心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

愛があれば

2019-12-29 | 心の片隅
若い頃は
「愛があればお金なんて」
と言う言葉を
うざったく思ってた

そんな訳ないじゃないって
愛なんてそんなに必要じゃないって
そう思えたのに

いろいろな経験をして
歳を重ねてきた今

お金はそんなに重要じゃないって
もちろん生活できないくらいでは
困るけど

満たされない心

そこには
お金をいくら使ってみても
決して塞がらない
心の穴があって

その穴から吹き込んでくる
冷たい風に寒さに
時々耐えられなくなる

生きていること自体さえ
虚しくなってきて
涙が流れる

「愛があれば・・・」
お金が要らないってことではなくて
何かあっても乗り越えようとする
気力が湧いてくるということで

生きようという強い心を
持つことができるということで

そして
「愛が・・・」
一番大事で得られにくいもののような
気がして

だからだから
ほんの少しの愛でいいから

愛があればそれだけでいいって

今の私の心が叫んでる

あなたのためにできること

2019-04-30 | 心の片隅
知らなかった
あなたにこんなつらい思いを
させてたなんて

何気なく皆で話してた世間話

途中から
心は凍り付いた

私があなたを傷つけてること
こんな形で知らされた

あなたのためにできること

私の根底を覆えして
強い私を引っ込めて
優しく丸く温かく

尽くす心
見返りを求めない心
許す心

心に余裕のない
今の私には
ずいぶん難しくなってるけど

それでもそれでも

大切な大切な

あなたのためにできること

それは
自分のプライドを
捨てること

見せない心

2019-03-29 | 心の片隅
切ない悲しい寂しい

ぽっかりと空いてしまった穴は
どうしたら埋められるだろう

どんなに想っても愛しても
半分も伝わっていない

弱いところ見せられない
何でもないって顔して
やり過ごしてるけど

ふと何かの言葉や音楽を
聞いた瞬間に

溢れ出して止まらなくなる

今日も元気にしてる?
何か困ってない?

あなたは幸せ?

あなたのいない長い時間を
これからも私はずっと
素知らぬ顔して

生き抜いていく

類とも

2019-01-19 | 心の片隅
年賀状が戻ってきた

大学時代からの友人が
住所変更のお知らせ葉書を
送ってくれていたのに
すっかり忘れていた

その友人からの年賀状には
毎回 携帯番号とメールアドレスが
手書きで添えられている

もちろん連絡したことはない

だから
もう一度年賀状を書き直すか
その携帯にメッセージを送ってみるか
迷っていたら

随分と時間が経ってしまった

今更 年賀状はないなっと
思い切って携帯にメッセージを
送ってみたら すぐに返信がきた

思わず感心してしまう
友人は気付かないけど
大学時代からの変わらない
俺様口調
「もっと連絡してきていいから」

何だか
恥ずかしくて
懐かしくて
イライラして
そして愛しい感じ

彼の高く尖った鼻を
少しだけペキッと折る方法を
私は知っている

それは
再返信をしないこと

昔の自分に逢えた気がして
ちょっと嬉しくなる

また来年の年賀状で
逢いましょう

叶わぬ想い

2018-04-07 | 心の片隅
叶わないのに
諦められない想いがある

もう大丈夫
何ともないって思っていても

会っただけで
切なくなってくるなんて

滑稽で笑ってしまう

誰でもいいから
そばにいてほしいって思える人が
羨ましい

誰でもいいわけじゃないってこと
あなたを見る度
思い知らされる

どうにもこうにも
ダメダメすぎて
ため息しか出ない

もう会うことも
ないだろうことが

私の
唯一の救い

悲しみの行方

2017-06-20 | 心の片隅
私の悲しみは

いつも誰も気付かない



だから私は

一人で闇を彷徨う



誰かを探している訳でも

何かを求めている訳でもないけれど



ただ進まないと

いけない気がして



でも時折

見えないはずの悲しみが



私のどこからか

漏れ出すときがあるようで



気付いた人が

悲し気な顔をする



そんな顔を見たら

悲しみは更に深くなる



だから私は

誰にも気づかれないように

しないといけなくて



悲しみを見せないように

しないといけなくて



その悲しみが終わるまで



闇の中をただ進み続けてる

私の人生

2017-06-13 | 心の片隅
私の人生は

ちょっと幸せでちょっと不幸



だから時々思う



私にはもっと違った人生が

あったんじゃないかって



今よりずっと

幸せな人生が



あの時あの道を選んでいたら

ああしていたらこうしていたらって



そうきっと

全く違う人生になっていて



今とは違う世界で

今知り合いでない人たちと

笑っていたはず



でもそれは

周りの環境や

知り合う人達が

変わっただけで



私自身が

変わったわけじゃない



どこでどうしてたって

私は私



幸せだと感じる心は

今と変わらない



だからどの私が

どの人生を選んでいても



私の人生は

ちょっと幸せでちょっと不幸

同じではいられない

2017-04-01 | 心の片隅
昔からそうだけど

自分でどんどん事を進めるより

周りにどんどん押されて引っ張られて



えーって考えてたら

いつのまにかその中にいてって

ことばかりで



だからその当時の仲間たちと

皆で船を買おうってなった時も



ダイビングのライセンス

船舶の免許

早く早く取って取ってって

わあわあなって



船舶免許なんて

一人でいいでしょうなんて言うこともなく

皆で一緒に取りに行った



楽しかった

いつも誰かに引っ張られてて



結局船を買うことは

なくなってしまったのだけど



あれから歳を重ねるごとに

引っ張られるのでなく

引っ張る側にならざるを

えなくなってきて



えーって考えてたら

どんどん遅くなるから

これでいこうあれでいこうって

自分でどんどん決めている



自分の自由がきいて

いいじゃないって言う人もいるけど



私の場合はどうだろう



船舶の免許の更新も

もう必要ないし

でもどうしようって



えーって考えてたら

更新期間の一年は

とっくに過ぎていた



流されるように

押されて引っ張られてが

懐かしくてしょうがない



縁を切る勇気

2017-03-18 | 心の片隅
何かに守られている

何かに生かされている



未熟なのに

好奇心の強い私は



知らない世界にいつのまにか

引きずり込まれてしまいそうになる



それなのに今も

普通の生活を送れているのは



いつもいつもぎりぎりのところで

片足を突っ込みそうになるところで



何かしらの偶然に助けられて

誰かしらに助けられるから



心の傷はできたとしても

治そうと思えるところまで

戻ってこれている



その世界との関係を

その世界に繋がった人間関係

すべてと縁を切ることで

元に戻そうと目を覚ます



それは

助けてくれた人も含めてで



どうして僕も

切られないといけないのって

その人は食い下がってきたけど



その人には

とても感謝しているけど



その人とはその世界を知らなければ

出会うはずはなかったのだから



そしてその人の思いに

応えられないから



死ぬまで会わないってこと?

来世でも会いたくないってこと?



その人は悲しそうに言ったけど

私は目を伏せて

「はい」と答えた



何かに守られている

何かに生かされている



そこには

縁を切る勇気も

試されている

2017-03-13 | 心の片隅
長かった髪を

バッサリ肩まで切った



この短さは久しぶり

軽くなって頭を振ってみる

何だか楽しい



それなのにどきどきする

こんなに切って良かったのかなって



随分と以前

美容師さんに似合うからって勧められて

耳の上まで切ったことがある



シャープなアイメイクも

教えてもらって



女友達からはかなり好評だった

カッコいいって



自分でも何だか

クールなできる女風になったかしらなんて

気に入っていた



でもその当時の彼は不機嫌になった

それ似合ってるとでも思ってるの?

どうしてそんな髪型にしたの?



忘れていた

彼は長くてふんわり優しい感じが

好きだったんだってこと



私の髪は私の物ではあるけれど

私だけのものでは

なかったのかもしれないって

そう思った



それ以来短くしても

せいぜい今回のような肩までくらいにしか

しなくなった



私に髪型へのこだわりはない

だから別に長くするのも短くするのも

気分次第ぐらいのもの



だけど自分で似合うと思うものと

人から見て似合うと思うものは



もしかしたら違っているかもって

いつも思うようになった



だからもう

誰に遠慮することがなくても



いつもと違うことをするとき

どきどきして

良かったかななんて

気にしてしまう