心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

人から借りた本

2024-12-19 | 感謝
会社の同僚に
本好きな人がいて
よく本の紹介をしあっている

私は最新の本を
図書館で借りて読み

同僚は文庫になったものを買って
きれいなブックカバーをつけて読んでいる

二人で本の話をするのは楽しい

私は図書館で借りているから
紹介するだけだけど
同僚は買っているから
「これ読んで」と
直接渡してくれる

図書館で借りていられる期限は
2週間もあるけど
もちろん同僚は
いつ返してくれてもいいって
言ってくれるけど

同僚の本はすぐに読んて
返さないといけないという
何か義務的なものを感じる

他人が面白いという本が
必ずしも私にとって面白い本で
あるわけではなくて

だけど
同僚は貸した本の感想を
私に求めてる

それは共感するものだったり
こういうことが言いたいんだよね
みたいな私の発想

だから私は
一生懸命同僚から借りた本を読み
一生懸命"私の言葉"を考える

それは毎日の私のやりたいことリストを
後へ後へと追いやって
仕事のような焦燥感を感じさせる

なんて考えていたけれど
今日読んだ同僚から借りた本は
とても私の興味を引く
面白い本だった

自分では選ばないような本を
借りるのもやっぱり
いいものだななんて

すぐに考えを撤回する
単純な私がいた


休日

2023-07-08 | 感謝
競技場では
誰もマスクをつけないこと忘れてた
口紅を塗ってない

まだ時間があるから
口紅買いに行こうと
観光名所を歩き出す

朝早いから
まだお店は開いてない

大きな神社があることを思い出して
てくてく歩く

神社は好き
自分の心の中の汚いものが
全て浄化されるような
そんな気持ちになるから

清々しい

平日は残業続きで
6月の残業時間がやばかったって
上司から心配され

金曜日は早く帰れるようにと
仕事を手伝ってもらった

優しい上司や同僚に
助けられて
私は仕事を続けられてる

土日もこうして
朝早くから出かけてるわけだけど
楽しみにしてることだから

神社のお賽銭を
私は入場料だと思っている

願い事はあまりしたことがない

願い事はたくさんあるけど
何か言いたくない

柏手を打ってるときは
何も考えないようにしている

それでも今日は
お参りを終えて帰ろうとしたとき
やっぱりもう一回回って
競技の願いをするべきかと迷った

結局しなかったけど
神頼みする人の気持ちはよくわかる

お店が開く時間になって
色々見て回る
お土産ものばかりで
口紅はどこにも売っていない

ジュースとおせんべいを買って
食べながら歩き
ふと時刻に目をやって
慌てた

目的を果たせないまま
競技開始30分前になっていた

感謝だけ

2023-06-17 | 感謝
競技までの待ち時間
何もすることないって
時間を持て余す

なんて贅沢な時間

天気がいい
雲一つない水色が広がって
少し蒸し暑い

マスクしている人がほとんどいないから
つけてたマスクを
ひっぱがした

ああ
暑いけど
気持ちいい

走ってる人も歩いてる人も
みんな
いい顔してる

キラキラキラキラ

ここに来れたことが
嬉しくなる

今なら
この綺麗な空の
一部になって
私も溶けてしまえそう

もう何も怖くない

さあ始まる

今年もお世話になりました

2022-12-28 | 感謝
今の職場は

仕事納め28日の2日前くらいから

年休を取る方が多くて

例にもれなく私も

年休を取っている



忙しさにかまけて

サボっていたお掃除を

今日はこれだけっと決めて

少しずつこなそうとするのだけど



普段やってないんだから

なかなか進む訳もなく



今日決めたノルマは

庭の木のように育ってしまった

草の塊との奮闘



ぜーぜーはぁはぁで

やっつけた後

隠れていたマンホールを

見つけた



怖くて蓋が開けられない



だって

もしかしたら

草の根の塊が

マンホールの管を

打ち破ってるかもしれないし



そもそも

このマンホールは

何の水が流れてるの?



早速

父に電話して

明日来てくれるように

お願いした



いくつになっても

親に頼りっぱなしだなぁって

ため息つきながらも



父の嬉しそうな

行ってやるから心配するなって

声を聞いたら



まあいいかって

だめだめな自分を

肯定したりしている

才能

2021-10-03 | 感謝
先の見えない真っ暗なトンネルを
君はやっとやっと通り抜けた

ずっと心配して
半ば諦めかけてた私

君の下を向いた暗い顔
声を殺して泣き止まない姿

一度だけ聞いた
消え入りそうな声で
「やめたい。」

多くの選手が
この段階でやめていく

努力に見合わない結果ばかりで
結果をどんどん出す人と比べて

才能がないんだって

いい時に
チヤホヤしてくれてた人たち

落ちれば
この駒は使えないと
見放される

駒の一つだったと
絶望し去って行くばかり

でも君はどんな時も
諦めなかった

君の弾んだ声が聞こえる

今まで ひきつった笑みを
顔に張り付けていたけど

今日は 心からの
くしゃくしゃの笑み

ジンと胸が熱くなる

ここから
またきっと伸びていく

君には才能がある

諦めないという
とてもとても難しい

素晴らしい才能が

君は美しい

2019-10-14 | 感謝
君は
よく空を見上げて
手をいっぱいに伸ばしてる

まるで 届け!届け!って
言っているかのよう

君は
今年に賭けるって決めてから
お菓子やジュースをやめた

というか
体にいいと思われるものしか
口にしなくなった

毎年の自分の誕生日ケーキさえ
果物に変更してもらったという
徹底ぶりで

トレーニングにもぬかりがなく
決して怠らない

君のストイックさには
目を見張るものがある

君はメンタルの強さも
群を抜いている
今まで出会った子供たちの中で
ピカイチだ

負けたって落ち込まない
次は必ず勝つと
闘志を燃やしてる

そんなポジティブな君が
たまたまの運の悪さで
負けた時
私に聞いてきた

運を良くするにはどうしたらいい?

私は言った
人のやりたがらない良い事をして
ラッキーを貯めてみたらって

その日から
君はトイレ掃除を毎日してるって
後日報告してきた

そんな君が
今年最後の大きな試合で
結果を出した

その瞬間を見た私は
胸の震えを抑えられなくて

結果を電光掲示板で確認した君は
手は伸ばさなかったけれど
空を見上げて
確かに微笑んでる

君は美しい

私はスマホのシャッターを
押し続けた



いつでも笑ってみよう

2019-03-10 | 感謝
年賀状だけの
お付き合いだった友人たちと
10年ぶりに会った

待ち合わせは駅前の鈴の前

何年かぶりかの都会の人混みに
飲む前から眩暈がして
ふらふらする

どこにいるだろうと
見回していても
一向に見つけられない

ふっとため息をつきながら
天井を見上げていて
気が付いた

私が探していたのは
若い子の集団ばかりだったことに

携帯がなって
やっと会えた友人たちは
お洒落なんだけど
昔とかなり雰囲気が違っていて

それでも食べて飲んで話していくうち
徐々に友人たちの姿は
昔の姿に戻っていく

酔って気も緩んだころ
私はここのところ
夜一人で泣いて眠れないなんて
本音をこぼしていた

それを友人たちは
笑い飛ばしてくれて

あんた 何 真面目になってんの
もっとテキトーに生きなよ

昔は海でも山でもどこでも
踊りだして
みんなで大笑いしてたじゃん
いつも楽しそうに笑ってさ
ほら また 踊ってみなよ

そういえば
何かよくわからなくなると
とにかく踊ったなって

みんなが笑ってくれて
心がとても晴れた気がした

私はちょっとだけ踊る真似して
こうだったっけって

昔の顔して笑ってみた

エンディング

2017-08-20 | 感謝
涙をどうしても

止めることができなくて



さすがに

しゃくり上げてしまっては

隠しても意味のないこと



毎休日には

朝早くからかなりの遠出

いろんな人たちと

泣いて笑って握手して



忙しい中での

辛い止めたいの弱音

その中でも確かにあった嬉しい楽しい



今となってはすべてが

感慨深いもので

思い出深いもので



もっと

こうすればああすればって

いつも悩んできたけど



そんなこと

もうどうでもよくて



今あるのは

ただ感謝感謝感謝



私の日常生活に

華やかな色をつけてくれた

あなたに



こんな私に

これ以上にない

幸せをくれたあなたに





拍手のエンディング

誓う

2017-06-29 | 感謝
助けてって泣いてる自分が



ガクンと体が揺れて

うたた寝から覚めた途端

消えていた



ああかなり

追い詰められてるなって

いつも自分にため息が出てた



もし助けてって言ったなら

誰かが助けてくれるような

気はしてた



でも助けた人が

今度は私の代わりに

苦しむことになるから



やっぱり

助けてなんて

言わない方がいい



そう思っていたのに

それなのに



あなたはあっさり

何も言わずに

私を助けてしまって



まるで何事もなかったかのように

ひょうひょうとして



だから感謝というか

驚きというか

尊敬というか

言葉では表せきれない感情が

生まれて



つまりは惹かれてしまうのは

当然のことであって



あなたを見る度

涙が出るほど

嬉しくなって



何でもいいから

あなたの役に立ちたいって



もしもあなたが

助けを必要とすることがあれば



何をおいても

今度は私が必ず



あなたを助けにいくって

心に誓ってる

思い出してほしい

2017-03-19 | 感謝
彼女のこと

すごいって思う



旦那様のことを

夫と言うより

子どもがもう一人いるようなものって



何にも家のことはしないし

気も弱いし

不満もいっぱいあるのだけど



歳を重ねてきたら

どんな人でも

今結婚してて良かったなって思うって



こんな私と結婚してくれて

ありがたいなって



だから大事にしなきゃって

彼女が笑うのを見て

私は感激して

何も言えなくなった



旦那様の悪口って

誰からも聞き飽きるほど

聞いていて



もういい加減

心が重くなってて

沈み過ぎて

浮かんでこれないくらいだったけど



急浮上できたような

目の前がパッと明るくなったような

嬉しい気持ちでいっぱいになる



こんな風に言う人は

あまりいない



彼女は高学歴高収入だし

家のことも一人ですべてやってるし



だから旦那様がいなくても

一人で子供も育てられそうで

何の問題もないように思える



そんな人だからこそが

言ってくれて嬉しい



いつのまにかみんな

見下げることばかりで

見上げることが

できなくなってしまっていないかな



こんな私と結婚してくれて

ありがとうって



こんな気持ち

大切にしてほしい