心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

またね

2016-10-31 | 不思議
かつて同じグループに

所属していた人にバッタリ会った



私のことを嫌っていた人で

どうして嫌われていたかは

よくわからない



友人は

目立つ人が気に入らないだけだから

気にしない気にしないなんて

軽く言ってたけど



私は目立ってる覚えもなかったから

きっと私の顔とか話し方とか雰囲気とか

好きじゃなかったんだろうなってくらいに

思ってた



だから

あれから何年か経っているけど

会うこともなく連絡とることも

なかったのに



ついうっかり

知っている人を見ると癖で



お久しぶりですって

嬉しそうに笑いかけてしまった



その人は

ものすごく驚いた顔をしたけれど

私につられたのか

笑顔になって話しかけてきた



私から目を逸らさず話すのを見るのは

初めてかもしれない



自然な笑顔を向けられたのは

初めてかもしれない



取り留めのない会話が続き

行く所があることを伝えると



その人は

名残惜しそうに

じゃあまたねって笑った



またねって言われたのも

きっと初めてだ



時間の流れは

人の心の流れも変えてしまう



何たがとても楽しい気持ちになって

心の中で何回も言ってみた



またね



またね

年相応

2016-10-29 | 日常
甘い言葉や

優しいささやきに

心が揺れることがなくなっている



ちょっと遊んでみようかとか

幸せになれるかもとか

誰かに頼ってしまいたいっていう

そんな感情が薄れてきてる



心細い気持ちでいても

頼りたくない

頼られたいって

気持ちが変化していて



内面が男性化してきてるかもと

不便はないけど

不安になる



だって

私は自分が女性であることが

とても気に入ってるし

女性であることに

喜びを感じてる



だから気分転換で

美容院に行った



暑くて結んでいた髪を

ほどいてぐっと

女らしい髪型にしてって



くるんと柔らかく

ふんわりカールした髪は

恋してた頃を

思い出させてくれる



自分の外面が

女性にしか見えないことに

少し安心したら



昔とは違ってても大丈夫

私はこれでいいって



外面も内面も歳を重ねるごとに

年相応に変化しているだけって



鏡の中の私が笑った




いつか

2016-10-26 | 願い
勉強なら教えてあげるから



中3になった彼のことは

わりと小さなころから

やんちゃだと聞いていたけど



関わり合うようになったのは

ここ最近のことで



どうせわかんないから

本当にやる気ないから

俺のことはもうほっといてって



彼の母は帰国子女で

学校で英語を教えてる



彼が赤ちゃんの頃に離婚して

親元に戻ってきたのだけど



彼はいつも寂しそうで

もういいからと言いながら

気にかけて話しに行くと

素直に言うことを聞く態度も見せた



頭も悪くない

だけど今のままでは

行ける高校はないだろう



何とか力になれないだろかって

もう少しいろんなことに

向き合えるように

なってもらえたら



彼の母の困っている顔が

頭に浮かぶ



一生懸命なだけでは

だめな時もある



私はただただ無力な傍観者で



頑張ろうって

会うたび声をかけるだけ

エロスとポルノ

2016-10-23 | 心の片隅
何の話からだったのか



官能小説が好きっていう話になって

だけど女性の書くものが好きであって

男性が書くものは好きじゃないって言ったら



それは

エロスとポルノの違いって

あなたが言った



なるほどなんて

その時はすごく納得したけど



よくよく考えていたら

そんなに違うことなのかって

混乱してきて



結局 私にとって

エロスはそそられるけど

ポルノはゲンナリかなっていう結論で



エロスには愛の追求があるような

ポルノには形の追求があるような

そんな風に私の中で納まった



どちらがいいかは

その時その時

その人その人で

いろいろありそうだけど



私はあの時あなたが

ポルノじゃなくてエロスには

すごく興味があるって言ったこと



なぜだろう

忘れられない

涙が出そうになった

2016-10-21 | 日常
涙が出そうになった



一年に一回の

アンケート方式の

感想入り個人評価



これだけたくさんの人たち

私のことを

良く思っていない人も

いらないって思ってる人も

きっといるだろうなって



書き込みのされた

アンケート用紙を渡されて

先に確認するように言われる



あまり酷いことが

書かれていたら

やめたくなるなって

怖々読みだすと



涙が出そうになった



そこには温かい言葉の数々

誰一人として

冷たい言葉を書く人がいなくて



私が無理に書かせたみたいに

思われるんじゃないかと

少し心配になるくらいで



嫌になる時もあるけど

続けてきて良かったって



涙が出そうになった



これからの子供たちに

2016-10-20 | 願い
綺麗事を言うなって言わないで



だって本当に

そう思ってるのだから



現実的になるっていうのは

夢を持たず理想を持たず



いろんなことを諦めて

惰性的に生きていくこと?



綺麗事を言うことは

綺麗な心を残していたい

こうでありたいという

心の現れなのだから



綺麗事をもっといっぱい

言ってみよう



いろんなことが

綺麗事の通りになっていったなら

世界はもっと素敵になる



綺麗事を言って

そうなるように努力しよう



無理だと言わないで

諦めないで



私たちはまだまだ

綺麗なことが

いっぱいできる

だからいつも

2016-10-18 | 願い
私たちが生きている時の中で

知り合いになれる人たちは

ほんの一握りの人たちで



でもそのたった一握りの

知り合いになれた人たち皆を

私の力で

幸せにしてあげることは

できない



私の力で幸せにできる人は

さらにさらに少なく

本当に限られた数人で



でもだからこそ

その数人くらいには

私ができることを

惜しみなく発揮して



幸せが感じられるように

守ってあげたい

助けてあげたい



知り合いの人皆にできることは

幸せを願うことだけ



だから私は

いつもあなたの幸せを願ってる


子どものように

2016-10-16 | 感謝
父母と

人ごみの中を街の中を

一緒に歩いた



気持ちのいい秋晴れの空の下

ビルも走ってる車も

歩いている人さえも

すべてが輝いてみえる



過去を思い返してみても

こんな風に三人で歩くことは

多分初めての出来事で



見るもの聞くものすべてが

楽しくてしょうがない



父はいろんな場所の説明を

母はここでの父との思い出を



競争するように

私に話してくれる



歩くのが楽しくて

地下鉄2駅分

お茶もしながら

くるくる踊るように歩く



父母をこんなに歩かせて

大丈夫なのかと

心配しながらも

3人ともずっと笑ってて



何だか私の子供時代を

今やり直してるような

私は小学生に戻ったような気分で



子どもっぽいことを

いっぱい言って

父母を呆れさせた



いつまでも子供だなって

そう言われるのも嬉しくて



またこんな風に

一緒に歩けたらいいなって



何かの行事を

頭の中でずっと探してた



慣れ

2016-10-12 | 不思議
会場ど真ん中辺りの後方に

アウトドアチェアを二つ並べて

友人と私は話してる



10年来の友人と

10年来のこの大会



向こうから私たちの共通の友人が

歩いてきたから

おーいって手を振って声をかけた



その友人は

こちらを見てびくってして

少し後ずさってから

気付いたらしく笑いだした



誰かと思ったって

怖い怖いって

私はそこには入れないわって

笑って過ぎて行く



私は隣の友人とまじまじ見つめ合い

お互いをチェックし合った



友人の体に張り付くような服が

姉御風だから?



私はフレッシュ感出すための

ジーンズだけど女優帽のような

つば広帽子のせい?



二人で言い合いながら

吹き出して大笑い



そう言えば

10年前にここに来た時

怖い人ばかりいるって

思ったことを思い出した



怖い思いをさせられたことは

もちろんない



あれから毎年

怖い人が減っていって

今年は怖い人と言われる側に

回ってしまったのは

きっとここに慣れてしまったから



でも慣れって

もしかしたら

鈍感になったって

ことなのかもしれない



だって

昔は何が怖かったのか

今は何を怖いと言われているのか



さっぱりわからないのだから

思い出

2016-10-11 | 心の片隅
ふと何気なく

スマホの待ち受け画面を

見ていて驚いた



昔ほんの少し

付き合っていた彼の名前が

出ていたから



そうか

今日は彼の誕生日だったか



連絡先は消去してなくて

誕生日まで入力してたことや

いろんなことを思い出す



今まで気がつかなかったけど

皆の誕生日が待ち受け画面に

きっと表示されてたのかな



彼の連絡先を

消去してなかったのは



何も未練があるわけじゃなく

いつか連絡するかもなんて

思っていた訳でもなくて



だいいち

私はメアド変えてるし

彼も変えてるかもしれない



ただ思い出を

消去したくなかっただけ



彼との思い出も

私の一部であって



その時の私が

確かにその時を

生きていたという証でもあるから



しばらくスマホを

眺めていたけど



用事を思い出して

急いでバックにしまったら



もう彼のことは忘れていた