本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

敗北前提。

2009-08-13 04:18:15 | 政治
昨日は麻生vs鳩山の党首討論があったが新味がないということか報道の扱いが小さく、私は一応ネットのライブ中継も見たが私のPCは音声が小さくて話の内容が聞き取れないのですぐ他に回した。NHKがこれを中継しなかったのは民間主催で他の政党への配慮からだったというから笑わせる。いわゆる『注目選挙区』のニュースでもメディアは取って付けたように必ず全立候補予定者の紹介をするのだが、小選挙区制である以上我々の関心事は誰が(つまりは概ね自公か民主のどちらが)当選するか、ということなのであるからどこの馬の骨かわからない泡沫候補(予定者)のことなんかどうでもいい(ちゃい)のだが、報道の側はあくまで形式として「公平を期する」という立場らしい。それにしても最近の麻生ら自民党首脳の発言は「負けっぷり」に言及してみたり、民主党マニュフェストの粗探しをしたかと思えば、今度は膨大な資金を使ってネットのあちこちにネガティヴCMを流してみたりで、そもそも「敗北~下野」を大前提に話を進めているようにしか見えないのだから、彼らは既に相当程度自信喪失に陥っているのが見え見えで昔日の面影もないというか、もうどうしようもない。笑。「政・財・官」の癒着構造は今や爛熟期を迎え「制度疲労」からあちこちで爛れ切って腐臭を放っているにも関わらず、その事実には蓋をして借金漬けのこの国を更に国債乱発と消費税導入でメタメタにしようというのだから、これはヤケノヤンパチ日陰の茄子(←正しくは「日焼けの茄子」で以下、色が黒くて食いつきたいがあたしゃ入れ歯で歯が立たないよと続く)、「あとは野となれ山となれ。どうせこの尻拭いは民主党がやるんだ。オラ知らない」という呆れ果てた態度で「これが政権党のやることか!?」と言いたくなる見下げ果てた惨状である。まさに「安易な政権存続はこの国に取り返しのつかない禍根を残す」のである。まあ来週からいよいよ選挙戦が始まることだし、果たして蛇が出るかジャが出るか、興味は尽きないってか、こちらは泰然自若として悠々と、これから刻まれるであろうわが国の歴史のほんの一齣に立ち会っていればいいのだ。ぁそ。 . . . 本文を読む

ぶれる。

2009-08-11 10:44:15 | 社会
逃亡中ののりピーが量販店に立ち寄って下着やカップラーメンを買い込んだというニュースを見て、着替えはともかく、食べ物にカップラーメンというのはちょっと食が貧しく安直(?)なのではないか、同じ非常食なら私だったら災害用のものを選びたい、それにお湯が使える場所だったらゴッホの「馬鈴薯を食べる人々」ではないがジャガイモを茹でて塩を振って食べた方がおいしいのではないか?などと余計なお世話というか要らぬ心配をした。富豪だった頃の小室哲也もジャンクフードや吉牛ばかり食べていたと言うし、別に吉牛やカップ麺に因縁をつけているわけではないが、芸能界という世界もどこか肝心なところが破綻してときに綻びを垣間見せているように思えて来るのである。私の方は食も日曜雑貨もスーパーでなければ百均である。百均と言えばダイソーかローソンかキャンキャン辺りだと思っている私だが(はあ?)先日は普段行くことのない鶴見橋商店街の百均へ行って、ボールペン、やし油石鹸、靴下(!)、タオル、防虫剤の計5点を買った。本当は『火垂るの墓』の節子ちゃんの影響で缶入りの『佐久間ドロップ』を探しに行ったのだが、商店街は全体がすっかりこぎれいに模様替えされていて、以前それを買ったお菓子のデパートはどこかに消えてしまっていた。あちゃ。それでこれまで前を通過するだけで一度も中へ入ったことのない某百均ショップへ行ってじっくり回ったらいろいろ小さなな発見があったわけである。ボールペンはダイソーへ行けば4色ボールペンが2本で105円だが、そこで私が選んだのは黒・赤・青の3色だが芯は4本あってうち黒が1mmと0.7mmの2本あるというボールペンが3本で105円だった。珍しいと思って買った。これは中国製。石鹸は100%天然素材というマレーシア製で1パック3個入りで105円。紳士用靴下は3足千円というのはよく買うが1足105円というのはどんなものだろうかと思って買った。ぁそ。中国製タオルは薄く大きいバスタオルだが目が粗く、色落ちするという注意書きがあった。これは普通の布団屋さんとか衣料品店とかで買った方が良かったかも知れない。あちゃ。ナフタリンは確か日本製だった。そういうわけで、百均も安くていいものがどんどん輸入されて来るから、暫く行っていないと時代から取り残されてしまうような気がする。まあ別に取り残されたってかまやしないんだけど。ぁそ。 . . . 本文を読む

火垂るの墓。

2009-08-08 23:29:32 | 
今度は「ゼロ商品」に大流行の兆しだそうである。カロリーゼロ、糖質ゼロ、保存料ゼロ・・と言ってもこれら全てが完璧にゼロでなくても基準値以下なら「ゼロ」と表示してもOKということで、今炭酸飲料・ビールなどに多いがソーセージ等食品にもボチボチ出始めている。「極限まで食べ続けたいけど太りたくはない症候群」とでもいうのか、「百人の村」ではないが世界中の大半の人々が飢餓に苦しんでいるというのに、この国と来たら一方で「百年に一度の大不況」とみんなで口角泡を飛ばして大騒ぎしていながら、その癖他方こういうものになら幾らでも金を使う気になれる層が大挙して市場に参入して「消費マインド」なるものを押し上げていると言うのだから、日々大量の残飯を排出し続けて恥じない我が『飽食の民』は全体として見たら「太った豚」という決して美しくはない存在以上のものではあり得ないないように思えて来る。先の大戦で戦場にいた人たちや敗戦後の引揚者を除けば、我々の近代史は戦中・戦後の一時期以外に「飢餓」なるものを体験したことがないと言ってもあながち言い過ぎではない。「戦後っ子」と持て囃された私の幼少時はどうだったかと言うと、確かに「モノ」が満ち溢れていたことなどは有り得なかったとしてもそれが「飢餓体験」にまで至ったなどとは及びもつかない。戦時中多くの家庭で常食だったという「すいとん」なども、正直言って私はこの歳になるまで食べた記憶がない。というわけで、飛田東映では『戦後焼跡闇市派』の巨匠・野坂昭如原作の『火垂るの墓』他2本が11日までかかっている。これに行った。 . . . 本文を読む

悪徳政治家。

2009-08-06 08:57:38 | 社会
橋下大阪府知事が先日某テレ朝のインタヴューに答えて「悪徳政治家」という言葉を使っていたのに触発されて、ああ懐かしい言葉だと故埴谷雄高の長編小説『死霊(←作者はこれを《しりょう》ではなく《しれい》と読めと言っている)』のことを思い出した。これは「sad,bad,glad,mad」の四兄弟がそれぞれ各章で繰り出す「心情吐露」が中核になっている観念小説で、ここにサッドは主人公三輪与志、バッドはその兄で病床に臥す三輪高志、グラッドは24時間不眠で処狭しとあちこち駆けずり回る首猛夫、マッドは黙狂・矢場徹吾という構成であるが、彼ら四兄弟の父親が「悪徳政治家」と呼ばれた「三輪宏志」なのである。ここでふと私が思うのは「悪徳政治家」の反意語は何だろうかということである。「善良政治家」かな?そんな言葉あんまり使わないというか、聞かないよな。笑。そもそも「善良なる政治家」が存在するなんて我々一般人が(はあ?)安直に信じているとは到底思われないし、「政治の言葉」というか、彼ら自称政治家らが日々臆面も無く繰り出す歯の浮くような「美辞麗句」というものに、とてもじゃないけど我々は「厚き信頼」など置いていやしないのではないだろうか。第一彼らは常に自らの政策を「自画自賛」し、翻っては政敵の政策は罵倒しまくって、結局は「俺だけが正しくお前はアホだ」と根拠薄弱なまま自らの正当性だけを声高に叫び続けるのが常態であるから、何が下品と言ってこんな下品な種族はいない。何が悲しくて裏で何をやっているか知れないあんな者たちに自分と自分の親兄弟や祖国の将来等々を託さなければならないのか甚だ疑問である。更に言ってしまえば、とりわけこれまで何十年もの間政・財・官の癒着構造にどっぷり浸かり切りの「自民党なんかもう要らねえよ。おとつい来やがれ」ということなのである。これは「二大政党制」などという「高尚な」議論以前の前近代的な「オラが村サ」の醜態なのであって、つまりは彼らなどは私の美学(?)に全くそぐわない人たちなのである。ぁそ。そういうわけで、先日の火曜日はトビタの洋画を見て来たので(途中涼しくてよく寝てしまっていたが)これも何か書けたら書きたいという今日この頃である。暑いのである。あちゃ。 . . . 本文を読む

政財官の癒着は解けず。

2009-08-04 05:46:27 | 社会
最近は夏の雲、積雲・積乱雲を追って近隣を回っている。近畿もいよいよ梅雨明けで、連日34℃前後の日が続く。今年の夏は「北冷西暑」だそうである。大池玉出スーパーには200円台前半の安い弁当があって自炊するより安上がりだが、かと言って三食これというのもちょっと考えてしまう。ぁそ。オフィス街のお昼の弁当販売だが、私の回った範囲では大阪では380円が一番安く、ときどき通りかかったとき利用する『元町食堂』では従来の500円弁当に加えて400円弁当も始めていた。500円弁当にはウーロン茶缶または自家製味噌汁が付く。ライスは言わなくても大盛である。昨日買ったのは「しゃけ弁当」で、メインディッシュはしゃけ、これにウィンナ(一本の半分)、鶏の唐揚一個、うずら豆、5mm程の薄い出汁巻一切れ、コロッケ(一個の半分)、きんぴら、マカロニサラダ、漬物、キャベツ、レタスが極少量ずつ付いていた。全部調べた。ぁそ。で、京都や東京のような破格の安売り弁当は大阪にはないのだろうか?テレビで見たような気もするんだけど私は知らない。というわけで、昨日は公園かどこかで食べようと思って近くの神社に行ってみたが、外は猛暑なので諦めて結局弁当は家まで持ち帰った。ぁそ。選挙が終わる頃には少しは涼しくなるのだろうか。まあここ暫くは辛抱である。 . . . 本文を読む

拝啓車寅次郎様他。

2009-08-02 00:35:23 | 
7月31日金曜日の飛田東映サービスデーのことである。私は「釣りバカ」を見るつもりで行ったのだがそれはもう終わっていた。あちゃ。代わりに見たのが清水次郎長と寅さんと文太さんである。製作された年代順で言うと『次郎長三国志』が2008年、『拝啓車寅次郎様』が1994年、『代理戦争』が1973年だった。監督は次郎長がマキノ雅彦こと津川雅彦、寅さんは山田洋次、仁義なきは深作欣二と、これだけでもイッチョマイのことを語ろうと思ったら数日以上かかってしまう。無論私は「自称映画評論家」でも「評論家もどき」でもないから、個別の映画におこがましくも『採点』してみたり、或いはお節介にもネタばれのあらすじをを書き込むことはないが、そうは言ってもせめて私の個人的な着眼点や感想の一端なりとも書き留めておかないと、第一唯でさえ少ないブログネタが枯渇してしまうのでアル。ぁそ。 . . . 本文を読む