制値を超える放射性物質が検出されたが、国による買い取りは実施していない。国が牛肉を買い上げれば、初めてのケースとなる。必要な予算規模は未定だが、予備費の活用を検討している。
農水省はと畜場で出荷前に放射性物質の検査を行い、規制値を上回った牛肉を買い上げたい考えだ。牛肉は焼却処分する。買い上げ価格は稲わら汚染の発覚で下落した現在の値段ではなく、震災前後の価格を想定している。(2011/07/21-20:57)時事通信
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監督 田中重雄
出演 江波杏子 (大滝銀子)
大楠道代 (大滝昌代)
三条魔子 (三枝ユカリ)
浪花千栄子 (寺尾きく)
滝田裕介 (奈良井辰造)
これは主演江波杏子の魅力を引出す任侠ものだった。江波と大楠は姉妹の役どころ。
女賭博師乗り込む - goo 映画
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2.現代任侠伝
goo映画によると: ↓
あらすじ
古場エンターテインメントの社長・古場克己は、国際的実業家としても名を成しているが、かつてヤクザで殺しに手を染めた過去を持っていた。そのことで関西会の浅川に恩義を感じていた古場は、彼が仕切る大花会に多額の援助をする。ところがその夜、浅川が何者かに殺害され遺体からコカインが検出されたことから、捜査は古場の会社にまでおよび検察局の家宅捜査を受けてしまう。実は、全ては古場の成功と浅川の台頭を苦々しく思っていた蒼心会の会長・木島の仕組んだ罠だった。辛うじて会社は不起訴処分となるが、古場は社長の座を退き、浅川殺しの犯人を突き止めることを決心する。そんな矢先、別れた妻・綾子との息子・信人が、蒼心会に入ったとの知らせが届いた。古場は、信人にヤクザにだけはなるなと説得するも、古場に反抗心を燃やす彼は言うことを聞かない。そして信人は、関西会総長の座を狙う木島によって、総長殺しのヒットマンにされてしまった。しかし、信人は総長・宗方の本当の子供だったのである。信人が本当の父親の命を奪おうとしていることを知った綾子は、信人を止めようとすることも出来ず、しかしその代わりに息子の罪を被る。かつての秘書で愛人でもある貴美子の兄で、蒼心会の幹部の広上から邪な木島の計画を知った古場は、木島を倒すべく木島たちの潜む廃工場に単身乗り込むと、彼らを撃つのだった。
↑ ということである。監督は降旗康男。
現代任侠伝 - goo 映画
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3.日本海大海戦 海ゆかば (1969年)
日本海大海戦 海ゆかば - goo 映画
cf.ウィキペディア日露戦争。
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石原氏の代表選日程「暴露」、民主党内に波紋
読売新聞 7月20日(水)20時30分配信
自民党の石原幹事長が20日のラジオ番組で、民主党の岡田幹事長から菅首相の後継を選ぶ党代表選を8月7日に行うと聞いたと語り、民主党内に波紋が広がった。
民主党幹部の一人は「6月2日に首相が退陣表明したころの古い話だ。自民党に『8月上旬には新代表も決まっているから、特例公債法案を通してくれ』と伝えたものだが、今は状況が違う」と解説した。
8月7日の代表選実施には、遅くとも8月初めには特例公債法案を含む「退陣3条件」の法案がすべて成立し、さらに首相が退陣を明言しなければならない。
だが、特例公債法案成立の前提となる子ども手当の見直し協議で、民主党と自民、公明両党との意見の隔たりはなお大きい。首相も続投に意欲的な言動を繰り返し、民主党内でも「8月上旬の代表選は困難」との見方が強い。
このため、野党側からは「『民主党執行部として首相退陣の日程を組んだのに、自民党が法案に反対するから首相が辞めない』という岡田氏のアリバイ作りでは」との観測も流れている。
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政府10法案成立もう断念…早すぎ批判も
読売新聞 7月21日(木)9時17分配信
民主党は20日、今通常国会に政府が提出した法案のうち、野党の協力を得るメドが立たない約10本の成立を断念する方針を固めた。
いずれも秋の臨時国会に継続審議とする方向だが、国会を70日間も延長したうえ、まだ1か月余も残した中での消極姿勢には、与党内からも批判が出そうだ。
成立を断念するのは、〈1〉温室効果ガス25%削減目標を盛り込んだ地球温暖化対策基本法案〈2〉製造業への派遣を原則禁止する労働者派遣法改正案〈3〉国家公務員への労働協約締結権付与を柱とした国家公務員制度改革関連法案――など。大半が審議入りすらしていない。
野党側が「菅首相の下では東日本大震災関連の法案以外は原則協力しない」との姿勢を強めていることに加え、首相の退陣条件とされる再生可能エネルギー特別措置法案などの成立や、原子力損害賠償支援機構法案など震災関連法案の処理を優先する狙いがある。
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水処理システムが自動停止=工事の影響、予測せず-福島第1
福島第1原発事故で、東京電力は21日、高濃度の放射能汚染水処理システムが午前8時38分に自動停止したと発表した。電線工事のため午後に停止させる計画だったが、工事の影響を十分検討しなかったため、予定より早く停止した。
東電は同日、同原発に引き入れている電線を複線化する工事を実施。水処理システムを午後3時半ごろ手動停止させる計画を立てていた。
しかし、水処理システムと淡水化装置の間にあるタンクの水位計の電源が、電線工事の影響で途絶えたため、水処理システム全体に停止信号が出て、計画より約7時間早く自動停止した。
東電は水位計停止までは把握していたが、システム全体が自動停止すると予測していなかった。この影響で今週のシステム稼働率は3%程度下がる見込み。(2011/07/21-12:49)時事通信
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菅が総理になることはなかった
【政治・経済】
2011年7月19日 『日刊ゲンダイ』掲載
でっち上げ事件で招いた2年間の政治空白、誰が責任をとるのか
小沢元代表の秘書3人に対する「陸山会裁判」は、20日が論告求刑公判。大詰めだ。有力調書をことごとく裁判所に却下された検察がどのツラ下げて求刑をするのか見ものだが、ジタバタしても醜態でしかない。
いくら体裁をつくろったところで特捜検察は負け、すでに勝負はついているのだ。検察の事件デッチ上げは根底から崩れ、小沢本人の関与ナシと無罪は動かしようがない。
それだけに、腹立たしくなってくるのが、この2年間の政治混乱と空白だ。小沢の「政治とカネ」スキャンダルにどれだけ永田町は無駄な時間を浪費してしまったのか。
2年前の西松建設「違法献金」事件で大久保隆規秘書をいきなり逮捕し、それがモノにならないと、今度は水谷建設「ウラ金」事件を持ち出し、小沢の政治活動をことごとく封じ込めた検察捜査。揚げ句に、「小沢排除」しか政策のない菅直人のような男を総理にしてしまい、今日のテイタラクを招いている。お笑いではないか。
剛腕・小沢に政権を握られ、既得権を崩壊されるのを恐れた旧自民党勢力や官僚機構、大マスコミが検察を動かしてやった構図から考えれば、連中は小沢封じの“目的”を達成したのだろうが、救われないのは何も知らない国民だ。実体のない「政治とカネ」問題に振り回され、政権交代に託した期待をことごとく潰されてしまった。バカみたいな話だ。
当初から、小沢捜査の政治的思惑を看破していた弁護士であり、民主党議員の辻恵氏が言う。
「時計の針を2年前に戻すのは無理としても、小沢さん本人に対する公訴は即刻取り消すべきですよ。今回の陸山会裁判では、小沢さんが政治資金の虚偽記載に関与したとされる検察調書がすべて却下された。この調書を唯一の証拠として検察審査会が2度議決し、小沢さんを強制起訴したわけですが、その前提である証拠がなくなったのだから、小沢さんの強制起訴裁判は成り立たない。容疑のない、無意味な裁判を続けるのは、無駄な時間と政治停滞をさらに積み上げることになるだけなのです」
指定弁護士による小沢裁判の公訴取り消し――これが緊急課題なのである。
裁判そのものが消えれば、くだらない党員資格停止処分も消える。小沢は思いっ切り菅降ろしや震災対策で動き回れる。このドン底の政治状況で唯一の光明だ。
旧体制と菅一派にだまされ、ハメられ、損ばかり押し付けられている国民は「指定弁護士は小沢裁判を取り消せ」と、声を大にして怒るしかない。
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仙谷が裏で操った若手の菅降ろし不発
【政治・経済】
2011年7月16日 『日刊ゲンダイ』掲載
退陣要求決起集会わずか30人
●「余計なことしてくれた」と反発も
大山鳴動してネズミ一匹とはこのことだ。
民主党の中堅若手11人が、15日に開いた菅首相の即時退陣を求める決起集会。14日に400人を超す党の全議員に案内状を配り、「100人以上が来る」と吹聴していたが、参加者は計30人というテイタラクだった。
主催した吉良州司・元外務政務官と長島昭久・元防衛政務官は「菅首相の思いつき政策で日本経済は壊滅しかねない。即刻退陣を突きつけたい」と気勢を上げたが、むなしさだけが残った。“即刻退陣”はみなが望むことなのに、なぜ参加者が少なかったのか。
「ただ集まって声を上げたところで、菅首相が辞めるはずありませんよ。そんなに簡単なら苦労しない。具体的な戦略は何ひとつなく、参加するだけムダだと思いました」(中堅議員)
一方、「仙谷官房副長官がウラで主導していたのがミエミエ。だからみんな遠慮した」との声も出ている。どういうことなのか。
「吉良氏と長島氏は、当選同期で外交通ということもあり仲が良い。昨年、2人が外務と防衛の政務官を務めていた時、当時の仙谷官房長官とよく対米政策について議論をしていました。仙谷氏は、2人の能力を高く評価、2人も頼りになる大先輩と仙谷氏を慕っていた。仙谷氏が今年1月に党の代表代行に就任したとき、2人を『補佐』にしようとしたこともあった。先月の内閣不信任案が否決されて以降、平然と居座る菅首相を仙谷氏が引きずり降ろそうとしたが失敗。完全に干されてしまった。最近、菅首相が将来的な脱原発をブチ上げ、長期政権を築こうとしているため、仙谷氏が2人に『菅降ろしに動け』と指示したとみられています」(民主党関係者)
2人は親しい9人の議員に声をかけ、まずは13日夕方、即時退陣を求める要望書を持って官邸に押しかけた。これには同日夜に菅首相が行った原子力エネルギーの記者会見を潰す狙いがあったようだ。それに続く第2弾が今回の決起集会だった。
「いろいろ考えたのでしょうが2つとも何の意味があったのでしょうか。官邸に押しかけても無視され、決起集会も人が集まらなかったので何のプレッシャーも与えられていない。それどころか、仙谷主導の揺さぶりと知った菅首相は怒り狂い、今まで以上に居座り続けるでしょう。本当に余計なことをしてくれた」(小沢グループの一人)
若手をけしかけた仙谷の菅潰しは、あえなく頓挫。この党は上から下まで、ホント何やってるんだか。
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*仙谷と管とは元々お仲間である。仙谷は自民党の某有力者らともデキている。
この国は結局、自公も管も仙谷もメディアも総動員で一体になり、この件だけでは一致協力して小沢を封じて何が残ったと言うのか。
ゼロである。いや、マイナスだけである。
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汚染牛肉、国の買い上げ検討=食品で初めて-農水省
農林水産省は21日、放射性セシウムで汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通した問題に関し、暫定規制値を超えるセシウムが検出された牛肉を国が全量買い上げる方向で検討に入った。農水省の筒井信隆副大臣は同日の記者会見で、「市場に一切出回らない形で、消費者に安心感を持ってもらうことが必要だ」と述べ、早期に実現させたい考えを強調した。
鹿野道彦農水相は同日夜、記者団に「(2001年に国内で発生した)BSE(牛海綿状脳症)のときの施策も参考に総合的に検討したい」と指摘した。
東京電力福島第1原発事故に絡む食品の放射能汚染問題では、野菜や魚などからも規制値を超える放射性物質が検出されたが、国による買い取りは実施していない。国が牛肉を買い上げれば、初めてのケースとなる。必要な予算規模は未定だが、予備費の活用を検討している。
農水省はと畜場で出荷前に放射性物質の検査を行い、規制値を上回った牛肉を買い上げたい考えだ。牛肉は焼却処分する。買い上げ価格は稲わら汚染の発覚で下落した現在の値段ではなく、震災前後の価格を想定している。(2011/07/21-20:57)時事通信
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