心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

お手本のような子

2016-03-31 | 日常
あの子の動きは

女らしさを感じてしまうような

しなやかでなめらかで美しくて

見る人を魅了する



他の強い子たちは

まるでハエ叩きでもするように

コートにボールを叩きつけるのに



それが力強くて迫力があって

すごいって圧倒されてしまったり

するのだけど



あの子のゆっくりしてるようにさえ

思える綺麗な動きが


あんなに強いのはなぜだろう



あの流れるような動きに

相手が惑わされて

ミスしてくれるのかもしれない



自分の動きと合わなくて

タイミングを狂わされるのかもしれない



でも何より

あの子の最初の一歩が

誰よりも速いから



そして冷静に全体を見て

確実に決めることができるから



普段はにこにこして

おとなしくて



どちらかと言うと

目立たないタイプだけれど



一度コートに出ると

その存在感は圧倒的だ



私のことをちゃん付けで呼ぶ

かわいいあの子は



今日も華麗にコートを舞う







まだまだ子ども

2016-03-29 | 日常
仲間と並んで

ソフトクリームを食べながら

試合観戦をしていると



懐いている高校生の男の子が

暑い暑いと言いながら



私の横に座って

ちょうだいって

私の食べさしのソフトクリームを

ばくっと食べた



えって驚いたけど

素知らぬふりをすることにした



でもその続きの

ソフトクリームを食べるのは

何となくいけないことを

するような気持ちになって



あげるって言ったら

彼は喜んで続きを食べていた



ひょっとして彼は

落ちている物でも

拾って食べてしまうんじゃないかと

心配になる



私の隣の仲間が

良ければこれも食べるって

自分のソフトクリームを

差し出したけど



彼は丁寧に

お断りしていた



何でもいいわけじゃないんだって

少し安心したけど



かわいいなって思うのと

大丈夫なのって疑問の中で



まだまだ彼女はできないなって

違った意味で



また心配になった

本音

2016-03-27 | 願い
時に

人を傷つけてることがある



自分の思い込みで

これでいいはずなんて

勝手に判断してるから



説明が足らなさすぎるのは

わかってる



ちゃんと話せば

きっとわかってもらえることも



でも

すべてをさらけ出すのは

本音を言ってしまうのは

ちょっと怖くて



自分を見せるのを

ためらってしまう



自分だけの世界だから

理解されないことに

傷ついてしまうから



だから

傷つけてしまったなら

許してほしい



そして本当は

そばにいてほしいってこと



気付いてほしい

下を向かないで

2016-03-26 | 願い
本命の大学がだめだったため



地方の国立大学か

浪人生になるか迷っていたあなたが



地方の国立大学に決めたと

下向きながら報告しにきてくれた



少し前

あんなとこでは張り合いないから

どうしたらいいかと聞かれたとき



あなたの家は普通の家庭で

親はあんなとこでも

浪人よりはましかなって

私に漏らしてたけど



あなたには

あなたの判断に任せるって

言ったらしい



私は思ったことを言った



今までの自分の勉強が

足りなかったのだと自覚を持って

もう一年勉強したい意欲があるなら

頑張った方がいい



でも

もしも来年も同じ結果だった時

いま受かってる地方大学に

一年遅れて行く覚悟はあるのかも

考えておいた方がいいって



あなたの性格的に

浪人生は避けた方がいいのではっと

思いはしたものの

それは言わないでおいた



2ランクぐらい下の高校からも

入ってくることもある大学だから



気位の高さで

やりきれない気持ちに

なるのもわかる



でも

それがどうしたって気持ちで

堂々としてればいい



ここからまた

始まるだけのこと



だから

あなたの周りの大人たちが

言わなかっただろう言葉を

私はあえて言ってあげた



合格おめでとう



あなたはそっぽを向きながら

少しだけ笑った

大丈夫の言葉

2016-03-25 | 日常
今日はマスクした

花粉症じゃないけど

風邪もひいてないけど

マスクした



今日は目がうるうるした

花粉症じゃないけど

風邪もひいてないけど

目がうるうるした



マスクで表情を隠したかったのに

目のせいで台無しだった



いろんなこと任されて

責任持たされて大変だったこと



気の合わないと思っていた人と

仲良くなったりして

楽しかったこと



どの人からも

何かしら学ばせてもらって

感心することしきりだったこと



なんだかんだ言いながら

いつのまにか

とても居心地のいい場所になっていて



一つ一つ自分の荷物を整理しながら

挨拶に来てくれる人たちと

話などをして



何とも言えない気持ちになった



次の所でやっていけるのか不安だと

下向き加減で小さく言ったら



気の合わなかったはずの人が笑った



大丈夫です

宇宙人は居ませんからって





煮物を作って

2016-03-23 | 不思議
体の芯まで

冷えてしまいそうな寒い夜

心の芯も冷え切って



もう温めてくれるなら

誰でもいいと言っていたら



そんな時は煮物ですって

あなたは言った



本気で言っているのか

ふざけてるのか



でも多分本気だろうって思いながら

何言ってるの?って

笑ってしまった



煮物を作っている時

とても温かい気持ちになるって



そうして寒さも寂しさも

あなたは一人で乗り切ってきて

誰かに甘えることはしなかった



あなたは私と全然違う



私はいつも楽な方に流れてしまうし

寄りかかれる人を探そうとする



煮物は作るのも食べるのも好きだから

私も煮物を作って乗り切ろうか



あなたの作るものには

きっと敵わないだろうけど


団体戦

2016-03-22 | 日常
いつもは

最大のライバルになる

チームのメンバーが

全員味方の団体戦



テンションが上がる



いつもの試合前は皆

よそよそしかったり



あまりそばに

寄らなかったりするのに



今日はじゃれつくように

笑い合ってる



思いっきり応援して

思いっきり喜んで



お弁当も一緒に食べて

わぁわぁわぁわぁ楽しそう



団体戦には個人戦とは

また違った真剣さがある



自分たちが負けても

カバーしてもらったり



自分たちが勝たないといけないっていう

チームとしての責任感であったり



気を抜いてるわけではないが

いつもの緊張感からは

ほんの少し解放される



優勝と書かれた賞状とトロフィーを

先輩たちが持ち



また満面の笑みで

皆寄り添って写真に収まる



団体戦はまた始まる個人戦の前の

一緒に喜んで楽しめる

大切な時間

勝ちたい気持ち

2016-03-20 | 日常
病み上がりで少し辛そうな

ハスキーボイスの君が



必死になって

ボールを追っている姿を見て



何でもできることがあったら

してあげたい気持ちになる



明日はまた試合だから

今日は無理してでも練習に

参加したかったのだろう



そこまで君を

突き動かすものは



ただただ

勝利への執念だろう



寝ていて

動かなくなっている筋肉を

これでもかと起こして

汗を流す



練習始めは

鈍い動きで息も荒かったけど



終わる頃には

いつもの動きに戻りつつあった



そうして君は

明日も勝つからと

目をきらきらさせて



来た時とは別人のように

たくましくなって



帰っていった


友だちの力

2016-03-18 | 日常
小さい頃から

その子はいつも一人でいた



笑った顔は見たことがない



周りの子供たち皆が

何が面白いのかゲラゲラ

笑ってる時さえも



その子は怯えた目で

一人一人を遠慮がちに見ていた



笑ってごらんって

声をかけたことがある



その子は小さく首を振った



遊ぼうって声をかけて

嫌って断れたことがあるらしい



予期せぬことで

面白いことが起こり

周りが笑っているのを

自分がばかにされたと

傷ついたことがあるらしい



だから人に声をかけることが

できなくなった



皆が笑っている中

傷ついている子が

いるんじゃないかと

笑えなくなった



小学生なのに

妙に大人びていた



久しぶりにその子を見た

その子は中学生になっていて



学校からの帰り道

友だちと大きな口を開けて

笑い合ってた



友だちとあんなに楽しそうに

笑えるようになったんだ



その子があの立ち位置から

どう克服したのか不明だけど



きっと優しい誰かが

声をかけ続けてくれたのだろう



私も何だか

とっても嬉しくて



車の中から

満面の笑みで

手を振った

素晴らしい言葉

2016-03-18 | 日常
友人が

小学校の卒業アルバムに載せる

自分の原稿を見せてくれた



そこには

マザーテレサの言葉が

引用されていた



"

思考に気をつけなさい、

それはいつか言葉になるから。


言葉に気をつけなさい、

それはいつか行動になるから。


行動に気をつけなさい、

それはいつか習慣になるから。


習慣に気をつけなさい、

それはいつか性格になるから。


性格に気をつけなさい、

それはいつか運命になるから。

"


心に刺さる言葉だった



これは子供よりも親の心に

響きそうな気がした



大事に育てた子供の卒業アルバムに

とても素敵なはなむけの言葉に思えた



そう言えば

似たような言葉をどこかで読んだ



思い出せないことは

諦めるんじゃなくて

思い出すまで考えろって

友人が言うから



顔をくしゃくしゃにしながら考えた



松井秀喜さんの「不動心」だった

確か高校時代の監督の言葉だ



素晴らしい言葉は

生きる力になる戒めになる



運命は思考から始まるなら

運命を変えるために



思考をプラスだけに変えてみよう